初めての友達
大口真神「チッやはり今の力では精々10分が限界か、時が経つほど精神は摩耗していき、さらにこの地域を守ると契約した時に半分以上の力をこの地に納めてしまったからな。」
と目の前にずんぐりむっくりな姿と戻った大口真神が言う。
大口真神「もうこの体ではあと100年持つか持たないかだな。」
大口真神「この地には古い昔に言い伝えがある。 人とモノノ怪、その両者が手を取り合う時、両者真の力を出せるであろうと、」
そう言うと大口真神は謎の紙切れを渡してきた。
大口真神「ここにサインをしてくれ。」
渡された紙には拙い字で書かれた友人契約書だった。
神司「ここに名前をかきゃぁいいのか?」
大口真神「そうだ、そこに名前を書いてくれ。」
神司「こんな紙切れで本当に言い伝え通りになるのか?」
シンジは少し疑惑を持ちつつ名前を書いた。
そしたら紙切れが光だし字が浮かび上がった。
宙に浮いた1人と一匹の名前。
1人はミーニングレス・神司
1匹は紺太郎と
そして2つの名は天へと消えていった。
大口真神「これで無事契約完了だ。我としたことが不甲斐ないせいでこんな奴と、まぁとりあえずありがとう神司」
神司「こんな奴とはなんだ、というかお前の本当の名前、紺太郎って言うんだなwなんか可愛いなww」
紺太郎「おい貴様また笑いやがったな。クソォ、どうしようも出来ねぇ。そして、おいナレーション、貴様も名前をちゃっかり変えるな!」
神司「ナレーションってなんだ?なんの話しをしてるんだ?」
紺太郎「それはさておき、神司、契約の内容を言ってなかったな、この契約にはメリットが多く存在する。1つ目は神司、お主が我はお主の所へとすぐに現れるようになれる。そして2つ目、お主は必要な時にわしの力を借りることが出来る。無論逆も然り、我もお主の力を借りることが出来る、要らんがな。こんないいメリットがあるがその逆、悪い所もあってだな、この契約は神司、貴様が死ぬまで続く、その間我はお前を殺すことも出来ないし食うことも出来ない。如何せん我はこの状態で仕方なく結んだがやはり後悔するなぁ。まぁ何はともあれ今日から友人だ、よろしく神司」
神司「よろしく、紺太郎」