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Reincarnation  作者: となん
リリア討伐?作戦
28/47

28話

「...どうやら、決着が着いてしまったようですね」

「いや、まだ早いじゃろ、そう焦るでない」

「まだ何か、予感がしますか?」

「うむ、本当の戦いが見られそうじゃ」

「そうですか、ではここからは見物人同士といきましょうか」


しばらくするとゼロは気絶しているリリアに言う


「なあリリア...お前の求めていたものって、本当にこんな力だったのか?」

「......」

「昔からそうだったよな、俺に勝つため、色んな努力をして自分を痛めつけながら、俺に挑んでたよな」

「......」

「だが、人に迷惑をかけるようなやり方はしてこなかったはずだ、そんなお前がどうして【操られ】に行ったんだ?」

「...っ!」


リリアは気絶していなかった、ただゼロの言葉を聞き入れていただけだった


「ま、別に教えてくれなくてもいい、もう元に戻ったんだしな」


ゼロがリリアをそっと離して立ち去ろうとする


「わたしは...」

「ん?」


リリアの声に振り向くゼロ


「わたしは、あなたに勝てないのかな...?努力だけじゃ、どうにもならないのかな...?」

「勝てるさ」

「えっ...?」


それまで俯いていた顔を上げるリリア


「しばらく会わなかっただけで、俺と互角になるくらい強くなったじゃん」

「それは...」

「さっきはなんとか勝てたが、この先は分からない、ぶっちゃけもう次は勝てる気がしない、そう思わされた」

「でもさっきのは...!」

「操られてた、そう言いたいんだろ?」

「......」


リリアは無言で頷く


「だったら猶更だ、他人に自分の体を渡したところで、本当の実力を他者が引き出せる訳がないんだから」

「......」

「お前は誤解してる、自分の知らない力を、他者が引き出すことなんて不可能だ」

「でも...」

「迷ってるのか?」


ゼロの言葉で、何かを思い出したかのように目を開くリリア


「だったら、子供のころの迷いを消す方法、やるか」

「えぇ...ええ!そうね!」

「迷ったら勝負!それが俺たちのやり方だったろ!」

「そうね、思い出したわ!」

「さっき他者が引き出すことは無理と言ったろ、だがそれは無理でも人を見て自分で引き出すことはできるはずだ」


ゼロとリリアは構える


「本当の実力、今こそ見せてみろ!リリア!!!」

「全力で行かせてもらうわ!ゼロ!」


洗脳魔法が解かれ、本来の姿に戻ったリリア

あの頃の約束が、今こそ果たされる

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