「チームを組もう」
すみません、FG○めっちゃやってたので文字数いつもより少ないです。申し訳ないです。
第三話「チームを組もう」
前回までのあらすじ
①ボブッティブはエイリアンの刺客に襲われた。
②ボブッティブはジョナサンと合流し、恩人を助けるべくエイリアンの根城たる廃病院へ突入した。
③ボブッティブとジョナサンは廃病院の二階にて右腕がカタナ(自前)の屈強な男(心は乙女)と遭遇した。
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ボブッティブとジョナサンの前に現れた謎の屈強なカタナマンは誤解を完全に解くための自己紹介を始めた。
「私の名前はブレイド。暗殺を生業とする一族の出身で、一子相伝の暗殺魔剣〈エクスカタナ〉を受け継いでいるの。今回はとあるルートでエイリアンの存在を知って、現当主の私自らが馳せ参じたってワケ」
ブレイドの凄まじい来歴を聞かされた二人の思考回路はショート寸前だったが、エイリアンの奇襲を既に受けていた二人はこれしきでは最早ショックを受けるほどではなく、冷静さを保つことができていた。
「それでよ、ブレイドさんだっけか。あんたは一人でエイリアンを始末していたってのか?」
ボブッティブは率直に疑問を口にした。
「ええそうよ。私は速攻でエレベーターに乗って止まった階でエレベーターを待っていたエイリアンを片っ端から斬っていったわ。……でも」
ブレイドは二階廊下の惨状を見て話すのを一度止めた。
「私はこれには関わっていない。そもそもオイルが飛び散っているのに破片がどこにもないなんて、私はできないもの。細切れにはできるけど」
ブレイドはサラッと恐ろしいことを言った。
「そ、それでブレイドさん。貴女はエイリアンの親玉的なのは見つけたりしてませんか? 或いは俺たち以外の人間とか」
内心ビビりつつもジョナサンが質問した。
「いいえ、どちらも見ていないわ。上の階は片っ端から調べたのにね。もちろんエレベーターもよ」
ブレイドは困った風に眉を曲げつつ答えた。
「妙だなそりゃ。するってーと、あんたが嘘ついていない限り、ここにはエイリアンなんていないってワケかい」
「おい、ボブッティブ!」
「待てよジョナサン。さすがにここまでの流れでブレイドをすぐさま信じるっつーのは旨くないんじゃねえか?」
「それは……」
ジョナサンは渋々納得した。
「ええ、私を信じきれない貴方達の気持ちもよくわかります。でも私がもし敵なら、こう言ってはなんですけど貴方達なんて即座に斬り捨てていますよ」
ブレイドはまたも恐ろしいことを言った。
「あー、確かにそれもそうだな。……アレ? つーことはブレイドさん、あんたもしかしてマジに味方?」
「味方とまではまだ言ってませんが、少なくとも敵ではありませんよ」
ブレイドはボブッティブに笑顔を見せた。目も笑ってはいるが屈強な強面カタナマンが満面の笑みというのは、それはそれでなんとなく恐いとボブッティブは思った。
「じゃあその、ブレイドさん。我々と同行していただくことはできませんか? ……ああ、自己紹介がまだでしたね。僕の名前はジョナサン。で、こっちは、」
「ボブッティブだ。疑ったりして悪かったよ」
ボブッティブは少し照れ臭そうに右手を差し出した。
「いえ、こちらこそさすがにエイリアン退治は初めてで心細かったの。だからその提案は私としても魅力的よ。……でもその」
ブレイドは言葉を濁した。
「どうしたんだよブレイドさん。何かまずいことでもあるのか?」
「ええその……」
ブレイドは目を逸らしながら続けた。
「このままじゃ貴方の右腕を切断しちゃうわ……」
ブレイドは自身の右腕、エクスカタナを指差した。
「あっ」
ブレイドと握手する際は左手で……とボブッティブは胸に刻んだ。
「ていうかボブッティブ。ブレイドさんは確かに見た目こそ屈強なカタナマンだが心は女性なんだ。こっちから握手を求めるのはマナー的にアレだぞ」
「え、そうだったか。……色々すまねえブレイドさん」
「今はそのケースも友人間では割と増えてきているみたいだから大丈夫だと思うわよ。私はどっちでもいいし」
そう言ってブレイドはめっちゃ上手くウインクした。屈強な強面カタナマンなこともあってギャップが色々凄いが、とにかくブレイドはウインクがめちゃくちゃ上手いことを二人は知った。
とにもかくにも、パーティにブレイドが加わった。パーティの総合火力が大きく上昇したのは言うまでもない。具体的に言うと50から一気に850まで上がった。ブレイドめちゃくちゃつよい。
「じゃあ二人とも。とりあえず二階をくまなく調べましょう」
ブレイドの提案のもと、ボブッティブたちは二階の調査に乗り出した。安全面を考慮して、三人で動くことにした。
本来ならば、ブレイド単身とボブッティブ&ジョナサンチームといった分け方の方が効率は良かったのだろう。だが、このフロアにはもしかするとまだ、エイリアンを大量に抹殺した素性の知れぬ何者かがいるかも知れなかった。
ゆえに、その何者かの素性が知れないために、三人は迂闊にばらけることができないのだった。
「とりあえず、この惨状がどこまで続いているのか確かめてみましょう」
「そうですね、それがいい」
「そうするぜ」
三人は鮮血、もとい鮮オイル飛び散る廃病院二階廊下を進んでいった。
次の曲がり角に何がいるのかも知らずに。
次回、物語が動き出す!
って書いとけば明日の僕が頑張るでしょう、多分




