46話
館を出発してから約10分、再びテリア王国に辿り着いたゼロはある乗り物から降りてきた
少し前...
「もう出発かい?」
「ルイ、あぁ、そろそろ行く」
「そっか、なら今から裏庭に来てくれ」
「裏庭?わかった」
ゼロとルイはそのまま裏庭に移動する
「それで?わざわざこっちに呼んでどうしたんだ?」
「ここから王国に行くには歩いてだと時間がかかるだろう?」
「まあそうだな、ゆっくり行く時ならまだいいが、今回みたいな急ぎの用事だとちょっとダルい」
「そう、だからこそ、君に丁度いいプレゼントをしようと思ってね」
「プレゼント?」
「それが...こいつだ」
ルイは裏庭の扉をそっと開けた
「...これは」
裏庭は綺麗な花が咲いている、エルとシェリアの趣味らしい、花に囲まれている少女ユアがこちらに気づいて手を振っている、ゼロは手を振り返しながら言う
「...?何も見当たらないが」
「いや?ゼロは今しっかりと見ているよ」
「何を?」
「こいつを...な」
ルイが何もないとこを優しく叩くと突然目の前に機体が現れた
「うわっ!?なんだこれ」
「こいつは人員輸送機APだ、ステルス機能を備えてある」
「前の偵察機より小さいんだな」
「あれとは違って有人用だからね、小型でより速く飛べる、どこでもすぐ到着できるよ」
「ほぉ...」
「座席にあるパネルで目的地を設定すれば、あとは自動で向かってくれる、着陸してるときはステルスモードで透明化する」
「偵察機みたいに飛ばしておかないのか?」
「飛行するには魔力を燃料にするんだけど、小型な分蓄えられる魔力はしれてる、誰も乗ってないときは飛ばずにいるほうがいいんだ、だからステルスモードは着陸中に効果を発揮する」
「なるほどな」
「それじゃ、こいつに乗ってくといい」
「ああ、ありがとな」
そして現在...
機体から降りたゼロは王国内に向かっていく...




