第3話
姉に手伝ってもらい初めて射精することができた。
…でも、ありがとうって言えてない。
姉自身も恥ずかしいはずなのに、あそこまでやってくれて…
素直になれない自分にムカついた…
そして夜が明けて…
オレは朝5時に起床した。
ある目的のために。
この精液臭い布団を洗濯すること。
幸いベットシーツには付着していない。
オレは掛け布団を持って洗濯機がある脱衣場へ行った。
掛け布団を小さく折り畳み、洗濯機に突っ込んだ。
洗剤を入れ、洗濯機のボタンを適当に押していたら動いてくれた。
明人「ふー。なんとかここまで…」
すると後ろから、
夏美「明人?」
オレは振り返り、
明人「え?!…なんで?」
この早い時間なら誰も起きて来ないと思っていたのに…
夏美「ふふ。なんとなくだけど明人の考えてること分かるよw」
明人「別に…その…洗濯した方がいいかなぁと思っただけで…」
動揺しすぎて幼稚な言い訳しか出てこなかった。
夏美「はいはい。そうだね。」
明人「‥くっ…。」
変な言い訳して自分でも恥ずかくなった。
夏美「風邪、もう平気?」
明人「え?ああ、うん。多分…」
そういえば咳がいつの間にか止まっていた。
少し身体のダルさがあるくらいだった。
明人「じゃ…じゃあ、今から風呂入るから‥。」
夏美「あ、ごめんね。」
そう言うと、姉は脱衣場から出ていってくれた。
明人「ふぅ。」
オレは服を脱ぎ浴室に入った。
そして風呂椅子に座り、そのままシャワーを頭から浴びた。
明人(‥シャワーから出たら姉ちゃんにちゃんと言わなきゃ‥ありがとうって‥)
すると、後ろの浴室のドアがガチャと開く音が聞こえた。
オレは、え?と思い後ろを振り返ると、姉が下着姿で浴室に入ってきた。
明人「えっ‥ちょっと‥」
オレはすぐに正面に向き目を逸らした。
夏美「‥えっと‥明人、1人で大丈夫かなぁと思って‥」
オレは姉の方を見ないように、
明人「いや‥なんで下着‥?」
夏美「それは‥シャワーで濡れないためじゃない。」
明人「え?‥洗うつもりなの?‥オレを?」
夏美「‥うーん。そうそう‥」
姉が何を考えているのか分からなかった。
自分で浴室に入ってきたわりには何故か恥ずかしそうにしていた。
正面の鏡越しに姉が近づいてきているのが見えて、
夏美「‥もぉ、鏡越しにジロジロ見ないでよ。私も恥ずかしいんだから‥」
明人「じゃあなんでそんな格好で‥」
夏美「‥えっと‥それは‥‥」
姉は恥ずかしそうに、
夏美「‥明人が喜ぶかなって‥」
明人「‥え‥?」
夏美「ほら昨日、私が明人に‥その…シテあげてた時…明人、私の胸元覗いてたよね?」
明人(‥…気付かれてた…)
さすが言い逃れできないと思った。
夏美「…だから、明人ってオッパイ好きなのかなって…」
明人「…ごめん。その、つい見ちゃって‥」
って、アレ?
オレの為に下着姿で来たって‥
オレに負い目を感じて‥?
‥まさか‥
昨日ことでオレが怒っていると思っている‥
だとしたら誤解を解かないと‥!
オレは少し大きな声で、
明人「姉ちゃん!あの‥昨日のことなんだけど‥」
姉は少し驚き、
夏美「えっ?なに‥?」
明人「えっと‥昨日姉ちゃんがシテくれたこと、あの、すごく助かったっていうか‥その‥ありがと‥」
夏美「‥そっか。じゃあ私の行動は間違ってなかったことかな‥」
明人「‥うん。」
すると、姉は石鹸を取ってオレの背中を洗い始めてくれた。
夏美「‥正直、不安だったよ。でも明人が痛そうにしてたから‥」
明人「うん。ゴメン‥」
夏美「全然。」
姉はオレの背中を洗ってくれて、シャワーを手に取った。
夏美「じゃあ流すね。」
明人「うん。」
オレは目の前にあったシャワーのハンドルレバーを回してあげた。
夏美「きゃっ‥」
何事かと思い鏡越しに姉を見た。
シャワーヘッドが姉の方を向いていたみたいで姉の下着が濡れてしまっていた。
明人「ご、ごめん。」
夏美「もぉ‥」
姉のブラジャーが透けて更にやらしく見えた。
夏美「取っちゃお‥」
姉は前屈みになりブラジャーのホックを外そうとした。
オレは固唾を飲んで見ていると、鏡越しに姉と目が合った。
夏美「見ーるーな!伏せ!」
姉に言われオレはすぐに下を向き頭を伏せた。
夏美「うん。よろしい。」
姉はブラジャーを外したみたいで、
夏美「んー‥ここに置いとこ。」
姉はブラジャーを浴槽の蓋の上に置いた。
オレの視界にギリギリ入る位置で横目で凝視した。
明人(‥ホントに取ってる‥今パンツ1枚だけってこと‥?)
