表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

また来る夜を

作者: Soraきた

眠れない夜

最近の僕にとっては

珍しいことではなく

できたら、

眠らない、と言ってみたほうが

朝起きたときの

どうしようもない脱力感が

まちがいなく少ないのだから

やっぱり、

眠らない夜としておこう


夜中から朝方にかけての大雨

何度も聞いた天気予報

僕のまばたきの回数よりも

断然早く

雨音がひたすら聞こえてくる

もしも、

眠れない夜の理由を聞かれても

それは、自分のなかで

じゅうぶんに理解している

そうじゃないと

朝起きた僕は

シャツに腕をとおすことも

憂鬱になってしまうから


君を思いながら

眠ろうとしても

大降りの雨が

邪魔をする


君の笑顔を

ほほえましく思いながら

眠ろうとしても

蒸し暑さが

邪魔をする


そうして自分以外の

都合のいい理由をつけて

眠らない夜を過ごす

そして、

また来る夜を迎える






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