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Reincarnation  作者: となん
リリア討伐作戦後
37/47

36話

翌日


「ん、んん...」


太陽が昇る朝、ゼロはゆっくりと布団から起き上がる


最近、よく変な夢を見る

誰かが何かを決意していたあの夢、あの時から頻繁に関連していそうな夢が現れる

最初は声しか聞こえなかった、でも最近は姿が少しづつ見えるように、そして周りの景色が鮮明になった

見えた景色は、とても言葉にできないくらい酷いものだった

建物なんて一切存在しない、緑もない、そして...音すらない、誰もいない景色がただただ広がっていた

そこに一人の男がいた、その男は酷くボロついた黒い衣装を纏い、片腕だけを横に広げながら言った


「俺が変える、変えてやる、この結末を...!」


顔までは見えなかったが、その男ははっきりとそう叫んでいた

俺にはなぜか既視感があった、夢のはずなのに、実際にあったかのような、そんな既視感が

そしてその男の声が、とても聴きなれた声だった

それもそうだ、自分自身の声にそっくりなんだから

だとすると、この夢はなんなのか...


「ぜろ?だいじょうぶ...?」

「え?」


ゼロがずっと唸っていたのを心配して声をかけたのはユアだった


「ああ、ユアか」

「おきてからずっとへんだったよ、ねむたい?」

「眠くはないよ、大丈夫」

「じゃあ、なやみ?」

「え?いやいや、違うよ」

「ん~?むりしちゃ、めっ、だよ?」


自分の気持ちが見透かされているんじゃないかと思ったゼロ


「っていうか、ユアはなんでここにいるんだ?」

「ん?」


すると廊下から声が聞こえた


「ユアさーーーん!!もう、どこに行かれてしまわれたのでしょう...」


聞こえたのはシェリアの声だった


「シェリア!ユアならここにいるぞ!」

「あら?」


ゼロの声に反応したシェリアは部屋に入る


【シェリア】

「まあ、またこちらにいらしていたのですね」

【ゼロ】

「なあ、まさかまたここで寝たのか?」

【ユア】

「ねごこち、いい」

【ゼロ】

「別にユアのと変わらんだろ...」

【ユア】

「ん~、そうかも~?」

【ゼロ】

「ならなぜここに」

【ユア】

「わ・ざ・と」

【ゼロ】

「え!?」

【シェリア】

「まあっ」


ユアの発言で時間が止まった感覚を覚える


【ユア】

「なんてね」

【ゼロ】

(全然嘘な感じしないぞ!?)

【シェリア】

「冗談、ということにしておきましょうか」

【ゼロ】

「おい!」


ゼロの返事は無視された


【シェリア】

「それよりユアさん、お着換えの時間ですわ」

【ユア】

「は~い」

【シャリア】

「ご主人様も、お食事の用意が出来ておりますわ」

【ゼロ】

「ああ、分かった」


あの夢のことはまだよく分からないけど、今は遺跡の方に集中しないとな...

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