30話
ゼロの放つ魔法はかわされる、リリアも反撃するがこちらも外れるという互角の戦いが続く
リリアは空中に浮いているが、永続できるわけではなく、一定時間経つとしばらく地上に降り立たなければならない
地上魔法の影響を無くすためにこのような戦法を取っている
ゼロはリリアが降りる瞬間を待っているようだ
「なかなか降りてこないな...このまま待ってるのもいいが」
ゼロが目を向けた先はテリア女王
「女王が張ってるこのバリアもそう長く持たないだろう、仕方ない、こっちから攻めるか」
ゼロは目を閉じる
『ゼロ、今日はお前にある魔法を教える』
『何教えてくれるの兄ちゃん?』
スタールは地面に手を向ける
すると何もなかった空間から木の机がでてきた
『すごい!すごいよ兄ちゃん!これどうやったの!!』
『これは創造って言ってな、自分の出したい物やその性質を選んで作り出す魔法なんだ』
『強い!僕もそれ使いたい!!』
『もちろんこれから使えるようになるまで教えてやるさ』
「......!」
目を開いたゼロはジャンプし、右手を地面に向ける
「自分の出したい物......創造!!」
一見何もない所に着地したゼロ、そして
「いくぞリリア!!」
ゼロは高速で飛び上がった
「今何をっ!きゃあ!!」
リリアはゼロに掴まれたまま共に地面に落下する
「くっ!...あれ!?体が!!」
リリアは地面に叩きつけられたまま動けなくなった
すると地面からゆっくりと魔法陣が浮かび上がってきた
「この魔法...まさか!」
「正解!拘束魔法さ」
ゼロはリリアに近づく
「またまた俺の勝ち、だな」
「こんな負け方...!」
「おっと、約束は最後まで果たさないとな」
ゼロの人差し指がリリアのおでこに触れる、するとリリアの意識が薄れ始めた
「睡眠魔法だ、今日は疲れたろう?ゆっくりお休み...」
ゼロの言葉を聞き終えると同時に意識は途絶えた




