17話
ルイ達の所へ帰ってきたゼロは停止した戦闘機から飛び降りて外に出てきていたルイとゼーレの元へ向かった
ルイは嬉しそうな顔で大きく手を振っていた、ゼーレも二人の誰かと話しながら手を振っている
ゼロは二人に近づいて言った
「ただいま、二人とも」
「おう!ゼロが無事でほっとしたよ」
「おかえり、ゼロ、よくやったわ」
三人が言葉を交わしている所を眺めているトラークと他二人
「ゼーレ、そこの二人は?」
ゼロが問いかける
「そうそう!あなたたちが帰ってくる少し前くらいなんだけどね」
ゼーレの話によると塔を脱出した直後に二人が急に目覚めたらしい
ルイは「もしかしたらスタールさんから何かしら魔法をかけられていたのかもね」と言っていた
「なるほど、エルとシェリアか、恰好が違ってわかんなかったや」
「ちょっとゼロ!戦った相手くらいちゃんと覚えときなさいよ!」
「いやー悪い悪い」
「はぁ、とりあえず改めて紹介させとくわ」
ゼーレがそういうと二人は礼をした
「改めまして私はエルです、どうぞお見知りおきを」
「シェリアと申します、これからよろしくお願いしますね」
二人とも顔はよく似ている、見分けれるのは身長くらいだ
背の低い方がエル、高い方がシェリアだ
...もう一つ見分けれる場所があるのだが...そこはご想像にお任せしよう、うんそうしよう
「あぁ、二人ともよろしくな、色々聞きたいことはあるんだがその前に...」
「ゼロも思ったか、俺もだ」
ゼロとトラークは聞きたいことがあるらしい
「後一人いるはずなんだがその子はどこに?」
「あー、ユアちゃんね」
「そうそう、ユアって子」
「ユアちゃんなら今地下で眠ってるわ」
「眠ってる?気絶とかじゃなくてか?」
ゼーレは頷きながら言った
「エルさんやシェリアさんはずっと起きなかったんだけど、どういうわけかユアちゃんだけはすぐに起きてね、驚いてたら「ユア眠たいから寝る~」って言ってすぐ寝ちゃったのよ」
「マイペースだな、ってかすぐ起きたってどういうことなんだ」
「そこは私もルイも分からなかったわ」
ユアは謎の子のようだ
そこまで話したところでみんなの視線は一人に集まる
「ん?ああ!悪い、挨拶がまだだったな」
「あなたが伝説の...」
「伝説と呼ばれるのも懐かしいな、俺が伝説の勇者トラークだ!よろしくな!」
「自分で伝説って言っちゃうんだな兄貴」
「...ホントは伝説なんかどうでもいいんだけどな、こういうとみんなが喜んでくれるからやめれそうにないんだ」
「それで、前に言ってた館ってのは?」
ルイは館のあると思われる方向を指さした
「向こうだよ、みんなついてきて」
ルイに続いて全員が館へ移動した




