50話
ゼロが扉を開けた先に待っていたのは見覚えのある集団だった
「ルイが言っていた存在しない部隊か...!」
ゼロは謎の部隊を倒しながら先に進む
「一人一人は強くないが、集団となると厄介だな」
「今回はアルスに聞かれる可能性もあるからルイと通信もできないし面倒だ」
謎の部隊はどの部隊よりも強く、集団で迫られると突破が難しい
ゼロは今回単独で撃破しなければいけない
「...強い!前よりも確実に強くなってるな...!一人だとどうとでもなる相手だが...これは」
一人ひとり確実に仕留めていくゼロ、部隊の数はどんどん減っていく
「残り20...疲れるなまったく...!」
十分弱の激闘をえて倒し終えたゼロは、流れる汗を袖で拭きながら歩く
「こんなのがまだいるってのか?さすがに耐えきれないぞ...!」
その後もゼロは敵を倒しながら階段を下り続ける
「ここで半分くらいか...?」
そう呟きながらゼロはさらに階段を下っていく
そして次の階でゼロは足を止める
「なんだここ、第二実験室?」
ゼロはその扉をゆっくりと開ける
そこは白い椅子と机とベッドだけが置かれており、他には謎の機械がベッドの横に佇んでいるだけだった
「誰もいないのか?...ん?うわっ!」
ベッドに目線を向けると、そこには人が
「......」
人だったものがいた
皮膚はどろどろに溶け、一部がそのまま骨までむき出しになっていた
「なんだよ、これ...」
しばらく死体を見ていたゼロは気分が悪くなり、途端に目に入った机の書類を手に取り部屋の外へ出る
「はぁ...はぁ...」
体の奥からこみ上げるものを抑え込みながら取ってきた書類を見る
「これは...実験の報告書か?」
被験者にスーツは合わず魔力だけを吸い取られ被験者は暴走、そのまま身体が燃え死亡
「スーツ...?そんなもの着てなかったぞ」
それ以上の情報はよく分からなかったため、書類を部屋に戻してゼロは奥に続く廊下を進んだ
しばらくは敵の様子もなくひたすらに歩き続けたゼロ、そしてまた扉を見つける
「第一実験室...入ってみるか」
部屋は先ほどと同じ構造だった
「今度は誰もいないか...」
机を見ると、今度は手紙が置かれていた
「なんの手紙だ?」
スーツを着用し、準備ができたら研究室へ迎え、ゼロとの決闘は研究室で行ってもらう
「またスーツ、そして今度は俺を名指しか」
「...まさか、ゼーレ...!?」
ゼロは部屋を飛び出し研究室へ向かった




