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Abuse Revolver  作者: 鈴呂
一章 Abuse Revolver 
9/41

#9 草葉の露

 ちっ! 無駄に3日間も過ごした気分だった、俺はオカルト研究部を後に生徒会室へと一旦戻る事にし、それは水神が本当に巫女であった事がどうしても気になる。そして、学校を休んでまでも行われる【祭り】とはなんだ……

 

 生徒会室―――。

 

「小鳩」

 小鳩を呼びながら、生徒会室の扉を開けると、其処には驚くべき光景……

 イヤ、普通に驚いた。

「ちょ、ちょっと駄目……ああ……」

「優しくしてるじゃない、動かないで小鳩」

「く、くすぐったい」

「我慢して!しょうがないでしょ、アイライン入れてるんだから!ジッとしなさいよ!」

 目の前に起きている光景を説明すると、ジンが小鳩に顔を近づけて小鳩の顔にメイクをしている。どういう経緯でこの状況を生み出したかは知らないが「お前ら……俺がブサ釜を相手してる時にのん気な」

 ジンは俺の方に振り向き、ジンの蔭から小鳩が覗き込み俺に気付いた。

「しちみ、おかえり」

「お前ら、なにやってんだ」

 するとジンが答える「ああ、素っぴん女の小鳩の良さをメイクで最大限に引き出してやった、どう?」

 どう?と言われても……正直、腐れ縁の小鳩が可愛く見えてしまった俺は、照れ臭くはぐらかしてしまった。

「ま、まぁ、別人だな」

『それよりも、いつからそんなに仲が良くなったんだ?』それはそれで、二人が仲が良いのは微笑ましい事で、俺にとっては少し嬉しいが……

「小鳩、別人だって それって褒め言葉?」

「別人じゃ 誰かわかんないじゃん」 

 一応、俺にとっては褒め言葉のつもりだったのだが、なにやら小鳩はふて腐れた様子。そして照れ隠しでは無いが、これまで3日間のオカルト研究部に関する報告と、そして…… 

「水神は、本当に巫女だったぞ、この3日、姿を見せなかった理由をブサ釜に訊いたら、近々祭りが行われるらしい。たぶん其の神社で何かするつもりじゃ」 

「しちみ、其の神社の名前は?」

 

「【草葉の露神社】通称 水神神社」

 

 メイクをしていたジンが手を止めて話し出す、【草葉のくさばのつゆ】それは草の葉の上にとどまった露のことで、儚い命の事、そんな名称の神社だがジンの調べた事では其の神社は廃墟になってるとのことだった。

 それが何故、廃墟にもかかわらず水神神社と言われているかというと其の神社を水神家が、引き継いだとされている。そして引き継いだのち、神主である男は死去。

 それからというもの、参拝客もおらず廃墟と化したそうだが、じゃあ何故。

「でも、それならおかしいだろ、廃墟になっているなら水神は、なんで学校を休む必要がある。ブサ釜は、祭りの準備があると言っていたぞ」

 そこで、俯き考え事をしていた小鳩は、顔を上げて少し傾けニコリと微笑んだ。 

『その顔、悪い予感…』

「考えたってしかたないでしょ? 思いついたら即行動よ! しちみ」

 

 こうして週末草葉の露神社に行くことになってしまった。 

 嘗ては、強大な霊照のある神社とまで言われていたとジンは言っていたが、信憑性など全く無く水神家が神主を引き受けた理由は誰も知らない。

 

 **********

そして、週末。 

 午前八時、俺達の住んでいる街からバスに乗り継ぎ二時間、ようやく到着した其の場所は少し片田舎の過疎地、家こそあるものの、住んでいる形跡はまるで無く、恐らく夜になると真っ暗になり都会に比べると星が綺麗に見えるほど空は透き通って綺麗な所だった。

 

「ってなんで俺一人来なきゃいけねぇんだよ!

 しかし、何が凄いって、此処から水神は学校に通っているのか……まるで村って感じだな」

 暫く、景色を眺め歩く。確かに田舎ではあるが情緒風情のある街並みといってもいいくらい、そして俺が足を止めたのは、所々、頭より直ぐ上くらいに藁の紐が通っており、1m間隔に雷型をした和紙飾りがつけられていた。初めて見る人は、何かの儀式の様にも思えるが、俺はブサ釜の話を思い返してみると此れが祭りの飾り的な要素なのだろうと察した。

 本来、”祭り”とは艶やかなものだと思っていたが、此処にその要素は無く、暫く歩いても何も変わらないそして、そんな俺の目に飛び込んできたのは石造りの立派な鳥居。

 

 其の鳥居を潜ると目の前に現れたものを見て俺は唖然とした。

 

「な、なんだこれは……」

 


あびゅうすりぼるばあ。


ジン「はじめまして ジンジンです」

小鳩「はじめまして、主人公をやっている小鳩ことコバちゃんです」

ジン「ほえええ いつの間にか9話ですよ!コバちゃん!」

小鳩「だねぇ ちなみに読者の人って意味わかってるのかな?」

ジン「へたっぴな小説なんで、なんだこれ?全然意味わかんねーよ!とかおもわれてるかもねww」

小鳩「てか、作者 私達の演技のせいにしないでね!」

ジン「そうそう、私ら台本通りやってるだけなんだし」

シマセンッテ…

小鳩「よし! ならいい」

ジン「てか、コバちゃんw なんで上からw 仮にも作者だし」

小鳩「いいのいいの、未熟な人にはちゃんと言ってあげないと!」

ジン「厳しいねwww 確かに読んではくれてるみたいだけど、全く感想ないって寂しいねwwまぁしょうがないか? 一体、お前誰なんだよ状態なんで」

小鳩「そうそう、謙虚に行きましょうよ」

ジン「コバちゃんが、一番謙虚じゃないけどねww」

ジン「さてさて、いよいよ次回から十話突入です!  ってそろそろ本題入れよって思ってる、あなた!もう少しまってくださいww」

小鳩「ええええ さっさとAbuseRevolver撃っちまおうZE」

ジン「コラコラ それでは続きも宜しくお願い致します」

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