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20分の1話 明日から

初投稿です!よろしくお願いします!

設定等載せておきます!


☆新登場人物☆

・ユーテル

第7物質錬金研究所の研究者でエレメンター。他のエレメンターを探す旅に出る。


・所長

本名 ロリアークリス。第7物質錬金研究所の所長。(後々重要人物になる予定です!)


・フロッド

ユーテルと仲のよいおじさん。元々は武器商人だった。



☆研究者と錬金術師、及び研究所について☆

ルロン国では、研究者と錬金術師は全く別物で研究者は主にデスクワークで錬金術師は主に実験をしている。(双方ともデスクワーク、実験どっちもやっている。)また研究所は第1から第13まであり、数字が小さいほど優秀な人が多くなっている。



ルロン国第7物質錬金研究所の所長室に人影が2つ。


がっちりとした体つきの40代くらいの男はもう一人の青年に話をしている。


「ユーテル君、きみには明日から探索員になってもらう。研究者としてはしばらく休みという扱いになる。」


この男から発せられた声はその体つきとは逆に穏やかだった。


だが、内容は明らかに穏やかではない。


ユーテルは今までこの研究所の一員としてやってきたが明日から聞いたこともない役所へ行くことになったのだ。


「具体的には何をするんですか?何かを探索するのはわかりましたが……。」


所長はにやりと笑って、


「人探しだ。」


「はっ!?」


つい声が裏返ってしまった。


「もう一度言うぞ。人探しだ。それもただの人ではない。いや、もはや人ではないかもしれんな。」


ユーテルはため息をつき、


「被験体ならどこからでも手配できるでしょう?わざわざ役を作らなくても……」


と、あることを思い出してしまって口をつぐんでしまった。


実は最近、研究の結果が出ず、そろそろ呼び出しがかかる状況だったから別のところに行かされてもおかしくはなかったのだ。


「我々が探しているのは、被験体ではなく人材だ。ロロニウムを作るためのな。」


やっぱそうだよな。


ユーテルは確信した。


が、次の一言で状況が一変した。


「じゃあ、明日から頼んだよ。エレメンターが集まらないと事が進まないからね。すべては、君にかかっている。」


ユーテルは誇らしかった。


この人探しは同族の自分にしかできないんだ!


これで役に立てる!


同僚たちから「落ちこぼれ~w」とか「ついにクビになったか!?」とか言われたけど何も考えない!!


ゆうゆうと廊下を闊歩し自分の部屋にたどり着いた。


近頃は自室の掃除はしていないがそこまで汚れてはいない。


ちょっと実験器具が転がってるだけで……。


早速彼らを拾い集めて荷物をまとめていると、ノックの音がした。


「どうしたんですか?フロッドさん?」


この独特なノックの仕方は彼だと決まっている。


「明日からここにいないそうじゃないか。どこに行くんだ?」


「わかりません。でも長旅になるのは確かです。しばらく会えなくなるなんて寂しいですね。」


「そうだな。でも帰ってくるときはちゃんと連絡入れるんだぞ。みんなでパーティーでもしよう!ほかの連中なんて気にすんじゃねぇ。きっと所長がお前の才能を見込んだにちげぇねえ。」


うん。そう。そのとおり。


相変わらずフロッドさんはいつも自分のことを心配してくれている。


たぶん一番信頼できる大人だと思う。


「長旅なら何が起きるかわからねぇ。こいつをやろう。」


そういって黒色のリボルバーと銀製の銃弾を机の上に置いた。


「ありがとう!フロッドさん。使わせてもらいます!」


「お前が無事に帰ってくりゃそれ以上のことはねぇ。頑張れよ!

そして彼は部屋から出ていった。


明日からの自分の仲間を探す旅がとても楽しみだ。




次回からかなりぶっ飛びますw!

楽しみにしてください!

読んでいただきありがとうございました!



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