20話
「あの~気になる情報が入ったんですけど~」
村長とゼロが話し終えゼーレ達の所に戻ってきたころ、エルが話しに来た
「昨日きた魔女の討伐依頼なんですけど、これ、見覚えないですか~?」
エルが机に依頼書を置いた
全員が目を通した所、ゼーレが声をあげた
「これ...もしかして」
「あぁ、そうかもな」
ゼロとゼーレがよく知っている人物が、そこに載っていた
依頼を受けたゼロ達は一度ルイの館に戻ることにした
ルイ達の所に帰ると、館の中から何か声が聞こえた
不思議に思ったゼロが扉を開ける
「この衣装....素敵です!」
「まさにメイドという感じの服ですわね、感動いたしました」
そこにはメイド服をばっちり着こなしたエルとシェリア、そしてそれを満足そうに見つめるルイの姿があった
「あ、ゼロ!おかえり、どうだいこれ最高だろう?」
「そうだな、お前の趣味全開な感じで最高だよ」
「皮肉ってる...?」
「勘違いだろ、ていうかその二人に着せるのはまだわかるが...」
「ん?」
ゼロの向けた視線の先には
「な、なんでユアまでこんなこと...」
「いいじゃないかおぬし!すこぶるかわいいぞ~!」
なぜかメイド服を着て項垂れているユアとテンションの高いアイがいた
「なんでユアまで着せてるんだよ、別にメイドじゃないだろ」
「まーーーほら、統一性?みたいな?」
「着せたかっただけだな」
「うっ...」
「何事案みたいなことしてんだ」
「でもボロボロの服のままにさせるのもなあ...」
「だからってメイド服を...はぁ、まぁいいや、てかアイ、お前ギルドについてきてただろ、なんでここに」
ゼロはひたすらユアを撫でている(触れていない)アイに尋ねた
アイは手を止めて振り返ったが、返答したのはトラークだった
「ああ、聞かれたら言おうと思ってたんだけど、実はギルドにいる時途中で帰っちゃったんだ」
「帰ってたのかよ!」
「だって飽きたんだも~ん」
「せめて一言言えよ!」
「言おうと思ったけどさ~、なんか二人で話してたし悪いかな~って」
「別に言ってくれたらよかったのに」
と、そこまで言ったところでゼロは本題を思い出す
「そうだルイ、話があるんだが」
「例のお姉さんの話かい?」
「え、なんで知ってんだ」
「無線機、外してないでしょ?」
「あぁ!そういえば」
「軽すぎて付けてることも忘れちゃう、魔法の凄さがまた知られちゃったね!」
「魔法関係あるか...?まあそれなら話が早い」
「んじゃ、ゼーレも一緒についてきて」
急にどこかへ向かいだしたルイに困惑するゼロとゼーレ
「どこ行くんだ?」
「...いいところ」
まだ何か隠してるようだった
「あ、おにいちゃんたちどっかいってるー、ユアもー」
「ユアさん、私たちは早速館の整理を始めましょう」
「ええーめんどいよー」
「私たちは覚えてはいませんが確かに命を救ってもらったのですよ、これくらいは致しませんと」
「なんでメイドのやるきにあふれてるのー、いーやーだーーー」
ユアはシェリアに抱っこされながら連れていかれた
「...俺らは部屋に戻るか」
「だなあ」
「私はユアちゃんの所いこ~っと」
トラークとスタールは部屋に戻り、アイはユアの連れていかれた方へ向かった




