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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

呪いと祝福、そして人の話

作者:灰色
その日は、前触れもなく突然訪れた。
 全世界のテレビや動画、ラジオなど全ての電波がたった一つの情報を流した。
 広めの会議室の中央に男女三人ずつの六人が立っており、その周辺を各国のトップ達が座っている。
 戦争で争っている国同士、あるいは独裁国家の文字通り全ての顔ぶれがそこにはあり、全員がどこか恐怖に彩られた表情で身動き一つしない。そして六人のうちの一人がおもむろに口を開いて言った。
『おめでとう、世界は呪われました。全ての者が平等に苦しむ時代の始まりです』
 見ていた多くの人々はその意味を理解しなかったが、すぐにその言葉の意味を身をもって知る事になる。その言葉通り、人は人の犯した罪を呪いによって罰を与え、裁く事が可能になった。
 それは財力や権力、暴力などいった物がまるで役に立たない誰もが持つ力になる。
 そして・・・全ての人々の新しい世界の始まりは、呪いと祝福に満ちていた。
 世界が変貌して100年以上経っても犯罪が無くなる事はなかったが、その在り方は大きく変わる。
 これは呪いと祝福の中で生きる、人らしい感情を何よりも大切にする人々の生き方の話だった。
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