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嫌になる。

作者: 高谷咲希

何だかどんどん、嫌になる。

自分が嫌い。

嫌いで嫌いで、大嫌い。


それは自分が馬鹿だから。

それは自分が変だから。


何だかどんどん、嫌になる。


彼が好き。彼女が好き。

好き、好き、大好き。


何でかな、何でだろう?


羨ましいの、羨ましい。

自分にないもの持っていて。

自分にないもの誇っている。


…誇っている訳じゃない。

誇れるのに、誇らない。

まだまだって、上行くの。


あぁ、首が痛い。


どんどん上に、行ってしまう。

どんどん見えなくなってしまう。


あぁ、仕方ないよね。


何だかどんどん、嫌になる。

自分が嫌い。

嫌いで嫌いで、大嫌い。


それは自分が馬鹿だから。

それは自分が駄目だから。


頑張っても、意味なくて。

自分は何もないの。


だからどんどん、嫌になる。


自分にしかないもの探したくて。

今日も涙を流して歩いてる。

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