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委員長

タイトル変えたら知らないうちに伸びてました。ありがとうございます。


 話は悠真と二葉が初めてイチャイチャしていた時に戻る。


◇◇◇◇◇◇


 どうも、お久しぶりです。委員長です。


 今日はあの二人をくっ付ける事が出来て良かった。


 私は誰かの為に何かを手伝ってあげるのが好き。おせっかいと言われる事もある。それでも何かしてあげたいんだ。


 こうなったのは幼稚園の時に出会った男の子のせい。


 その子は鼻水は服で拭くし、着替えもモタモタして遅い、そんな子だった。顔はカッコ良かったな。


 だから私はその子が鼻を垂らしていればティッシュで拭いてあげたし、着替えも手伝ってあげたの。


 先生に誉められて嬉しかったのもあるけど、その子が好きだったの。これが初恋だったと思う。


 名前は茶林くん。みんなからは下の名前で「ゆうくん」って呼ばれてた。


 幼稚園卒業の日、私はその子にキスをした。


 小学校が別になると聞かされて、泣いていた私にその子がハンカチを貸してくれたんだ。いつもと逆、私に何かしてくれる。嬉しかった。


 気が付いたら抱きついてキスしていた。ファーストキスはその子。キスしながら背中をさすってくれてたな。


 今では別に何とも思ってない。昔そんな事あったなって感じ。




「お母様、ただいま帰りました。」


「あら?あなた何か良い事でもあったのかしら?そんなニコニコして。」


「ええ、今日はクラスメイトの八条二葉さんと田林悠真くんの恋を手伝って、上手くいったの。」


「あら懐かしいわね、悠真君と同じクラスになったのね。元気にしてる?高校生になった悠真君カッコいいんでしょうね。」


「お母様は田林君の事を知っているのですか?」


「知ってるもなにも幼稚園一緒だったじゃない。それにあなたの初恋の相手でしょ。」


「え?私の初恋は茶林ゆう君ですよ。」


「あー懐かしいわね。彼舌ったらずだったから『た』が言えなくて『ちゃ』になってたのよ。『ちゃばやしゆうま』です!って可愛いかったわねぇ。」


「え~~!彼だったの~!」




 よく恋愛小説にある『初恋の人に再開』ルートがあったかもしれない。それを自分の手で潰した。


 さっきまで彼の事は好きでもなんでもなかったけど、モヤモヤしてしまう。 



 後日、更衣室でのガールズトークで八条さんに言ってみたんだ。


「私のファーストキスって田林君だったみたい。初恋だったみたいなの。」


「え?体大丈夫だった?子供出来なかった?」


 あぁ、この子こういう子だったわ。


「彼に言っておかなくちゃね。責任取ってもらわなきゃ。」


「いやいや全然そんなんじゃないから。忘れて。ねぇ、聞いてる?」


「そっか、私は彼の事を愛してる人、委員長は恋してる人。だから私の事は『愛人』委員長の事は『恋人』ってよんでもらおう!」


「八条さーん!」


 結局一日中説得して解ってもらえた。


 ほんの少し恋人の世界線を想像してしまった。


 

 



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