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作者: 奈川夜星

仕掛けを施すことに精一杯。

でも日々を取り繕わず、生きて。


遠:猛

いま、と発するほど

それは遠く

ラズベリーの甘さも、赤さも

糸瓜色にまで届くよう滲む、絵具の色水が淡く薄く

なっていっても

きっとそんなことは知らない、誰一人も

ただ、北へ帰った

くだらない星のもとだ 

なかば、言葉を紡げば紡ぐほど、この

っ蜜柑、色だって荒ぶ

手にとるように、分かって、分かっ

なぜ…分かってたはずなのに…君も分かっていたようだし

一体、いつから今が遠ざかっていったのか、巡らした思いも消え果つ

忽ち、カチコチ。

固まった頭を冷やそ

恐ろしく、晴れ

をせがんでいた頃の朝日が

さも嘘だったかのように眩しく眩む

lightなんていらなかったな

けふ、夢見し

大地は青く

しまっていた木漏れ日も

掌にそそいで、だけど昔と呼びたくないいつか

も私から零れ落ちるような

訳の分からないことになるし

感覚も鈍い

力もかなりなくなってきたな

あぁ、なんでこんなことに。ふいに

えもいわれぬ思いたちが襲って、どうしてか

名もない感情の輪郭をなぞってくる、それが

いかに残酷か…静けさにぴったりと纏わりついてくるからこそ

1秒も離れてくれない、三

秒経って、いざ

でかけよう、なんて、危うい

、、、肌に触れる、生ぬるい

凍ってしまったものを取り出そうとする

のんびりと二歩

世の無常に立って歩けば歩くほど

に囁いた桜に

あすを委ねる…

ルビーの細い光に打ち返されて。


ーーーーーーー

遠い空へ

泣きたくなって

啼いた

顔をさらけ出しても

分かち合えない

1秒で、

此の世にある


猛毒も雲も 

ただの物質。

それが空しくも

悲しい

何かが存在するほどに…。

お読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 遠ざかっていく今、遠い空。過ぎゆく時の中での、去り難い想いがとても伝わってきました。 ラズベリー、糸瓜、蜜柑に、大地の青やルビーの光。色彩豊かで、「木漏れ日も掌にそそいで」をはじめ一つひ…
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