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ギャル子迷子になる


 やあ!私だよ!ギャル子だよ!


 うぅ、キャラが迷子だよ。誰か助けて。


 ギャルってどう話してるの?


 自己紹介のだって好きなアニメのキャラをパクっただけだし。


 キラッ!なんてギャルやらないでしょ?


 あのキャラ、ギャルというよりアイドル魔法少女だし。


 ギャルなんてオタクの敵だよ。どうすればいいの?


「「せーの!ギャ~ル子さん♥」」


「うわっ、ビックリした!」


 いきなり名前を呼ばれたよ。ビックリした。


 振り向けば二人のギャルが居た。怖い。


「あーし達とお昼食べよ。屋上行ってみるし。開いてるかなぁ。」

「ちょっと!ビックリしてるでしょ!あっ、私達隣のクラスなんだ。よろぴく。」


 あーし?よろぴく?お昼誘ってくれたの?


 屋上って陽キャしか行けないんじゃないの?私行っても大丈夫なの?


 あっ、でもこの子達といれば生のギャルを勉強できるかも。


「うん。よろぴく?」



 お弁当を持って教室から出たら腕を組まれました。


 両腕に柔らかいのが当たってるって。なんか良いにおいする。香水かな?


 百合物も嗜んでおけばよかった。新しい扉開く時なの?ドキドキする。


 両サイドにギャルをはべらせる主人公ってこんな感じなのか。うらやま……けしからん。


 こんなのニヤニヤが止まらないよ。顔には出さないけど。来て良かった。


 

 屋上のカギは開いていて普通に入れたよ。何もイベント起きないのね。


「ここでいいかな?」


 空いているベンチに座りお弁当を食べ始める。


「「「いただきま~す。」」」


「ギャル子って趣味とかあるの?」


 ヤバい、来たよ。この質問。本当の事言って引かれたりしないかな?


「アニメに最近はまってて。」


「マジ?あーしも見るよ!どんなの見るの?」


 ここは無難なのを選ぶんだ。


「コナンとか?」


「「あ~面白いよね。」」


 よかった、知ってたよ。メジャーだからね。


「そうなの!それがきっかけでメカとか好きになってね。」


「「メカ?」」


「飛行挺とか最高だよね。」


「「探偵バッチは?」」


「冒険にドキドキして、私ワクワクするでござる。」


「「……ソダネー」」


 なんで引いてるの?


「えっ?未来少年でしょ。」


「「名探偵だよ!」」


 わーわー、話題変えないと。



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