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Reincarnation  作者: となん
スタール奪還作戦
15/47

15話

ゼロとトラークは階段を上り、スタールのいる部屋の前に来た


「ようやく兄貴と再会か」

「嬉しいか?」


トラークはニヤニヤしながら聞いてきた


「嬉しくはあるが、正直兄貴とは戦いたくないね」

「怖くもあると」

「そうだ、というか兄貴の強さを見れば誰だって怖くなるさ」

「まあな~、味方だと頼もしいが敵にまわると...ってやつだな」

「誰が操ってるのか分からんが、必ず止めないと」

「だな!...行こう」


ゼロは頷き、部屋のドアを開けた


「待っていたぞ、ゼロ、トラーク」


王座の席に座ってこちらを見ていたのは


「久しぶりだな、兄貴!!」


紛れもない、スタール本人だった


「兄貴、あんたは一体何がしたい」

「破滅、ただそれだけだ」


(思考も言動もまるで別人だな、身内を騙して何かをするつもりじゃない

ってことは、操ってるやつは単にスタールの力を利用したいだけか)


「兄貴なら理由の一つくらい持ってるはずなんだがなぁ、

操ってる本人に出てきてもらうか」

「なら、力づくでもやってみるがいい」


スタールは立ち上がりゼロの前へ来た


「殺しはしねぇ、必ず正体を暴いてやる」

「いいだろう、その前に」


一瞬、視界が真っ白になる


「うっ、何を...なっ!」


ゼロは隣を見る、するとそこにいたはずのトラークが倒れている


「トラークになにを!」

「夢を見てもらっているだけだ、すぐには覚めぬ」

「外道だな」

「配慮だ」


スタールは指を鳴らすとトラークが部屋の入口へワープした


「俺の相手はゼロ、お前だけだ」

「...いいぜ、やってやる」


伝説の勇者スタールとの決戦が始まった

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