ツネタロウさん16歳 能力値の割り振りに失敗する
いつもは、本編の少年ツネタロウの特別編を再編集したものをここに載せてますが、今回は完全新作のツネタロウさんの能力値を考えた。というのを書いてみます。
というのも今さっき夢の中で思ったことで、それもそうだな。と思うことを書き出したい欲求に負けて格からなんですよね。すみませんがお付き合いいただけると嬉しく思います。
ゲーム脳で申し訳ありませんが、多くのゲームには主人公のレベルというのがありそのレベルを上げるためになにかを経験したことによる経験値というものがあり成長することで何かを得るのがほとんどだと思います。それが、魔王を討伐するのか世界統一するのか、はたまた、スローライフを送るのか。その辺はゲームによりけりなのではありますが。
ツネタロウさんって、年齢の割に経験値だけはやたらと高いと思うんですよ。ただそれが、若年とういこともあり成長が追い付かない。
エドから帰ってからのツネタロウさんは、大人っぽくなったように感じますが、実年齢は16歳と若い。
とはいえ、この時代は人生50年は武家の人たちであり、庶民は人生40年だった。30代で年寄扱いされる時代背景を考えると16歳は決して若すぎるというわけではないが、人間的成長は急激に伸びるのは一部分なくらいで全体的に上がるというのは考えにくい。
ゲーム脳で申し訳ないが、レベルアップをすると自動的に能力値を割り振るゲームもあれば、能力値を自分で割り振ることのできるゲームがある。ここでは、自分で割り振るタイプで考える。なぜなら、すばやさ重視にすれば回避能力がアップするというより移動スピードが上がるということ。なんだったら枝から枝へ飛び移りながらの高速移動ができるとか。
自分たちの生き方を考えても同じ。多くの経験を積みそれを何に生かすか。と考えたとき、経験から得たものを利用して成長させようとほとんどの人はすると思う。
例えば、数学の勉強が好きすぎて気づけばクラスで一番。レベルが上がった。その経験をどう生かすか。漢字のつくりからどの角度で書けば美しく書けるか。とはあまり考えないだろう。どちらかといえば、より計算能力を上げ最適化した速度で解くようにするものではないだろうか。そう、数学だと数学に近いところにその能力を割り振るようになる。
例えば、クラス一番の人気者の能力値って、一部に特化した人と全体的に能力が高い人のどっちかだと思うんです。一部とは、足が速い。とか、背が高い。とか、面白いなど。全体的に能力が高いとは言ってもどこか抜けてるから人気者になりやすいのであり、すべての能力値が高いとそれはそれで嫌われやすい。人として抜けてるところが共感を得やすい。
今の時代は、人生80年時代なので16歳で得られる知識や体験から得られる経験値は大したことは無い。部活やクラブ活動で得られた経験は、私のような帰宅部の子たちよりも多くの経験を得ている。だから、教師たちは部活やクラブ活動をしなさいとしつこく言う。だから嫌いなんだよ。ふん
その中で、経験からレベルアップしたときに能力値を割り振るわけですが、得意なことに特化するためかなりの偏りが出てきやすくなる。ここで、偉そうに言う教師たちはなんの手助けもしないのが一般的。本人に任せてしまう。そのため偏った知識と偏った能力でクラスアップをしていく。まだ未成年で社会のことも何一つ分かっていない子供に任せてしまうのは惜しいことですよね。なにかヒントを与えるなどの手伝いくらいしたらいいのに。だから嫌いなんだ。ああいう大人は。
現代の16歳でもこの程度。もちろん、将来を見越し生きている16歳ならば問題なく経験値から能力値を割り振っていけてるでしょう。
時代は戻り元和のツネタロウ16歳。ツネタロウさんはこれまでに多くの経験を積み重ねています。ほぼ毎日働くツネタロウは、過労で倒れることもあるほどの働き者。江戸時代の武士たちは、週4日勤務だったとかどこかで読みました。あまった3日は書物を読むとか稽古をしたり内職をして稼ぐなど人によって違いはあったそうですが、本来の仕事はあまり多く働いていない。それくらいノホホンとした生活だったそうです。それらと比べても働き者のツネタロウさん。
波乱万丈の慶長時代から平穏な元和時代。これまでのように、武力が高ければ仕事にありつけるという時代では無くなった。元和からは統治能力とそれを支える知力が必須になってくる。武力で統治能力を上げてきた武士たちは、統治能力として不要となり庶民のほうを向いて政をすることが大事になる。
その点、ツネタロウさんはメイジから元和にやってきて常に庶民のほうを見続けてきたことから武力は不要な時代に向いている。やけどで腕が上がらないことも武力が足りなくてもなんとかなる部分ではある。
これまでのツネタロウの年不相応の経験値の積み重ねをプレイバック。
13歳で転生というか転移。チヨとの出会い。
14歳で元服し寺子屋を引き継ぐ。父が他界し当主へ。
15歳で藩主ホンダマサズミとの謁見。石高50石加増により家臣のササキクニアキを雇う。寺子屋内で皆食・仮眠を制度化。領内で宴を実施。雑炊屋を認可とロイヤリティ発生。同窓の会始まる。空き巣逮捕、150石加増、役職手当米100俵、手習道場へ名称変更、両替商イヌヅカと知り合う。カタワの子どもを手習道場へ通わせる。薬師のソウアンと知り合う。間者スズとの出会いと契約。別の寺子屋主人と知り合い交流を持つ。
