入院・・・3
どうしちゃったんだろう・・・・。
あの後熱でも出しちゃったのだろうか?
私は、今日初めてめなのことを本気で心配した。
それはちょっとひどい。
と思う人もいると思うが、それはしょうがないことだ。
私は人付き合いに慣れていないんだから。
気になった私は、クラスの担任の先生に聞いてみることにした。
「先生。安藤さんどうしたんですか?」
「ああ、なんだ藤本も聞いてないのか?」
先生は困った顔をして、さらに続けた。
「実はな、生徒手帳にも『今日は休みます。』としか書いてなかったんだよ。しかも、教卓の上に置いてあったんだが、誰が持ってきてくれたのかもわかってないんだ。私はてっきり藤本が持ってきてくれたんだと思っていたんだが・・・? 参ったな〜。」
「そうですか・・・。」
・・・・何かおかしい。
めなだったら、生徒手帳は私に預けると思うのに・・・。
「それで、今から安藤の自宅に連絡してくるから、帰りに生徒手帳を届けてくれるか?」
「あ、はい。わかりました。」
・・・その時だった。
心臓に今まで以上の激痛がはしったのだ。
とたんに目の前がまっくらになった。
先生の叫ぶ声だけが聞こえる。
「どうした? ・・・おい、藤本! 藤本!!! だ、誰か救急車を--------・・・・・。」