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第十一話 「消えたリゼ」

「なあ、炎の王国ってどんなところなんだ?」


 馬車の操縦をしていたトラの横に腰掛けた。


「炎の王国とはその名の通り、炎をエネルギーとして動く機械がすべてを支えている国だ」


 炎がすべてか……このまま力の暴走が止まらないとなるといろいろと厄介なことになりそうだな。


「国の炎も暴走したらやっぱりやばいことになるよな? なんか対策はないのか?」


「はっきり言って無いな。しかも、私の中で1番力があるのはフレイムバーン・ドラゴンだ。そして1番力が失われているのも—」


「フレイムバーン・ドラゴンなのか」


「そうだ」


 一番の強敵だな。しかもあの全てを一瞬で消し去る能力、だいぶ厄介だ。


「ライア様は私が必ず守ります」


「わあ!」


 急に耳元で囁くので思わず叫んでしまった。


「なんだサンか……」


「そうです。私です」


「リゼの調子はどうだ?」


「……」


 今なぜ黙っているのかは、今までの状況からして想像できる。あまりにリゼが酔うから呆れてサンがこっちに来たのだろう。


「リゼー、大丈夫かー」


 俺は後ろでリゼの姿を探す。しかし、そこにリゼの姿はなかった。


「トラ! リゼがいない!」


「なに!?」


「俺外探してくる!」


「おい! ちょまて!」


 俺は刀を持つと走る馬車から降り、そのまま近くでリゼの名前を読んだ。


「リゼ! いるなら返事をしてくれ!」


 だが、リゼの姿はどこにも無く返事も聞こえない。


「くそ!」


 俺は近くの森に入り何度もリゼの名前を読んだ。


「リゼ! リゼ!」


 やっぱり返事が……何か聞こえる。

 暗い洞窟の中から5人ほどの喋り声が聞こえた。


「あんなところで何を……!!」


俺が近づこうと1歩踏み出した時、何者かに肩を掴まれた。




最近忙しくてなかなか投稿が出来ず、申し訳ございません! この先もこのような事はあるとは思いますが、これからも応援よろしくお願いします!

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