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ブラックコーヒー

作者: 秋葉竹


 


初めてブラックコーヒーを飲んだのは

いつのことだっただろう

大人ぶりたかったのかな

カッコつけてたのかな

初めては絶対苦くて苦くて

とても美味しいとは想えなかったと想うけど


今はそれ以外では飲まなくなったな


ついこのあいだ

人にもらった缶コーヒーを飲んだ

キンキンに冷えていたけど

香ばしい香りもしたけど

久しぶりに飲んだ缶コーヒーは

気持ちが蕩けるくらいに


甘かった


答えなんて無いんだ


むしょうにそれが美味しくて

好きになってもいいかな

とか想った


罪は

甘さに慰められて

意地は

泣きたくなるほど恥ずかしいので

こんなところでいいんじゃないかと想う


接点は

ややメンドーだが

まっすぐ気になるところをみつめ

ちゃんとその人のために尽くすとか?


あとは焼くだけで想いも焦げるのだから

たっぷりとあのころの写真をみて

ポップコーンでもほおばってみる


緩和できる憎しみのカケラなら

そのまま放っておいてもいいかも

いずれそれが重く重く

この肉を苛み始めるかもしれないけれど



ポップコーンを映画館で食べるのは

今も好きだ

それは味が好きだとか

場の雰囲気に合うだとか

そんな浅薄なイメージじゃなくて

あのときみた映画とその感動と

いっしょにみた人の

イメージがあまりに儚げで


ずっと好きだ



それでブラックコーヒーは

なにも混ぜないからその無垢が好きだ

いつから好きかは憶えてないけど

今は

日々の嗜好品だ


でもこのまえ

人からもらった缶コーヒーを飲んだとき

キンキンに冷えていたのもあったのかも


だけど

そのとき

ふと想ったけど


ブラックコーヒーだけ飲むものにとって


缶コーヒーの香りと甘さって

悪魔の美味しさだよな








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