正体
第3話!日にち変わってしまいましたね。
残念…でも、楽しく書けたから全然あり!!!!
(何を言っているのかしら、この作者は…。)
『第3話 正体』
そう、私は熊をやっつける…と言った。
勝てる確証はなかったけれど、旬の手助けがしたかったのだった。
熊相手に1人で挑むのは、さすがに無理がある。
それもそのはず、、、。
私の村でも、狩具を持った大人10人は必要なのだから。
『それで前回はどのように倒そうと挑んだのですか?』
『正面からぶつかった。』
やはり…単純すぎる。
『いいですか。熊さんはとても強いので正面からではダメです。』
旬は、むっ。とした顔で私を見てきた。
『じゃ、どうすんだよ。』
『〝不意〟をつくのですよ!罠をしかけます。』
今度は、納得できない顔で私を見つめてきた。
『多少…卑怯かもしれまんが。そのお世話になっている方と、どちらが大切でしようか?』
『じいちゃん…。』
『素直でよろしい。』
旬のお世話になっている方と言うのは、おじいちゃんだったんだ。どんな人だろうー。
むむむー。なぜか気になる…!
この時、杏の頭には、「この人あっての〇〇あり」という聞き慣れたことを思い出していた。
初めての誘導尋問に大成功を感じている杏に、まだ腑に落ちない態度でいる旬が本題へと移る。
『具体的にはどうやるんだよ。』
『ふ、ふ、ふ!私に考えがあります!!』
待ってました。と言わんばかりの態度で口調で
そう答えた。
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3日後・・・作戦実行の時。
『いよいよですね。緊張してますか?』
『あぁ、もちろん』
さすがの旬でも、緊張しているらしい。
それもそのはず。だって……
『それで……作戦内容はまだか!!!』
まだ作戦内容言ってないんだもん☆
『では。作戦内容はこうです!
まず一。私がわざと熊さんの前に現れ、熊さんの注意を引く。
熊さんには、逃げるものを追う習性があります。
そして二。その習性を生かして、私が罠まで誘導します!』
『そこで俺の出番ってわけか。』
『いいえ、その必要はありません。
罠には落とし穴を利用するので2度と出てこれません!』
『おい!俺の出番がないじゃねーか!
こんなんじゃ、じいちゃんに顔向けできねぇ!
俺はこの作戦やらねーぞー!』
絶対言うと思いました。これでは、納得はしないですよね。これでは、、、
『いいえ、旬には、秘密兵器としての役割を持っていただきます。』
『秘密兵器…!』
その言葉を聞いた後すぐさま、やろう! と言ってくるあたり、単純 なんですよね。
本当は対立させると怪我をするのは旬のほう…
今度こそ死んでしまうかもしれない、そんなことさせられない。
『作戦決行の合図は、昼時の鐘の音で!』
私の村には、朝・お昼・夕暮れ前に、村に建ててある鐘が三回に分けて鳴らされます。
その鐘の音で待ち合わせしをたり作業を終わらせる合図にしたり。と、始めの方は人気だったのですが
今はうるさいと苦情があるとか…。
『鐘の音?そんなんあるか?』
『え、ありますよ!まだ寝ぼけてるんですか!?』
鐘の音を知らない?それって…
『鳴るのか。 そんじゃ、よろしくな杏!』
『え、えぇ、よろしくお願いします。』
ここら辺の人なら知ってるのは当たり前のはずの鐘の音を知らないなんて。
まさか、、、旬って…
結構遠くの人なのかしら!?
読んでくれてありがとう!
コメントで感想とかくれると、
とても嬉しいです!
第3話から書き溜めなくて考えて書いたけれど
変じゃなかったかなー!?
不安…。
こんな感じでこれからも書いていくので!!
ユキをどうぞよろすく!!