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命の灯(第二稿)  作者: 坂上きつね
第一章ー--坂下ー--
12/52

銭湯にて5

 銭湯に入るとすぐに湯かけがあり、左側にはサウナがあった。右には身体を洗う場所があってそこで身体を洗った。

 銭湯は結構な混み具合でなんとか40℃と書いてある湯船に入った。グループホームでは毎日シャワーだったから、あたたかい湯船が身に染みた。

 一体あの少女は何だったのだろう。いきなり名前を名乗ってくるし、子猫にも興味がありそうだった。謎は深まるばかりだ。突然上がり込んできた子猫。お餅と名乗る少女。

 しかし、謎は謎のままでいいと彼は思った。人生、謎だらけだ。

 男性風呂では様々な男の裸を見ることができた。

 やせ型の人、太り気味の人、筋肉隆々の人...

 別に彼が、男の裸に興奮する質ではなかったが、それでも銭湯を眺めると嫌でも視界に入ってくる。

 男たちはみなそれぞれに異なるサイズのペニスを持っていた。

 普通のペニス、長いペニス、太いペニスなどちらちらと視界に入ってくる。

 銭湯は他人の裸を見ることのできる特別な場所だ。嫌でも人がどんな人生を送っているのかと彼は想像してしまう。

 髪型で観察することもできる。

 あ、この人はサラリーマンぽいなとか、この人は日に焼けて土方っぽいなとかと考え始めるときりがない。中には常連とみられるお年寄りの裸もあって、彼らは筋肉のない裸をしていた。

 ふと、若い男たちの裸が目に入ってきた。肌のつやがあって、プリンプリンのペニスをぶら下げていた。

 若い男は二人組で肉付きからして大学生くらいか。大学生はとにかく大きい声を出して馬鹿みたいに笑い声をあげるのが通例で、彼らも例にもれなかった。

 若い男の片方はうひゃうひゃと笑い声をあげて湯船に向かって走って飛び込んだ。が、床がぬるぬるしていたので派手に転んだ。銭湯のステップに頭を思い切りぶつけ叫び声をあげた。

 彼もその光景を侮蔑気味に眺めていたが、頭部から流血があり、辺りは騒然となった。

 彼も思わず湯船から立ち上がりその光景を眺めた。

 床に広がっていくひたひたとした血、もう片方の若い男が言葉を失った。

 すぐにサラリーマン風の男性が立ち上がって若い男の意識を確認している。もう一人の大人は係員を呼んできます!と言って風呂を出た。

 二分ほどでスタッフが来て、若い男の意識を確認している。ポケットから携帯を取り出し、急いで救急車を呼んだ。

 ほどなくして救急隊が駆け付け、若い男は病院へ運ばれていった。あっという間の一幕だった。

 彼は意識がこんがらがって脱衣所に戻った。手短に身体を拭き、服を着た。

ゴルフ行ってきました~。

ハーフだけだったんですが、スコア67でした。

名物ホールがたくさんあってハーフでも十分楽しめました。首が疲労でガチガチ...

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