16歳で苗字を賜りホンダ姓からホマレダ姓を賜る。2人目の家臣セラスミエ。農機具を作成するための資金集めに米問屋のヤハタと知り合う。大人向けの勉学開始。スズの弟コウキと出会う。エドへの招待、将軍ヒデタダとの謁見I、筆頭老中のサカイ・僧侶兼老中のイシンスウデン・南町奉行シマダトシマサとの出会う。ハッチョウボリ材木商のハチゴロウとその娘キヌとの出会い。サッテの宿主ヤソスケらと知り合う。
13歳は師走登場なのでチヨとその父が出てきますが、変な指示を出してあまり良い結果を出せなかった。そこは無知な子供の意見なんですが、領主の息子なので。通っちゃいました。
14歳は暗黒期でしたが、着実に経験を積むという点では、経験値は思いのほか多く獲得。ただ、レベルアップしてるのだが割り振りに偏りが出た。知力と指導力に割り振ってしまう。
15歳のマサズミ謁見を皮切りに思い描いていたことを実施して大きく飛躍する。しかし、レベルアップしているが能力値を割り振らないことがしばしば。魅力に全振りする。
16歳で将軍ヒデタダとの謁見からの中枢の人物との出会いなどを経て経験値は大きく跳ね上がる。レベルアップがとてつもなく上がっているのだが割り振りが間に合わず微増させることくらいしかできていない。
ツネタロウさんの年齢はまだ16歳。急激なレベルアップが起きてもそれに対応できるほど人間性を変えることは不可能。人間は研鑽をして成長するので、研鑽をしたという充実感が無いまま成長すると成長が伸び悩むことにもつながると思う。
下級武士から中級武士に成長する頃、元々持っている能力とこれまで培った人脈などを通じてなんとか事が運んでいるに過ぎない。少しゆとりができれば、自分を見つめなおしどの部分を研鑽し能力値を割り振ることができるかとなれば天才的な成長がみられるだろう。
と、ツネタロウさんのことと現代の16歳の能力などを比較して考えてきましたが、元和のツネタロウさんは能力値を割り振る能力がまだ乏しく余裕がありません。それは16歳という若さが影響してるんじゃないかと思うのです。現代の日本の成人年齢は18歳に引き下げられましたが、それにさえ届いてない若さ。今を生きることに必死な年齢でもあります。そのため自分のこれからの生き方を考えるのが難しい時期でもあるので、上手く能力値を割り振ることができないのでしょう。
若年で活躍するアスリートたちを見てよくご自身がそのころ何してたか。などと比較する人をお見受けしますが若年者のアスリートは、今しか見てないため好きなことを追求することができます。将来を見越して活動するにはちょっと早い。特に小中学生のアスリートだと。高校生くらいでも周りや先人たちを見てどう思うかを考えるくらいです。本格的に、将来像を見ようとするともう少し経験が必要になります。高校卒業する18歳が成人というのも納得ですね。ようやく、自分の将来を見て選択肢が増えるのが18歳くらいです。それまでは、選択肢が少なく大人からの意見に従うことばかりでしたからね。今だと大学進学するという選択肢が強く出てきます。今やだれでも大学進学できる時代です。身分など関係ありません。お金がなくても借りれます。進学しようと思えば誰でもできる。これだけでも選択肢が増えますよね。
しかし、本当の成人は何歳なのでしょうか。現行法では18歳となってますが、多くの契約などは20歳となっている。18歳はあくまで選択肢が増えるというだけで、大事な部分は20歳から。とはいえ、今の時代の20歳は大人でしょうか。とても思えません。20歳成人は明治時代の遺物。令和うを生きる人が同じ感覚かというととんでもない。ぬるま湯で成長してきた平成・令和世代で20歳で自身の全責任を持つことなんて不可能です。せめて大学卒業して社会に数年出たくらいでなければ自身の全責任を持てません。今の時代だと25歳前後が成人なのかもしれませんね。
元和のツネタロウさんは25歳まで待つと死んでしまいかねません。ツネタロウさんはたぶん18歳くらいでなにか成長しそうな気がします。今はまだ鈍感力を磨いてる最中。いつになったら、チヨさんとキヌさんの気持ちに気付くのでしょう。そこからしてまだまだ子供なんですよ。色気のない生き方をしてますし。
【あとがき】
ちょっと持論が過ぎましたかね。
何が言いたいかというと、ツネタロウさんは元服こそすれど、10代の若者。自分のことを見つめなおす余裕がないてんてこまいな生き方をしています。そのため、能力値を割り振るのができておらず、レベルだけが異常なほど上がっている状態です。今のツネタロウさんのレベルは、30を超えてます。同世代で中級武士で比べるとトップクラスのレベルと経験値でしょう。ただ能力の割り振りができてないため平凡に毛が生えたくらい。
よく言えば、能ある鷹は爪を隠す。という状態でしょうか。ただ、レベルがもし見えたとしたら同世代の子たちはおののくことでしょう。
詳しくは、TwitterというかXというかなんとかマスクの言い訳用アイテムというか。そちらでつぶやきます。お疲れさまでした。