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精神支配の能力⑫ 「鬼ごっこ(前編)」

今週はこちらを集中的に書いていました。その分「E・D」が遅れています。申し訳ありません。


 善悪の重量は拮抗していた。秤となるシーソーはよろよろとふらつき、未だに片方へと傾かない。興味の有無だけでは、支点が納得しなかった。不足している。


 そこで、選択の基準は一人の少年に任された。

「逃げる私を捕まえられたら、私は貴女の組織に入るわ。……でも、捕まえられなかったら何も変わらないわ」

「祐雅君を……コインにするつもりか?」

 怪訝な目付きで祥子は訊いた。急な思い付きを述べた幸代には警戒しなければならなかった。立ち振る舞いを僅かに整え、臨戦態勢に移る。闘気が全身から迸っている。間近に立つ祐雅はその圧力を受け、少しだけ縮み上がった。


「うふふ。裏か表か。ボウヤが私を捕まえられるかどうか。素敵な賭けごとになりそうじゃない? あ、もちろん一対一よ」

「俺の頑張り次第で、結果を決めるって事かよ。回りくどいなぁ。……鬼ごっこって言われても、多分普通の鬼ごっこじゃないんだろ?」

 ここに集っている全員が能力者。言葉通りの遊戯をやるとは思えなかった。祐雅はどうしても嫌な予感を抱いてしまう。幸代が含み笑いを鋭利にしたので、疑いはより深くなってしまった。


 発案者は芝居めいた動作で両腕を伸ばした。口調さえも、役者の様に胡散臭い。

「私が決めたルールの上で行うわ。能力はあり。制限時間は……そうね、二時間ぐらいにしましょう。使って良い範囲はこのコンテナの中だけね」

 幸代が語るルールを耳にして、祐雅は苦々しい顔を作った。

「……俺、第一階級だから殆ど能力がないんだけど」

 範囲、対象などの特殊で困難な制限を祐雅は背負っており、能力の容易な発動は不可能だった。しかも、現状では役に立つ見込みもない。能力あり、というルールは明らかに祐雅への負担となっていた。


「…………なら、止める? 私はそれでも構わないけど」

「そうなったら、裕美の所に薬は流れ続けるんだろ? ちくしょー。何で年上には性格に難がある女性が多いんだよ」

 不満を吐き散らしてから、祐雅も正面から雪森幸代を見据える。

「やりゃあ、いいんだろ。その代わり約束は守れよ」

 覚悟は決めていた。命のやりとりでない分、前回よりはましなのだ。祐雅はそう自分に言い聞かせ、前へと進んだ。


「気を付けろ、祐雅君」

「だったら祥子さんが代わってくれよ。祥子さんの方が俺の数倍は強いんだから」

「ご指名は君だ。なに、危険になったらすぐに飛び出す。……利益の強奪を尻込みするぐらいだ。攻撃的な能力は持っていないと思うがね」

 戦闘力へ率直に転化できる能力なら、強硬手段も容易く選べる。先程、祥子も階級の高さで脅したのだ。素直に従っただけ、彼女は自分の戦闘力に自信がないのだろう。鬼ごっこで命を落とす可能性は低い、と祥子によって保証された。

「…………メイドさん、時計は持ってる? 貴女が審判になってちょうだい」

「相手に判断を委ねるのか? 随分と余裕だな」

 胸の下で腕を組み、祥子は小言を送った。前進する祐雅はそのまま見送る。手には携帯端末を握っていた。画面に現在の時刻が表示されている。


「ふ…………ふふふふ。そうねえ、余裕かもしれないわねえ? でも、これぐらいのハンデがなきゃつまらないわ! 階級の差が大きいもの! それに、鬼ごっこは私から提案しているのよ!?」

