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Aルート:ラム①
―――とりあえずボスのラムに媚を売っておこう。
売る必要がないくらい優しいけど、それが偽りの顔じゃないとも限らないもの。
「ねえ、なにか私にできる事はないかしら?」
「……そうだな。今はイモの皮むきか、水くみしかないが――」
「水くみにいってくるわ!」
イモの皮むきなんて無理だし、水くみに行くフリをして城へ帰ることにしよう。
オアシスまで歩き――――迷った。
「私、よくオアシスまで行けたわね」
《そりゃ魔人がついてるんですからね》
「城への道はわからないのにオアシスの道はわかるのね」
《なんか水がある感がする勘です》
「わかりにくい解説どーも」