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Abuse Revolver  作者: 鈴呂
一章 Abuse Revolver 
5/41

#5 小鳩の1日

  次の日、生徒会室**


 放課後、俺は一人【修理中の為、立ち入り禁止】と書かれた紙が扉に張られた生徒会室に来ていた。

俺は机の上に鞄を置き、心配事が一つ。


「一人で、行って来いなんて言ったけど大丈夫だろうか……」


  其の頃―――。


 小鳩は一人で、ジンのいる教室へと向かっていた。この高校の教室はというと、三年生と一年生は、別の校舎であり三年にもなると、滅多に下級生のいる校舎へ行く事はない。

  小鳩が下級生の校舎へ来た理由、それは昨日の出来事でジンに訊きたい事がある。

『何故、昨日小鳩の事を狙ったのか、命を狙う必要があったのか』

 その疑問を、訊きに小鳩はジンの元へ向かうことになった。

『なんか、こっちの校舎に来るのは久しぶり』

 小鳩は、下級生のいる校舎の廊下を歩き、ジンのいる一年四組の教室へと向かう、廊下を歩いていると時々すれ違う一年生の声。


「ちょっと、三年生じゃない?」

「スゲェ、スタイルいい」

「何しに来たんだろう?」

「あれって、もしかして生徒会長じゃね?」

  などと、小声で聞こえてくる。小鳩は、ジンの教室の前に立ち、失礼しますと言って扉を開け、教室の中を見渡す。

 教室の中には、ジンの姿は無く困り果てる小鳩。そして、ここでも小声で聞こえてくる下級生の声。


「三年生だ」

「誰?凄い綺麗なんですけど」

「あれ、あの生徒会長じゃね?」

「うわ!めっちゃ美人だ」

「ビジュアル、パねぇ」

「本物だ」

 当然、ここでも下級生達の視線は小鳩に釘付けになる。

「ちょっと、君」小鳩は、一人の女子生徒を呼び止めた。

「わ!わたしですか!?」

 小鳩は、微笑み返答をする。

「ジンって生徒、知らないかな?」

 女子生徒は、小鳩の質問に緊張した面持ちで答える。

「ジ…ジ、ジンちゃんは、モデルの仕事が、あるからって早退しました」

「そっかぁ 有難う」そう言って小鳩は、にこりと笑い教室を後にしようとした時、話しかけた女子生徒が小鳩のことを呼び止めた。

「スミマセン!生徒会長、握手……していただけませんか!」「わたしもお願いします!」「ズルい!わたしも!」一人の女子の下級生が握手を求めると一斉に押し寄せてきた。

「え?なんで?どうして?」何故、握手などを求められるのか


  さっぱり意味がわからない……


 

  生徒会室**


 一年生の教室から、生徒会室へ戻ってきた小鳩。

其のときの事を一部始終を七味に伝える。

「とういわけで、私ってば下級生に、相当有名らしい、握手まで求められちゃった」

 その説明を聞き読書をしていた俺は、鞄の中からスマホを取り出しあるサイトを検索する。

「ひょっとして、これのことじゃね?」

 小鳩は、七味が持っているスマホの画面を肩越しから覗き込むとそこには……

【可愛すぎる○○】というサイトが開いてある。そして、そこには某私立高校可愛すぎる生徒会長などと書かれた小鳩の記事が有り隠し撮りまでされた写真が掲載されていた。

「ちょ!ちょっと!なによこれ!」

 その記事を目の当りにし流石に顔が赤くなる小鳩、俺は小鳩の反応をみて、笑いが止まらない。

「なにって、誰かが投稿したんだろ? たぶんこの学校の生徒だな背景が殆ど校舎だからな」

「これ撮った、糞やろう捕まえてやる!盗撮じゃねーか!」

「無理じゃね?見ろよ。200件近く投稿してあるから、かなりいるぜ? まぁ最近じゃ無音アプリなんてあるからすれ違いとかに撮られたんじゃね? お!これよく撮れてる」

「しかも、今月1位とか、やったな小鳩 あはは」

 小鳩は、激怒した。

「あははじゃ、ねぇぇぇ」

【修理中の為 立ち入り禁止】と書かれた紙が張られた入口の扉が、小鳩の蹴りによって吹き飛んだ。


「あ……等々、ドアまで無くなっちまったよ」


5話までいきましたぁ><


読んで頂いた方有難うございます。

よかったら遠慮なく感想おねがいいたします><

指摘などは、優しくお願いいたしますw

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