「――――おいおい、まさか……」

 次第に高揚していく幸代を余所に、祐雅は冷や汗を垂らした。コンテナ内の温度が低くなった様にも感じられた。だが、違う。正しくは全身に濃厚な悪寒が伝ったからだ。


「関祢裕美の為に頑張ってね、ボウヤ。これから体験する能力を乗り越えなきゃ、とてもじゃないけどあの子と吊り合えないわ。第八階級、精神系の頂点とも言える精神支配。それは相手の精神を完膚なきまでに操る能力! その恐ろしさは伝聞だけでも分かるけど、真の絶望は今から私が味あわせてあげる!!」


 激励とも呼べる言葉を並べ、幸代は高らかに叫んだ。彼女の声が囲んでいる壁へと響いていく。

 鬼ごっこは、鬼が相手を捕まえるというルールで成り立っている。この場合では、祐雅が鬼で幸代が逃走する人だった。一対一を義務付けられ、その他の規則も大まかに決められている。表面上は単純明快な勝負に見える。

「自分で言いだしたなら、自分に有利なやり方を選ぶよな」

 だからこそ、雪森幸代の哄笑は祐雅に緊張を与えた。子供の遊びでも、能力が関われば一変してしまう。加えて《精神支配》の能力について言及している。頭の中で最悪な予想が着々と組み上がっていった。


(鬼ごっこに有利な――精神系の能力者か)


 祐雅は胸中で推理を呟く。裕美と同じ、相手の精神に訴えかける能力を保有しているのだろう。一対一の勝負では有効な手段だ。苦戦は目に見えていた。


「………………さあ、始めるわよ!」

 間を溜めて、幸代がスタートの合図を解き放つ。


「《雪の園》として名を広めたのは偶然じゃないの。私の手にかかれば、誰かを

騙すなんて息をするより簡単だわ! ……ボウヤ、貴方には期待しているわ。だから! ちゃんと見抜いてよね! 本物の私をその手で捕まえられるよう、頑張りなさい!」

「テンション高すぎだろっ」

 人格の崩壊と呼べる程に、幸代は見境なく荒ぶっていた。対面当初の落ち着きはかけらもない。余りの変貌ぶりに祐雅の闘争心も微かに削がれてしまった。左右の耳から侵入してくる高い声色も鬱陶しい。うるさくて、能力の見極めに集中出来ない。

 気力の減損まで狙っているのだろうか。油断がならない大敵だった。

 幸代が祥子の方へと目配せする。

 メイドは黙って頷き、携帯端末を前方へと突き出した。対面している祐雅と幸代はそのディスプレイに注目する。


「――――では、スタート!」


 始まりはあっさりとしていた。淡白に幕が切られ、動くのさえ踏み止まってしまった。


「……くそっ」

 早足で祐雅が動き出した。ただ立っているだけの幸代へと近づいていく。様子見のつもりである。すぐに捕まえられるとは考えていない。


「ふふふっ」

「あ」

 十メートルの距離に入った途端。彼女はいきなりの逃走を試みた。

 幸代の足音が周囲に広がる。周囲に置かれた小規模の貨物コンテナに紛れようとしていた。角を曲がり、追うべき背中を祐雅から隠してしまう。


「待て!」

 祐雅は急いで彼女を追跡した。同じ経路を辿り、容器の影へと回り込む。

「……あれ?」

 方向を変えた瞬間、思わず足が止まった。目の前の光景に唖然とする。祐雅は周りを確認してから、事実を有りのままに吐き出す。


「いない……っ? 違う所に隠れたのか?」


 一見して彼女は特別に足が速い訳ではなかった。走力では祐雅と並んでおり、引き離される様な速度も出していない。だが、視線の先に人影はない。代わりに幾つもの立方体が壁となって立ち塞がっていた。


(忘れてた……! ここはあの女のアジト。地形的にも俺が不利なんだ!)