振り向きたい気持ちを抑え、オレは頭を伏せたまま耐えた。
夏美「じゃあ流すね」
姉はシャワー片手にオレの背中を擦りながら流してくれた。
すると、手の感触とは違う何かが背中に当たった。
夏美「あ、ごめん。当たった。」
明人「え?なにが‥?」
夏美「エッヘヘー、明人が好きなやつだよ♪」
一瞬の出来事で堪能する間もなかった。
夏美「はい、終わりー。」
姉はオレの背中を洗い終え、それと同時に、脱衣場の洗濯機が「ピーッピーッ」と鳴った。
夏美「洗濯終わったみたいね。ってか布団無くてどうやって寝るの?」
明人「‥もう風邪、大丈夫だよ。」
夏美「ダメ!まだ全快じゃ無いんだから。はぁ‥しょうがないから私の部屋で寝なよ。」
明人「いや‥でも‥」
夏美「いいから!寝ないと‥」
明人「わ、わかったよ。寝るから‥」
夏美「よろしい。」
半ば強引に姉の部屋で寝ることに。
夏美「じゃあ私、先に出てお布団干しとくから。髪乾かしたらお姉ちゃんの部屋来なさいよ。」
明人「‥うん。」
姉は浴室から出ていった。
明人「はぁ‥なんか面倒なことに‥」
オレは身体を起こすと、浴槽の蓋の上に姉のブラジャーが置かれていた。
明人「なんだよ、忘れて‥」
オレは良からぬことを思い付いてしまい‥
オレはもう一度浴室のドアを確認し、
明人(戻っては‥来ないよな‥)
オレは姉のブラジャーを手に取り、
明人「‥でかっ‥」
洗濯物で姉の下着は見慣れていたが手に取って触ったのは初めてだった。
姉が下着姿で浴室に入ってきた時は焦って欲情する余裕もなかったが‥
今、姉のブラジャーを手に取り姉の下着姿を思い出すと下半身のモノがムクムクと大きくなってきた。
明人「‥姉ちゃん‥」
頭では、してはいけないと分かってはいる。けど、この欲は抑えられなかった。
オレは姉のブラジャーの裏生地に顔を近づけ小さく匂いを吸った。
明人(姉ちゃんの‥匂い‥)
下半身のモノは更に反り勃ち、
明人「‥できるかな‥」
オレは姉のブラジャーの匂いを嗅ぎながら、反り勃ったモノを握り扱いてみた。
明人(‥姉ちゃん‥姉ちゃん‥)
姉のことを考えていると扱いてるモノは全く萎える気配はなかった。
しかし、扱く手の動きが上手くできなかった。
明人「‥ちゃんと手ぇ動けよ‥‥」
もどかしさでオレは諦めてしまった。
夏姉にシテもらった時‥メチャクチャ気持ち良かった。
明人「また‥シテ欲しいな‥。」
少し時間が遡り(さかのぼ)‥
私は浴室から出て、身体を拭いて着替えよう思ったら、
夏美「あ、ブラ‥!」
浴室にブラジャーを置き忘れたことを思い出し、取りに行こう浴室のドアに開けようとしたが、
夏美(‥開閉してたら明人また風邪ひくかも‥)
そう思い浴室に入るのをやめた。
夏美「ま、いっか。どうせ濡れてるし。新しいの出そ。」
脱衣場の引き出しから新しいブラジャーを付け私服に着替えた。
そのまま洗濯機から明人の布団を取り出し庭の物干し竿に掛けた。
夏美「ふぅ、これでよし。」
布団だけ干されていて違和感はあるけど、わざわざ母は聞いては来ないだろうと思った。
夏美「うーっ寒っ‥スカートじゃ寒すぎたかも‥」
4月とはいえ、朝方の風は冷たく私はすぐに部屋に戻った。
部屋に戻ると大きく欠伸が出て、
夏美「‥さすがに朝早すぎ‥」
時計は朝6時を回っていた。
しばらくすると、ドアをノックする音が、
明人「‥夏姉」
私は部屋のドアを開けてあげた。
夏美「遅かったね。さっぱりした?」
明人「‥うん。」
夏美「そっか。すぐ寝れそう?」
明人「さぁ‥」
明人は私のベットで横になった。
