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灰の傭兵と光の園 ─ 世界設定&メカ資料集(一部イラスト付き) ─  作者: 青羽 イオ
世界・用語・技術・兵器

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【機体紹介】RF-06《バッファロー》(イラスト付き)

挿絵(By みてみん)


〜「救助用のRF」から、「最前線で盾になるRF」へ変わったUDFの二代目主力RF〜


■機体概要

 RF-06( )《バッファロー》は、UDF(統合防衛軍)が開発した第二世代・戦闘用RFである。


 先代機であるRF-03が「救助・土木寄りの多用途機」だったのに対し、バッファローは最初から戦うことだけを前提に設計された機体だ。


 シルエットはRF-03よりも細身で、動きやすさを重視したフレーム。


 左半身を覆う大きな盾は、UDF伝統のスタイルを受け継いだものだ。


 対人戦・対装甲戦・車列護衛といった任務で、「前に出て、撃たれながらも前線を維持する」その役目を与えられた、UDFの“盾”である。


■開発の背景〜「救助用」から「戦闘用」への転換〜


●企業参入とRF-03旧式化

 RF-06が生まれた背景には、企業製RFの台頭と、RF-03の性能的な限界がある。

 民間企業が次々とRF市場に参入し、より高性能な「戦闘用RF」を前線へ送り込み始めたことで、

 救助・土木寄りのRF-03では、もはや主力を張れなくなっていった。


●RF-04/RF-05の経験値

 UDFは、民間企業によって開発された細身で戦闘向きのRF-04K( )《ストラティオテス》、 重量級のRF-05G( )《クネヒト》といった機体を試験的に運用し、そこで得た経験を踏まえて新型機体の開発を開始する。


 そのの答えとして出されたのが、防御力と機動力を重視した量産主力──RF-06( )《バッファロー》だった。


●長く使うための“拡張性”

 バッファローは、最初から長期運用と改修前提で設計されている。

 地域ごとの気候や地形に合わせて、後からでも手を入れやすい。

 動力を、後年の「バッテリー駆動」へ置き換えられる構造といった“余白”が組み込まれており、現役機の多くはすでにバッテリー駆動へ移行済みだ。


■派生型と運用イメージ

 バッファローは、「一つの機体を長く使う」と言う思想のもと、いくつかの派生型が生まれている。


●RF-06C型〜二線級・ラインガード向け〜

 いわゆる量産・簡易操作仕様。

 操縦系をマイルドに調整し、扱いやすさを優先

 

 生産性を高め、数をそろえやすい


 白帯周辺の警備を担当するラインガードなど、二線級部隊の“足並み”を整えるための主力として使われる。


●RF-06B型〜火力強化型〜

 バッファローに肩部の機関砲/キャノンを追加したタイプ。

 砲撃で火力支援を行い、味方をサポートする。

 シールドを前に出し、後ろから肩砲で撃つ“移動砲台”の様な運用もされる

 白帯沿いの防衛陣地や、物資輸送隊の随伴などでよく見られる。


●RF-06A型〜指揮官・エース用〜

 センサーと通信装備を強化した小隊長格のバッファロー。

 周囲の味方機をまとめる通信装置

 若干の出力調整で、標準機より機動性が高め


 バッファローで構成されるUDFのRF部隊では常に確認される機体。


●RF-06E型〜作業型・“先祖返り”仕様〜

 クレーンやシャベルなどを追加し、あえて土木・作業寄りに振り戻したタイプ。

 灰で崩れた橋や建物の補修、障害物の除去といった場面で出番がある。

 「戦闘機体のはずが、気づけばまた土木をしている」という、少し皮肉な存在でもある。


●RF-06H型〜輸送・搬送型〜

 後部や腕部に搬送用のレールや担架を追加した輸送寄りの改修型。

 避難民の輸送、負傷兵の回収など、灰災害後の世界で最も「見かける頻度が高い」バッファローかもしれない。


■役割

 バッファローの役割を一言で言うなら、「前線で盾になり、前線を維持する仕事」だ。

 主な役目は、白帯や拠点の防衛ラインで、半身盾を前に出して前衛を張る。

 車列や歩兵部隊の護衛として、敵からの射線を切る。

 より新しい世代のRFの前に立ち、最初の一撃を受け止める壁になる。


 派手なエース機の陰で、「撃たれてもまだ立っている」ことを求められる、地味で、だが確実に頼られる主力である。


■外観・シルエット

 バッファローの印象は、ひと言で言えば実直な軍用機だ。

 RF-03より細く、角の多いシルエット


 都市警備用ロボットをそのまま戦場に持ち込んだような、無駄のないライン


 左半身を覆う大きな盾と、右手の主兵装という“教本どおり”の構え


 特別に派手な装飾も、尖った意匠もない。

 だが、隊列の中で何機も並んだとき、その統一されたシルエットは「UDFの壁」としての説得力を持つ。


■武装構成(標準)

 バッファローの武装は、「既存兵器の延長として戦う」ことを前提に組まれている。


●主武装

 アサルトライフル系の主兵装(対人・対装甲両対応)

 一部部隊では、近〜中距離用のライフルと、装甲目標向けの重めの弾薬を使い分ける


●防御装備

 UDF伝統の半身盾

 左半身を覆う大型の楯

 射撃時は斜めに構え、被弾を滑らせるように受ける


●派生型での追加

 RF-06B:肩部機関砲/キャノン

 RF-06H:搬送用の担架・固定レール


 ……といった具合に、“盾+主兵装”を基本に必要なものを足していく素朴な構成になっている。


■バッファローの強み・弱み

◎強み

 第二世代らしい素直な操縦性と、扱いやすさ

 現場レベルでも手を入れやすい整備性・改修性

 半身盾を軸にした、堅実な防御力

 多数の派生型による、用途ごとの細かい使い分け


▲弱み

 第三世代RFと比べると、出力・反応速度で見劣りする

 特化機ではないため、「一点だけ突出した強み」は持ちにくい

 新世代の敵と正面から殴り合うには、装甲・推力ともに厳しい場面が増えてきている

 それでもなお、数と信頼性で前線を支える機体として、

 バッファローは多くの部隊で現役を続けている。


■まとめ

 RF-06( )《バッファロー》は、

「救助もこなせる万能RF」だったRF-03から、「戦場で盾になることを選んだ二代目主力」へと変化したRF と言える。


 白帯の防衛ライン、避難車列の護衛、崩れた街の修復。

 派手な見せ場は少ないが、物語世界のあらゆる場所で、その足跡と盾の跡が静かに残っている。


 どれほど新しい世代のRFが登場しても、「バッファローが前に立っているなら、まだ踏ん張れる」

 

 そう思う兵士は、決して少なくないはずだ。


※本設定の原案は覚醒不知火氏によるもの。

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