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プロローグ
ドッペルゲンガーに出会った人は死んでしまう。そんな都市伝説を知っているだろうか?
ドッペルゲンガーとは、自分の姿を他の人が見たり、自分自身が異なる自分を見る現象である。また、「生きている人間の霊的な生き写し」なんて言われることもあり、ドッペルゲンガーに会うこと自体が「その人の命の尽きる寸前の証」という民間伝承も存在する。
都市伝説や民間伝承なのだから、そんなものは嘘やまやかしなんだろうと思う人もいるかもしれない。しかし、実際に体験した人も多くいるのも事実だ。ドイツの文豪ゲーテ、アメリカの第16代大統領のリンカーン、日本では芥川龍之介もその体験者の一人だと言われていて記録も残っている。
古くから伝わるドッペルゲンガーは、科学や医療が進んだ現代にいたっても説明不可能の超常現象のままである。
そして、この話はそんなドッペルゲンガーの都市伝説の一端なのかもしれない。