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心得二 インデントを使う△

こちらの心得は書いてみたものの、

小説には適さないと思います。


ただ、日常生活では役に立つ考え方だと思いますので、心得の一つとして記させていただきます。


インデントというのは、「字下げ」という意味です。

例えばこんな感じですね。


--------------------------------------------------------------------

国語

 現代文

 古文

歴史

 日本史

  縄文時代

  弥生時代

 世界史

--------------------------------------------------------------------


この、現代文と古文、日本史と世界史で

一つスペースが入っているかと思います。

これがインデントです。


また、日本史のように

さらにインデントをすることもできます。


なぜインデントするのか…

それは理解しやすくなるからです。

していないものと見比べてみましょう。


--------------------------------------------------------------------

国語

現代文

古文

歴史

日本史

縄文時代

弥生時代

世界史

--------------------------------------------------------------------


どうでしょう?

見比べると一目瞭然ではないでしょうか?


最初の例では、国語と歴史があり、

国語の中には現代文と古文、

歴史には日本史と世界史がある事が分かります。


ですが次の例では全く分かりませんね…


このように、

スペースを使うだけで、構造が明確になるんです。

読みやすさという点でこれほど明確に分かる

方法は少ないかと思います。


コードを書く場合、

読みやすくするためにインデントを多用します。

インデントが強制される言語もあります。※1



ただ、インデントを小説の中で扱うのは難しいです。

なぜかと言うと小説とインデントでは

表現する内容が異なるためです。


いったいどういうことでしょうか?


まず、インデントが向いているのは

「ある時点のモノの上下関係を表現する」事です。

上の例なら「国語の下に現代文と古文がある」

といった関係を表すのに向いています。


では、小説の表現とは何でしょう?

私は「時間の流れ」だと思っています。


次の例を見てみましょう。

--------------------------------------------------------------------

「ねえ古文君?君は昔の文書を扱っているんだね?

 なら国語組じゃなくて歴史組はどうだい?」

「う~ん…そうなのかなぁ?

 でも僕はずっと国語組だし…」


「じゃあ、試しに歴史グループに入ってみようよ!

 何か新しい発見もあるかもしれないし…ね?」

「日本史君がいうなら…ちょっと入ってみようかな?

 現代文ちゃん、ちょっと行ってくるよ。」


「えぇ!古文君待ってよ~

 …私一人になっちゃうじゃない…ばかぁ!!」

--------------------------------------------------------------------


…どうでしょうか?

会話として「時間の流れでどう変わったのか」が

表現されているかと思います。


しかも始めと終わりでグループが変わっています。

これはインデントで表せません。


このように、常に小説の中では流れているため、

ある地点を表現するインデントは使いにくいのです。


敢えて上の会話例で使うとしたら、

グループの変化を見るために始まりはこれ、

終わりはこうなったとして表現する感じでしょうか?


ファンタジーものとかなら、

ステータス表示などには使えるかもしれません。

アレはその時点の能力を表示するものですから。


それでは、この辺で終わりにします。

また次回お会いできるのを楽しみにしています。


※1 インデントが強制される言語って?

→pythonはインデントがちゃんとしていないと、エラーで怒られます。


本文の例として使われなかった私が執筆中の小説

「魔宝少女ホーリージュエルズ外伝 =魔法少女シャドウガーネット=」は

こちらから閲覧できます↓


https://ncode.syosetu.com/n6132gi/


使われていない時でもCMはしますよ~

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