 地の利は雪森幸代にある。それを深く実感させられた。

「んの……負けねえぞっ!」

 対抗心を燃やし、祐雅は入り組んだ奥を睨み付けた。能力を推察するにしても、情報が圧倒的に不足していた。考えるよりも行動する方を優先しよう。そうした決意の元、祐雅が足を持ち上げる。


「――そこかっ!?」


 灰色の服が視野の隅でちらついた。祐雅は駆け出し、奥へと進む。発見した一部は物陰から物陰へと移り渡っていた。スムーズな逃走だった。全身を暗闇に紛らわせているので、全く露わになっていない。方向感覚や距離も惑わされる。

障害物が多いのも問題だ。貨物の容器が不連続に配置されていて、全力で走るのも難しかった。条件は幸代も同じなのだが、現実では段々と遠ざけられている。


「あー、もう! 高二にもなって鬼ごっこをやるなんて!」

 吐露した愚痴にはすぐに追いついた。祐雅は両足で交互にブレーキをかけながら、幸代を探していく。

「どこだ、くそ……っ」

 目だけでは捉えられなかった。直感で追っても、時々行き止まりに直面してしまう。もっと別な物に頼る必要があった。

 速度を落とし、祐雅が瞳を細めた。


「…………っ」

 呼吸さえも狭める。少ししか走っていないのに、心臓の鼓動が凄かった。どくん、と耳の奥で繰り返される。神経を研ぎ澄まさせ、祐雅は集中した。


(どこだ……? 音を、拾えるか……っ?)


 壁で閉ざされた立方体の中が範囲なのだ。広い舞台とは言え、何かの音響は必ず拾えると踏んだ。

 祥子は立ち尽くして見守っていた。駆け回っている物音があれば、その正体は逃げている雪森幸代としか考えられなかった。

 だが、祐雅の五感は常人並の鋭さである。聴覚だけで見つけるのは困難と思われた。出来るだけ細目にして両耳に意識を向けた。やはり付近の雑音が邪魔をする。それらから足音のみを識別しようと、祐雅は完全に瞳を閉ざす。

 瞼の裏に広がる一面の闇。

 敏感に冴え渡る感覚。

 音の世界。



「どこを探してるの、ボウヤ?」



 それを即座に切り裂いたのが、潤沢のある声だった。


「――なっ?」

 目を開き、祐雅が声の方向に振り返る。背面に立った容器の辺りから届いて来た。探索していた場所とは正反対の位置だ。


「そんなんじゃ駄目よ。……もっと頑張らなきゃ」

 何事もなかった様に、雪森幸代が姿を晒していた。そう遠くない祐雅の後ろで、微笑みをかけながら。


「いつだ? さっきまでそこに」

 狼狽える祐雅を前に、幸代が先程の言葉を繰り返す。

「だから言ったでしょ? ちゃんと見抜いてって」


 その助言を述べられた直後。

 幸代から少し離れた箇所に二つの人影が出現した。容器の死角から何かがこちらを見つめていた。ここに居たのは三人。増えている筈がない。だが、二つの双眸は確かに祐雅を凝視している。

 灰色のパーカーを宙に躍らせ、幸代が仰々しい身振りを見せつける。振るった両腕の先端にはあの人影があった。


「これが私の能力よ」


 彼女の暴露になぞって、声が続いた。


「これが私の能力よ」「これが私の能力よ」


 寸分違わぬ音程が幸代の発言を繰り返す。口調までも一致していた。容器から覗かせた容姿も幸代に酷似している。

 今現在、灰色の服を羽織った女性は一人から三人に数を多くしていた。

 正しくは、雪森幸代が二人も増えているのだ。


「……精神系の能力……! 自分の幻影を見せているのかっ!?」

「うふふ。本当の私が分かるかしら?」

「うふふ。人を惑わすのが精神系の本質なのよ?」

「うふふ。これらはあくまで私一人分なの。だから一対一じゃないと言わせないわよ?」


 三人の売人は驚愕の暇さえ与えなかった。祐雅の神経を激しく揺さ振り、怒りを真っ先に引き出させた。顔を真っ赤にして、祐雅は叫ぶ。

「うぜえええええ!」

 落ち着けと自分に言い聞かせたが、冷静さはすぐには戻らない。

 三人の幸代はあられもない祐雅の反応を愉快そうに笑っていた。とっておきの人形を見せた様な、満足している子供の顔だった。


(誰が本物とか……分かるか、バカ野郎!)


