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命の灯  作者: 坂上きつね
第二章ー--マキー--
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夢3

 やがてマキは城の前に到着した。城の入口では身体のでかい、これまた鎧を着た白黒の猫がビシッと立っていた。

 「団長、人間のお方が来られました」

 「ん、わかった。王の元へは私が案内する。ご苦労だったな」

 マキは団長と呼ばれた猫に挨拶する。

 「あの~、こんにちは。マキと言います」

 「私は名をサクラと言う。騎士団長をやっている。貴殿とは昼間に会ったな」

 白黒の猫...。あ!お餅さんの足元にいた猫だ!

 「昼間、お餅さんの足元にいた猫ですか?」

 「いかにも」

 「本当に騎士団長だったんだ」

 「貴殿が驚くのも無理はない。にゃんにゃん王国は特別な場所だ」

 「特別,,,。どう特別なんですか?」

 「まあ、王様にあってみればわかる。話はそれからでも遅くないだろう」

 「はぁ」

 サクラ団長はキビキビとした歩調で歩き出した。マキの後ろを二匹の騎士猫が囲うようについてくる。

 もう後戻りはできないという意味だろう。

 マキにはいくつか気になったことがあった。サクラに聞いてみることにした。

 「ねえ、サクラ。どうして日本語が喋れるの?」

 サクラは鎧をガチャリと言わせて、マキの方を振り返った。

 「ここが特別な場所だからだ。ここは夢でも現実でもない狭間にある場所。ある条件を満たすと人間は入ってくることができる。それにしても貴殿は運がいい。もうすぐこの国では祭りが行われる。いい時期に来たな。人間のお方」

 「ここは夢でしょ?」

 「半分あっていって、半分間違っている。この国に来たということは。おおよそ貴殿は人生に迷われているのだろう。ここは迷いを解消するための場所だ」

 「はぁ」

 横目では下働きに見える、猫たちがせっせと洗濯物をしていた。洗い場は下手な銭湯よりも大きい。

 「あの洗濯をしている猫たちは何なんですか?」

 「あれは給仕猫だ。この城に仕えて仕事をして給料をもらっている」

 「つまり、この国には通貨が存在しているってこと?」

 「その通りだ。これがその通貨だ」そう言ってサクラは懐から硬貨を取り出した。真ん中に子供が描いたような猫の顔のマーク。その周りを円を描くようににゃんにゃん王国と書いてある。

 「子供の落書きみたい」

 「この硬貨は王が作られたものだ。絵はあまり上手ではないが、我々はこの硬貨を使って物を買う」

 目の前から上品な白猫が現れた。サクラに何やら話しかけている。

 「こんにちは、サクラの母のハクと申します。この国では王様の身の回りのお世話を担当しています。

 「母さん、あとは頼みました」

 「サクラ、今日もお仕事頑張ってね」

 「ありがとうございます」

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ハクさん何才?熟女最高〜
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