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8:各章の掘り下げ②

 続いて、「ヒロインが攻略相手の回りを策に嵌めようとして失敗する話」。「流浪騎士編」です。

 ③ヒロインが攻略相手の回りを策に嵌めようとして失敗する話

  ヒロインが騎士に窮地を助けられ惚れる話

  ヒロインがあの手この手で騎士と絆を深める話

  騎士がこの地に来た目的の話

  騎士がいつまでもここにいてくれるように、ヒロインが企む話

  剣術大会の話

  八百長がバレる話

  騎士と仲直りする話

 ※騎士が王子の近衛騎士となる話

  八百長をするように脅した相手が報われる話


 ※はヒロインが王子と接近するための話ですね。

 他にも、ライバル令嬢の妨害とか成り上がりのために薬関係のエピソードも実際には仕込みましたが。

 また、ヒロインが満足出来るように、攻略対象を頼りがいがあって格好いい騎士という設定にしました。


 そして、「ヒロインが自分を餌に相手を釣ろうとして失敗する話」。「肖像画家編」。

 ④ヒロインが自分を餌に相手を釣ろうとして失敗する話

  肖像画家がヒロインの家へとやってくる

  肖像画家はヒロインの内面を描こうとする

  ヒロインは自分の内面に自信が無い

  ヒロインはそもそも自分はどういう人間でどういう相手が好きなのかを考える

  そんなヒロインの内面をもっとよく知りたいと肖像画家は思う

  ヒロインは自分の内面を視ても避けたりしない彼に惹かれていく

  どうにかして、彼を繋ぎ止めたいあまり、ヒロインは色仕掛けを実行しようとする

  肖像画家は「そういう真似は違う」とヒロインを拒絶する

  肖像画家はヒロインが本当は誰を想っているのか気付いていたからこそ、彼女の許を去った

 ※ヒロインの肖像画を見て王子が惹かれる話


 攻略対象については、繊細で美しい系をイメージしようとしました。


 それから、「相手の姿が変わっても想い続けられるかどうかの話」。「年下の男の子編」

 ⑤相手の姿が変わっても想い続けられるかどうかの話

  ヒロインの家に可愛いショタがやってくる

  ヒロイン大興奮

  本気で恋人とまでは見ないまでも、ショタと仲良くなりたいと思うヒロイン

  ショタと念願のデートにこぎ着ける

  デートで不良に絡まれる二人。不良の前でヒロインを健気に守るショタ

  ヒロイン。落ちる

  お見舞いに行こうとするが、ショタの家族はマッスル一族だった

  可愛いショタの未来に絶望するヒロイン

  「そんなことで本当に好きと言えるのか」とナビキャラから説教

  迷った挙げ句、いざお見舞いに行こうとしたら妹に先を越されていた


 攻略対象については、王子様のショタバージョンという感じで。

 ヒロインが可愛いと思えそうな属性を付与することにしました。


 んで「『愛したい』という感情を理解する話」。「青年実業家編」

 ⑥『愛したい』という感情を理解する話

  青年実業家がヒロインの家に訪れる

  青年実業家の目的はヒロイン達が作る薬の全国販売

  青年実業家がお金にしか興味を持てない話

  そんな青年実業家にヒロインは強く怒りと共感を覚える

  青年実業家に笑って貰いたくて、ヒロインは薬の研究に没頭する

  そんな彼女の想いを嬉しく思いまた惹かれる青年実業家

  しかし、体を壊すほどにまで研究を続けるようになってしまったヒロインを見て青年実業家は身を引く


 攻略対象については、何か無口で皮肉屋で取っつきにくくて、むしろヒロインとしては反発心を煽るような。それでいて寂しげで放っておけない雰囲気を出そうと、当時は考えていました。

 本当にね? ヒロインの注文が煩かったのよ?


 ……改めて書き直すと、肖像画家編からは本当に中身が別物になっているなあ。

 各章での目的そのものは変わっていないから、これでも破綻してないんだけど。


ソル「逆に、よくそれで最後まで書けましたわね」


 そもそも、プロジェクト管理もそうなんだけど。

 各フェーズでどうするかって、最初からガチガチに詳細までは固めないのよ。それやっても、どうやっても途中で見えていなかった部分が見えるようになってきて、変更しないといけない部分が出てくるから。

 だから、次のフェーズが見えるようになってきてから、その次フェーズの詳細を固めていくっていうことになる。

 そうすることで、柔軟に変更が出来るようになる。


ソル「その、当初の計画で見えていなかった要素が見えたせいで次のフェーズどうしよって詰まることは無いんですの?」


 正直、自分もそれは凄く恐かった。

 でも、各フェーズの目的さえ掴んでおけばそこは何とでもなるって体感出来た気がします。

 逆に、前フェーズでこういう話を書いておいたから伏線として凄く助かることになったというものも多いです。

 なので、ガチガチにプロットを固めないと駄目なんだと、そんな風に恐れる必要は無いですね。

 ただし、各章の目的やゴールだけは本当に固めておかないと駄目ですが。


ソル「書いていて。何度も『ここ思い浮かばないから、未来の自分よ後は頼む』って丸投げして? いざそのエピソードが近付くと『どうしてここ放置しやがったんだ過去の俺の馬鹿野郎!』って何度も叫んでいたくせに」


 確かに(苦笑)。

 でも、当初の時点で悩み続けるよりは、そのときが迫ってきてから考える方が、やっぱりまだ考えやすかったです。

 AIにもどうしてか訊いてみたことあるんですけどね。こういうのって、自我に浮かばない無意識の中で、先の展開とか考えているものらしくて。なので「こういう要素が必要そうだ」って考えたエピソードって、後々そういう箇所の伏線として回収出来るものらしいです。

 あとは、そういう箇所が迫ってきたときは、改めて目的や「どんなエピソードが必要か?」を再確認して、整理していけば何とかなるものでした。

次回(来週)からは、各章の詳細をどう考えたかを書いていきたいと思います。

ソル「思い出せますの?」

……頑張ります。

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