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*プロローグ
他サイトとの重複投稿です。
回想部分と現在の部分が交互に出てくる構成で、読みにくい部分もあるとは思いますが、胸がきゅんとなるような初恋をする中学生時代と、その初恋を想う切ない現代とをうまく書いていけたらなと思うので、ぜひ最後まで読んで下さい!
感想など頂けたら嬉しいです。
初恋。
それは、誰もが経験すること。
だけど、誰にとっても初恋はたったの1回。
初恋の相手も、ただ1人。
そんな特別な恋を、
忘れることなんでできるだろうか。
必死で忘れたつもりでも、心の奥底にやっぱり残ってる。
だって、ここに来ると全部蘇る。
あなたを待った正門。
手紙を入れた下駄箱。
ボールを追いかけるあなたがいた校庭。
その姿を窓から見つめた音楽室。
落書きを残した美術室。
一緒に歩いた廊下。
二人でさぼった屋上。
斜め前の席にあなたがいた教室。
ここにくると思い出す。 7年間心の底に閉じ込めていた、"あの頃のあなた"。