 祐雅は幸代の能力を厄介に感じた。種類にもよるが、精神系の能力は視覚以外の情報でも対象に付与させられる。三人とも声を出して笑っている。音による再現は完璧と思われた。


「精神系の能力なら、物理系には弱いよなぁ!? 上等だ。俺の手で本体を直接捕まえてやるぜ! 間違って腕じゃない所を掴んでも恨むなよっ?」

「…………どこを掴む気だ、君は」

 傍観を決め込んでいた祥子のツッコミが飛んで来た。頼もしい彼女の存在を背中で悟り、祐雅は対抗心を再燃させる。わきわき、と両手を動かしていたのは冗談である。相手の挑発を誘っただけなのだ。


 ――しかし、祐雅の行動は無駄に終わった。幸代が返球をしてくれなかったのだ。

「遊んでいる暇はないわよ? 二時間なんてあっという間。ボウヤ、やるならとことんやりなさい。捕まえたいなら、初めから全力で掴みに来なさい」

「……ちっ。簡単に言ってくれる」

「ゲームが動かなくなるのは私も望んでないわ。つまらないもの。……じゃあ、臆病なボウヤにチャンスをあげましょう」

 どれを目標とするか迷っていた祐雅の方へ、幸代が片腕を伸ばした。全員ではなく、正面から対峙して右端に居る幸代だけだ。他は気楽な状態で両腕を下げている。明らかに右の彼女が特殊だった。


 最初に声をかけたのは真ん中だったのだが、慎重に右の幸代を気に掛ける。

「序盤の特別なヒント。この私にはきちんと触れられるわ」

「あんたが本体って事か? けど――」

 敵の言葉を鵜呑みにする程、祐雅は不用心ではない。罠だと考えるのが普通だった。目立った動きをしたとしても、演技の可能性も充分に有り得る。自然な体勢でいる二人の内どちらかが本物、とも考えられた。


 目を凝らすだけでは幸代の幻影は見破れそうになかった。そう判断して、祐雅が少しずつ距離を詰めていく。地道に靴裏を滑らせ、一息で距離を詰められる瞬間を窺った。突拍子な加速に本体だけが驚くかもしれない。

「これならどう?」

 鬼の逡巡を知ってか知らずか。右端の幸代がもう片方の腕を振り上げ、短く降ろした。

 彼女の合図はきっかけとなる。腕を振り降ろした幸代以外の幸代が、一瞬で白い靄へと還り消えてしまった。残るは端で立っている一人の幸代だけとなった。


「げ……。それはヒント出しすぎだろ」

 不利な状況から一転したのは嬉しい。だが、過剰な気前の良さが内面の不安をより裏付けていった。祐雅は飛び出す準備さえ躊躇してしまう。

 罠かもしれない。けれども、罠だと判断する情報も持っていない。不毛な思考が循環している。祐雅は首を左右に振り、意味の無い考察を一先ず振り払った。


「折角だから、ありがたく貰ってやる。そのヒント!」


 結論は既に出ていた。動き回る事で、彼女から情報を少しでも多く引き出す。それ以外の妙案は欠けているのだ。

 床を蹴り、祐雅の身体は勢いよく走り出す。

 戸惑いを置き去りにしながら利き手を伸ばした。身体能力では瞬間的に祐雅が優っているらしい。幸代の反応は祐雅の目にゆっくりと映っていた。


「遅い!」


 こんな台詞を人生で言えるとは思っていなかった。不真面目ながら、祐雅は自分の発言に感動を抱いてしまう。


「……うふふっ」

 意味深に喉を震わせ、幸代がその場から移動する。祐雅との距離は着実に狭まっており、進む速度も大して際立っていない。追いつくのは容易だ。


 ――がたん。


「っ? 何だっ」

 又もや意識を引っ張られる。面した方向の逆側から物音が鳴ったのだ。祥子は動いておらず、幸代の動作は祐雅が把握している。貨物が崩れたのか。意図的な現象なのか判断がつけられなかった。


