原因
まず入口の近くまで行くとあきらかに雰囲気が変わった。ナビでもよくわからず、とりあえず奥へ奥へと進んでいった。途中に白い車があったのを覚えている。どんどん道がでこぼこになり細くなっていく。すると、目の前に野生の鹿がでてきた。怖いより興奮してテンション上がって懐中電灯でてらした。最初は一匹しかいなかったのにどんどん増えてきて周りは鹿だらけで行く手を阻まれた。どうしようもなく車を動かしたら、逃げたいった。そしたら一人が、「あそこ照らして」と言った。懐中電灯で照らしたら間違いない動物じゃなく木の横からあきらかに人影だった。さすがにビビった私たちは急いでUターンして帰りたかったが道が細すぎてできない。とりあえず進んでUターンできる場所を探すしかない。人影はどんどん増えていく。私たちは気が動転して叫ぶしかなかった。すると助手席の一人が「横見いきれん」と言い出し他の4人がみてみると女の人が助手席の窓の上の方から覗いていた。初めてまともに見てしまったのだ。窓のいたるところに手形がつきだし皆パニックになって進むしかなかった。どれくらい走ったか覚えてないけどちょっと広い道にでてUターンした。Uターンしたところは公衆電話があるところだった。後から調べてみると、その公衆電話は犬鳴村では有名らしい。言われてみれば尋常じゃないくらいオーラがでてた気がする。