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余韻4
本当にそんなことがありえるのか。だとしても、一体何のために?
彼は一度、頭を切り替えることにした。
「一宮さん、お疲れ様です。乾杯しましょう」
「そうですね」
一宮はビニール袋から梅サワーを取り出した。おつまみはなかった。
それぞれ缶をプシュッと開ける。
「「乾杯!」」
二人は盃を交わした。
彼はウィンストンに火を付けた。一宮はメビウスワンに火を付けた。辺りはすっかり日が落ちようとしていた。
「いや~、にしても7連ジャグですか。すごいですね」
「あれ、ランプ光ると嬉しい気持ちになりますね」
「ゴーゴーランプって言うんですよ。で、ジャグラー用語で光ることをペカると言います」
「なるほど」




