11話
「そういえばゼロ、今スタールがどんな感じになってるのかは知ってるのか?」
階段を上っている最中トラークがそんなことを聞いてきた
「さぁ、操られているとは言ってたよな?それ以外は何も」
「ああそうだ、あいつは何かに操られている」
「それ以外に何かあるのか?」
「あるぜ、あいつは世界を破壊するとも言っていた」
「破壊?なんのために」
「理由なんてないんじゃないか?あいつの本心でもないだろうし
第一操ってるやつも何を考えてるのか分からん」
「ふーん、本人から聞かないとか」
階段を上りきると部屋にはまた白い服装を来た奴らがいた
「また敵か」
「あいつらはメイド1番隊の奴らだな」
「前にいたメイド2番隊より上か」
「そうだな、けど俺たちにかかりゃこんな奴らどうってことない、だろ?」
「だな、さっさと片づけて上へ行くか」
二人は慣れた手つきでメイド達を倒し先へ進む
いくつかの階を上がったゼロ達は次の階の手前で止まって
「ふむ、この先にメイドの隊長がいるな」
トラークはそう言った
「分かるのか?」
「ああ、恐らくだが俺たちが来るのを待ってる」
「エルの時みたいな不意打ち狙いか」
「いや、あいつは正面にいるだろう、自分の腕に自信があるんだ」
「そうか、行ってみよう」
ゼロが言うと部屋の中へ入っていった
中には一人、頭を下げながら立っているメイド姿の人がいた
「お待ちしておりました、お二方」
「ふっ、俺がゼロについたこともお見通しか」
頭を上げたメイドの人は落ち着いている様子だ
「私はエルの姉であり、メイド1番隊の隊長を務めさせていただいている
シェリア、と申します」
「俺はゼロ、こっちは知ってると思うがトラークだ」
「早速で悪いが通してもらうか?スタールに会いたい」
「ご主人様の弟様とあらばぜひお通ししたい所なのですが」
シェリアが短剣を取り出して言った
「ご主人様から抹殺する命を受けておりますのでお通しすることは出来ません」
「ま、そうだろうと思ったよ、なら力づくでも行かせてもらうぜ!」
トラークが走り出した
「とはいえ、流石の私でもお二方を相手するのは厳しいですね
しょうがありません」
「やぁぁあああ!!」
トラークが殴る瞬間
「ユアさん!」
「はいはーい!」
トラークの拳を受け止めたのはユアと呼ばれた女子だった
「ざんねーん!ユアが受け止めちゃいました!」
「なっ!?こいつ!」
細身な体や元気な声からは想像できない強さが見えた
「ユアさん、そちらの方は任せましたわ」
「ユアに任せといてー!!」
「私はゼロさん、あなたの相手を務めさせていただきます」
「あ、あぁ!必ず通させてもらうぞ!」
ユアとトラーク、シェリアとゼロで戦闘が始まった