夏美「そういえば、ブラお風呂場に忘れてたんだけど‥」
明人「え、あ、うん。洗濯カゴに入れといた‥」
夏美「?‥ありがと。」
私は勉強机の席に座り、
夏美「何か要るものあったら言ってね。私勉強してるから。」
すると明人が、
明人「姉ちゃん‥」
私はすぐに振り返り、
夏美「どした?」
明人「‥さっきの風呂場‥なんで‥」
夏美「なんでって?」
明人「わざわざあんな格好で‥姉ちゃんだってまだ風邪治ってないのに‥」
夏美「‥うーん‥強いて言うなら私が風邪をうつしたからかなw」
明人「ほんとに‥?」
夏美「‥うん‥。」
明人「‥でも‥何か‥」
明人はまだ納得できていない感じで、私は少し本音を話した。
夏美「‥昨日の夜のこと覚えてるよね?」
明人「え、うん。」
夏美「‥事故って訳じゃないけど、明人の恥ずかしい所見たから‥それで私も少し恥ずかしい姿を‥‥ね。‥納得できた?」
明人「うん‥」
すると、明人はチラッと私の太股見て、
明人「‥恥ずかしい姿って‥オレあんまり見えなかったんだけど‥」
夏美「あ、そうだったねw」
お風呂場では私の身体が見えないように明人に顔を伏せさせていた。
そしたら、
明人「‥今って見せてくれる‥?」
明人の発言に私は思わず「え‥?」となった。
夏美「それって‥私の見たいってこと‥?」
明人「うん‥ダメかな?」
夏美「‥ダメっていうか‥」
抑圧していた明人の欲求が自制できなくなっていると感じた。
お風呂場の出来事が引き金に‥
夏美「‥できるとこまでなら‥いいけど‥」
明人「じゃ‥じゃあ、後ろ向いて‥その‥スカート捲ってくれないかな‥」
私の太股辺りにさっきから明人の視線を感じていた。
私は後ろを向いて、
夏美「‥こう‥?」
ショーツが少し見えるとこまでスカートをたくしあげた。
明人はベットに横になった状態で、
明人「‥ん‥もうちょっと‥お尻突き出してくれないかな‥」
夏美「‥え‥でも‥さっき見たのと同じだよ‥」
明人「だから見えなかったんだって‥」
私はお尻を突き出した。
恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じた。
明人「あ、見えた‥」
夏美「も‥もういい?」
明人「うん。いいよ‥」
私はホッとしてスカートを戻そうとすると、
明人「‥次‥正面から見せてくれない‥?」
夏美「え?‥終わりじゃないの‥?」
明人「夏姉‥ごめん。これ、最後だから‥」
最後という言葉に私は仕方なく‥
私は明人の方を向きスカートを再びたくしあげた。
夏美「これで‥いい?」
明人「‥うん‥」
明人は私のショーツを直視し、布団の中でモゾモゾと動いていた。
夏美(‥‥明人が私の下着を見てる‥恥ずかしくてドキドキしてるけど‥なんだろ‥この気持ち‥)
私はお腹の辺りが熱くなるのを感じた。
明人「もう少し‥近づいてくれない‥かな‥」
夏美「‥うん。」
拒否することなく私は明人の言うことを聞いた。
スカートをたくしあげた状態で明人の目の前まで近づいた。
夏美(‥見られて‥変な気分に‥‥)
すると、明人は寝返りをうち身体を逆の向きした。
明人「あ、ありがと。もう‥いいよ。」
夏美「え‥?」
明人「ごめん‥もう寝るね。」
夏美「‥うん‥」
明人の態度の変化に私は気が抜けてしまった。
夏美(はぁ‥私‥何期待してるんだろ‥)
明人が背を向けて寝てるのを確認して私はショーツの上から局部を触ってみた。
夏美(‥少し湿ってる‥‥)
明人に‥弟に対して卑猥な妄想を膨らませ、自分の感情が分からなくなってしまった。
夏美(‥私、どうしたらいいんだろ‥)