(……って、待てよ)


 そこで祐雅は己の誤解に感付く。

(さっきまで一人がそこに――――あ)

 閃いた発想に祐雅が青ざめる。物音は祐雅とは真逆に位置していた。正方形の敷地から換算すると対角線上になっている。ここから真っ直ぐ走って最も距離がかかる。加速している間なら尚更だ。


 滑る様に退いていく幸代が口を開いた。


「ねえ……私が何人まで増えるか言った覚えはないわよ?」


 音も無く跳躍し、彼女は祐雅との間合いを離す。不安定な姿勢で躍り出ていた。着地する瞬間にはバランスを崩してしまう。数秒の隙が生まれ、その短い時間で祐雅の手に触れられる筈だった。


「残念。相手の言葉を鵜呑みにしちゃいけないわ、ボウヤ」


 そう呟いた幸代の身体が白い靄に還る。祐雅の目前で人型を壊し、掴もうとしていた掌の先で霧散した。


「―全部偽物かよっ!」


 祐雅は誘導されていたのだ。幻影を含めて一人だと計算していた幸代の事だ。『この私』という発言に、接触可能な本体を数えていてもおかしくなかった。


(最初に追っていたあっちが本体か)


 両足で急いで制動をかける。目星を付けた本人を見失うのはまずい。祐雅は抉る様に踵を打ち付け、方向を反転させた。


「間……に、合、え!」


 四人目の雪森幸代が貨物の影へと潜んでいく。今度は性急にしていた。駆ける足音がくっきりと耳に届く。

「どりゃああぁぁああああ!」

 腹から大声を絞り出し、気力を奮い立たせる祐雅。その絶叫はコンテナ内部に激しく響いていった。



「…………」

 遠くで眺めているメイドが神妙に唇を閉ざす。豊満な胸の下で両腕を組み、迫り来る祐雅を次々と避けていく幸代を睨んでいた。顎を少しだけ引いて、客観的な立場から頭も回転させていた。

 鬼を翻弄する女性は作り出した自分の姿を巧みに利用している。常に数度のフェイントを取り入れ、祐雅を近づけさせなかった。接触しそうな場面もあったが、それは幻影だったらしく、すぐに煙と化してしまう。予想していた事だが、とても手強い相手だった。


「………………まさか」


 目を釘付けにした状態で祥子はとある可能性を思いつく。携帯端末は間もなく三十分の経過を知らせようとしていた。鬼ごっこの舞台では未だに祐雅の空回りする声が響いている。軽快に足音を鳴らす幸代に追いつく素振りはなかった。


「気付け、祐雅君……」


 鬼ごっこという遊戯において、幸代の能力は無敵に思えた。だが、彼女の優勢には弱点がある。それを見つければ、祐雅の勝率も比例して跳ね上がった。

 制限時間の四分の一は費やした。残りは約一時間三十分。観察に徹している祥子は幸代の攻略法を理解した。けれども、祐雅と幸代だけのゲームと言われているので大声で教える訳にはいかない。


 歯痒い。祐雅の傍にいる様になって、祥子は初めてそう思った。



 ――そして、時は淡々と流れる。


近い内に「E・D」を更新したいと思います。その次にこの続きを更新する予定です。幸代の能力には秘密があります。読者の皆様にその秘密を解いていただければ幸いです。――――ヒント:音。

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