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命日  作者: 菜乃香
12/26

入院・・・3

 どうしちゃったんだろう・・・・。

 あの後熱でも出しちゃったのだろうか?


 私は、今日初めてめなのことを本気で心配した。

 それはちょっとひどい。

 と思う人もいると思うが、それはしょうがないことだ。

 私は人付き合いに慣れていないんだから。


 気になった私は、クラスの担任の先生に聞いてみることにした。

 「先生。安藤さんどうしたんですか?」

 「ああ、なんだ藤本も聞いてないのか?」

 先生は困った顔をして、さらに続けた。

 「実はな、生徒手帳にも『今日は休みます。』としか書いてなかったんだよ。しかも、教卓の上に置いてあったんだが、誰が持ってきてくれたのかもわかってないんだ。私はてっきり藤本が持ってきてくれたんだと思っていたんだが・・・? 参ったな〜。」

 「そうですか・・・。」


 ・・・・何かおかしい。

 めなだったら、生徒手帳は私に預けると思うのに・・・。


 「それで、今から安藤の自宅に連絡してくるから、帰りに生徒手帳を届けてくれるか?」

 「あ、はい。わかりました。」

 ・・・その時だった。

 心臓に今まで以上の激痛がはしったのだ。                    

 とたんに目の前がまっくらになった。                        

 先生の叫ぶ声だけが聞こえる。

 「どうした? ・・・おい、藤本! 藤本!!! だ、誰か救急車を--------・・・・・。」

 

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