大洗に旅行したお話
タイトルの通り、大洗旅行へ行ってきました。
私はとあるアニメのファンでして、聖地巡礼をしたいとかねてより思っていましたので、夢がようやく叶ったという感じですね。
結論から申しますと「ヒャッホォォウ! 最高だぜええええ!」と叫びたくなるような楽しい旅行でした。
もうすぐ3週間程経とうとしていますが、今も大洗が恋しいです笑。
人生初、1泊2日の一人旅ということで、楽しみに思いつつも緊張と不安でガチガチになっていました。
新幹線や特急の車内ではそれを紛らわすためにケータイを見ていましたが、効果ははっきり言ってゼロでしたね。
水戸駅から大洗鹿島線へ乗り換え、古くなった列車がぎしぎしと軋む音を聞きながら、アニメのスピンオフ漫画を読んでいると、待ち侘びた瞬間がやってきました。
大洗駅に停車したのです。
ウッキウキで電車を降りた私を出迎えてくれたのは、可愛らしい衣装に身を包んだキャラクター達のポスターでした。
他のお客さんがいたのと、私1人だったので表には出しませんでしたが、仮に家族や友人と一緒にそこにいたならば、いつも以上に舌が回りまくり、収拾がつかなくなっていたことでしょう。
心の中で叫び散らしながら駅を出た私は、海辺に高く聳えるマリンタワーを目指して歩き始めました。
その途中で商店街に寄ったのですが、いやあ素晴らしい。
あらゆる場所にキャラクターのパネルが設置されており、既に高かった私のテンションをさらにぶち上げてしまいました。
推しを探して商店街を歩き回り、ついでに軽く買い物をした後はマリンタワー付近に向かいました。
ふと、自分の現在地が気になったのでスマホのマップを見てみると、なんとびっくり。
近くにアニメのショップやギャラリーがあるとの表示が。
行くしかないでしょうよ、と私は歩幅大きめの早歩きでシーサイドステーションへ直行。
詳しく書くと止まらなくなりそうなので省きますが、素晴らしい展示物と手に取りたくて堪らなくなるようなグッズの数々を目にした私は正直泣きそうでした。
多分頭に白旗上がってたと思います。
ついでに2万程溶かしました。
お財布が撃破されました。
グッズを山ほど買った後は、食堂でお昼です。
私は魚が大好きなので、釜揚げしらすが大量に盛られたしらす丼を注文し、ぺろりと平らげました。
美味しかった……美味しかった……。
その後はマリンタワーに登ったり、劇場版の聖地へ向かったりと、とにかく歩き回りました。
そんなこんなで1日目が終了。
水戸のビジネスホテルで就寝し、次の日を迎えます。
この日はちょうど海楽フェスタというイベントの日でして、アニメの声優さんのトークショーも開催するとのことでした。
昨日と同じように電車に乗り込み、大洗へ向かうわけですが、まあ人の数の凄いこと。
昨日とは比べ物にならない程の乗客で、車内はぎゅうぎゅう詰めでした。
大洗についた私は、歩行者天国となった商店街へ直行。
朝早いというのに、コスプレイヤーやお店の方々、そしてそれなりの数の観光客で道路は溢れておりました。
イベントということで、あちこちに軽トラなどを改造した戦車が展示されており、カメラのシャッターを押す指が止まりませんでした。
特に、イタリアの戦車CV33を見られたのは感動でしたね。
購入した干し芋を頬張りながら、私はステージのあるマリンタワーの広場へ向かいました。
地元の子供達のダンスや、司会者や歴戦のオタク達が大暴れするクイズ大会、レベルの高いブラスバンドなど、非常に面白いステージイベントの数々。
目的だったトークショーも、無事に見ることができました。
声優さんの掛け声に合わせて叫んだ「パンツァー・フォー!」の言葉が、今なお耳に残っています。
ステージを思い切り楽しんだ後は、更に観光客で溢れかえる歩行者天国へ戻り、買い物と観光を楽しみました。
その最中、私は人だかりを見つけ、寄ってみると、それはバスの車体にイラストや文字を書き込む、所謂"らくがきバス"でした。
せっかくだから爪痕を残そうと、私も落書きに参加しました。
しかし私は絵心がないので、隅の方に小さく「大洗サイコー!」と書き込むにとどまってしまいました笑。
次はイラスト描いてみたいですねえ……。
さて、楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、帰りの電車の時刻が迫ってきました。
本当に名残惜しかったですが、私は駅で切符を購入し、大洗に別れを告げました。
一人旅の寂しさを感じつつも、非常に自由で、満足のいく旅行だったと思います。
こうして文章を打ち込んでいる間にも、大洗で過ごした2日間の情景が、恋しさと共に浮かび上がってきます。
心残りがあるとすれば、あんこう鍋を食べられなかったことくらいですかね笑。
11月にはあんこう祭があるので、それに合わせてまた行ってみるのも良いですね。