古い灯台に光り輝くダンジョンコアが住んでいました。
いつから存在したのかわからないほど古い灯台がある港町。
地上を照らす灯台の光は邪悪を退け、街に魔物が侵入するのを防いでいました。
灯台には魔法で動く人型の魔働人形がいて、その灯台の光を守っています。
みんなこの古い灯台と、そこに住むココロ優しい人形が大好きでした。
港町の近くにはダンジョンがあります。さすがの灯台も地下までは照らせなかったのです。
しかし、本来ならダンジョンで生まれた魔物は外へ溢れ出て、人間を襲うのですが、灯台のお陰で魔物はダンジョンの外へはあまり出たがらない様子でした。
冒険者たちは港町を拠点に、まだ見ぬ宝とダンジョン制圧の名誉を求め、ダンジョンへ潜ります。
ちなみに、ダンジョンコアは灯台の最上階で、光を放って暮らしていました。ダンジョンマスターの魔働人形も、ダンジョンコアに召喚された時からずっと一緒に過ごしていました。
そう、港町周辺はダンジョンの一部であり、町は安全地帯の設定を受けていただけだったのです!
なろうではよくある、人間と共存しつつ内政して、自分のダンジョンも駆使しポイント的なものも集めるマッチポンプなダンジョンもの。
魔法人形はちょっと未来の地球から来た高度な人工知能を持つ人型ロボット。ダンジョンを守り、発展させると言う命令を受け、実行している。地球産のためロボット三原則により、人への安全性を配慮しなくてはならないという仕様を持っている。