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全ての始まり
この世界は、三つの大きな大陸からなっていた。
1番大きな大陸には人間が、次に大きな大陸には魔物が、1番小さな大陸には妖怪が住んでいた。
人間の大陸と妖怪の大陸は近く、人間の大陸と魔物の大陸もまた近い。そのため、魔物も妖怪も人間の大陸を占領しようとし、人間はその猛攻撃に対抗し、そして魔物と妖怪は一つの大陸を取り合う敵となった。そんな中、第一次世界対戦が勃発した。そしてこの対戦中、信じられない事が起きた…。
一人の魔物(誇り高き龍族)と一人の妖怪(不思議な力を持つ者)が、何と、愛し合ってしまったのです。
二人は対戦中人間の大陸で幾度も会い、ついに子供(女)まで産んでしまった。その子供は何故か姿は人間そのものであった。二人は、敵と愛し合ってできた子供は、自分の国では歓迎されないと考え、人間の国に置いていく事を決めた。
そして対戦は終了し、知性と力のある魔物の国が勝利し、世界の中心となった。
二人は子供を”ルク”と名付け、教会に置いていった…。