39話
ゼロ達は途中雑魚敵の妨害がありながらも遺跡の目の前まで近づいていた
そんな中ゼロは無線機で話し出した
【ゼロ】
「ルイ、聞こえるか?」
【ルイ】
「どうしたんだい?何か気になることでもあった?」
【ゼロ】
「道中にでてくる魔物のことなんだが」
【ルイ】
「小さい魔物たちのことだね、一般的に雑魚敵と呼ばれてて、ほとんどの魔物は正式な名前が決まってないんだ」
【ゼロ】
「兄貴の塔より前はこんなにいなかったはずなんだが...」
【ルイ】
「そうだね、それはきっと、魔物の特性から来てるんじゃないかな」
【ゼロ】
「魔物の、特性?」
【ルイ】
「ゼーレは特性について知っているかい?」
【ゼーレ】
「いえ、よく知らないわね」
【ゼロ】
「ん?ゼーレ!?聞いていたのか...」
【ゼーレ】
「えぇ、今回の出発前にルイからね」
【ルイ】
「今回みたいな冒険の仕方をするときは必要になるだろうと思ってね、事前に複数作っておいたんだ」
【ゼロ】
「な、なるほどな」
【ゼーレ】
「それはいいとしてルイ、その特性っていうのは何かしら?」
【ルイ】
「...魔物は普段至る所に自然発生し、自由に過ごしている、そんな魔物だけど、長年の経験からか魔力の強い方へ集まるという本能があるようなんだ」
【ゼロ】
「魔力の強い方に?どうして」
【ルイ】
「良くも悪くも、人が来やすいからだね」
【ゼロ】
「人が...やつらはそれが目的だと?なんのために」
【ルイ】
「あの小さい魔物たち、雑魚敵は僕たち人間ほど頭はよくない、きっと、争う理由なんてないんだと思うよ、その証拠に、人間だけじゃなく魔物同士で争いあっていたりすることもあるらしいからね」
【ゼロ】
「ああ、そういえばそうだな、だが街に被害が出にくいのはなぜなんだ?魔力の強い方に向かうなら、あのテリア王国に魔物は多くいたはずだ」
【ルイ】
「確か、テリア女王の魔力が普通より頭一つ抜けているって噂があるよね」
【ゼロ】
「まさに魔物が好みそうな人物だが」
【ルイ】
「原因は色々あるだろうけど、有力そうなのは魔物はほとんどが光を嫌っていることだろうね」
【ゼロ】
「昼間にあまり見かけないからか?」
【ルイ】
「そこからそう考えられてる、まあ後はあの王国自体守りが頑丈なのと、周りに警備隊を配置させてるから入ること自体が難しい、だから被害が少なく済んでいるってことだろうね」
【ゼロ】
「なるほどな」
【ルイ】
「個人的に、テリア女王の噂も怪しいと思ってるけどね」
【ゼロ】
「魔力のことか?」
【ルイ】
「うん、噂ばかり聞く割に、実際に女王の強さを目の当たりにした人はいない、確かにあの時のバリアを見た感じただ物じゃないって思いはしたけど、それであれだけ持ち上げられてるのはどうもね」
【ゼロ】
「テリアの本気を見た人がいないって噂も聞くし、まだ謎は多いな」
【ルイ】
「そうだね...おっと」
【ゼロ】
「どうした?」
【ルイ】
「偵察機からの映像が乱れ始めた、もう目の前だね」
【ゼロ】
「ああ、ようやくだ」
ゼロ達は遺跡の前に辿り着いた
「想像してたよりでかいな...」
「えぇ、すごいわね」
「ここから先はサポートが出来ない、ゼロ、ゼーレ、頑張ってきてくれ...死なないようにね」
「ああ、まかせろ」
「絶対に生きて帰るわ」
「...よし、行こう」




