第三話 チートなパラメーターや武器を召喚した仲間達がいる中で俺のパラメーターと召喚した武器は・・・
3話目です。まだまだ話の組立が下手で拙いと思いますが応援よろしくお願いします。
このパーティすごいよぉ!!チート集団じゃないのか?さすが勇者パーティだぜ・・・
「これは・・・さすが勇者様方ですね、なんの強化魔法もなしにここまでのステータスなんて」
「さすが勇者殿たちじゃ。これは5人とも我達並ではないかの」
ほら騎士団隊長や王様でもここまで驚いてるんだ。それに比べて何ほだ・・・俺のパラメーターは・・・
「刃のも見せてくれよ」
らきたよ、見せたくないなぁ・・・
「刃、見せてよ!あ、もしかして私達より強くて遠慮してるとか?」
「おいおい、水臭いぜ刃!遠慮するなよ!」
「そうですよ、刃君!」
皆の期待が痛いぜ。
「こんな感じです・・・」
「「「「え?」」」」
ほら、皆鳩が豆鉄砲食らった感じになってるぞ。
「こ、これは・・・」
「うむぅ、何と言っていいのやら・・・」
王様とか騎士の隊長とかに凄く哀れまれてる。超恥ずかしいんだけど。
「と、とにかくパラメーターは低くても神話級の武器があるかもしれんぞ!」
え?武器?神話級?なんだそれ。
「勇者様方、貴方方は利き腕に「武器よ在れ」と念じてもらってよろしいでしょうか?」
「え?何ですそれ」
あ、蓮夜ちょっと恥ずかしそう。まぁ「武器よ在れ」なんてなんか中二病っぽいもんな
「「武器よ在れ」とは自身に一番適正のある武器を召喚できる召喚魔法です。冒険者なども確実に使っている魔法です。この魔法を使えるものは冒険者や騎士、兵士になる人が多いですね。しかしこの魔法を使って武器を具現化できる者は国の者の中で2、3割程度です。この魔法を使える者は総じて天才と呼ばれます。」
へぇ、これならまだ希望が!
「具現化した武器は「消えろ」と念じれば消えます。それに召喚できた武器は魔物や魔獣などの素材や血などで進化していきます。これが武器召喚できた者が天才や強いと言われる所以になるのです。」
よし、なら今度こそ!
「「「「「武器よ在れ」」」」」
お、俺の右手に光が!これは聖剣とか魔剣とか来るか!!!
そうして光が収まると・・・
俺の右手には筆箱が!
・・・え?ふ・・・筆箱・・・?あの中学生とかが使ってそうな黒色のチャック式のあのよく右下にプー○とかのロゴが入ってるあのHU DE BA KO!?
「え・・・えええええええええええええええええ!?」
「どうした刃!?」
「大丈夫!?刃!?」
「大丈夫ですか!」
「おい!どうした!」
「え、いや・・・」
どうやら皆心配してくれたらしい。
「悪い、なんでもないんだ。それで?そっちはどうだった?」
「ああ、バッチリだぜ!」
「私もよ」
「私もです」
「おう、できたぜ!」
蓮夜達を見ていくと、
順に蓮夜が剣。あれ絶対聖剣だろ真ん中辺りに白色の宝玉らしき綺麗な石がはめてある。まだまだ成長していきそうな程神々しい剣だ。
渚が幣。あの神社の神主さんとかがよく祭祀とかの時に持ってるな。ん?なんか渚が上の方に引っ張ってる、何してるん・・・!?なんか刀みたいなのが出てきた!?あれもしかして俗に言う仕込み刀ってやつ?お前仕○人かよ。しかも切れ味良さそう・・・
霞が杖。さっきステータスカード見た時にも魔法使いって書いてあったもんな。杖とはいかにも魔法使いっぽい。杖の先についてる青色で澄んでる宝玉が綺麗だな。
剛がなんだあれ?なんかグローブの先に刃物みたいなのが3本ついていて相手を引っ掻くことに特化したような・・・引っ掻く?
あ!!爪か!確かにドラ○エとかだと爪って格闘家の武器だった。うわ~、あれ格闘家というより喧嘩屋の武器なんじゃないのか?しかも剛は職業喧嘩屋でも格闘家でもなくて拳闘士だし・・・いや、格闘家と拳闘士って一緒なのかな・・・
「これは・・・さすがです!勇者様方!いえ、レンヤ様方!!」
「ほほぉ!さすがはレンヤ殿達だ。聖剣や伝説級の武器だらけだな!」
皆伝説級とか言われちゃってるよ。俺のも伝説級なのかな・・・ちなみに武器などは目を少し凝らせばどういうものか分かる。蓮夜達のを見てみると・・・
聖剣の欠片
威力 100
属性 光
レア級
祈りの幣/仕込み刀
威力 10/80
属性 光/闇
レア級
水の杖
威力 10
魔力 120
属性 水
レア級
竜爪の欠片
威力 90
属性 火
レア級
うわぁ・・・ただでさえすごそうなのにレア級ですってよ奥さん!ちなみにレアリティは下から通常級<準レア級<レア級<準ハイレア級<ハイレア級<伝説級<神話級<幻想級らしい。初期からレア級って・・・ 通常の冒険者の中でいい品質なのが準レア級、一流の冒険者は皆レア級並を使うらしい。一流の鍛冶師さん達にオーダーメイドし結構強い魔物や魔獣の素材使って作るらしいじゃないか。準ハイレア級を持つ冒険者なんて一流も一流でハイレア級を持つ冒険者なんて皆SSクラスらしい。ちなみに冒険者はF、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、「二つ名」という順序になっているんだとか。「二つ名」持ちはこの世界広しといっても5人しかいないらしい。
「それで、刃の武器はどうだったんだい?」
「そうね。パラメーターは低くても武器が強かったらなんとかなるかもよ?」
「そうですね、武器が強ければおそらく・・・」
「見せてくれよ!刃!」
「ああ・・・これだ。」
「「「「「え?」」」」」
ほら、まただよ。皆期待して見てみたら筆箱だぞ。そりゃこうなるか・・・
「ふ・・・筆箱?」
「ま、まだあきらめるのは早いわよ!もしかしたら凄く強いナイフとか入ってるかも!」
「そうですね。もしかしたらこれは厳重な封印という可能性もありますし・・・」
「そうだったらかっこいいなぁ!」
はっ!確かにそうだ!もしかすると超強力なナイフとかが入ってるかもしれないじゃないか!あきらめるのは早い!!さぁ、筆箱よ!俺にその正体を見せてみろ!!チャックに手をかけて今!開封するぜ!!
ジィィィィ・・・ チャック特有の音が謁見の間に広がり皆固唾を飲んで見守っている。そして筆箱から出てきたのは!!
「えんぴつ(5本)」
「シャーペン(0.5)」
「消しゴム(MO○Oサイズが2個)」
「ボールペン(赤、青、薄い青、緑、黄色、黒、白の7本入り)」
「シャープペンの芯(0.5の芯20本入り)
「のり」
「カッター(カッターの刃の替えがご丁寧に「50本入りセット!」って書いてある)
「はさみ(左利き用も)」
「ホッチキス(補充用芯が5箱も)」
こ・・・こんな武器でどう戦えばいいんだよおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
俺はそう心の中で泣きながら絶叫した。だって俺だって男の子だ。聖剣とか魔剣とかに憧れてもいいと思うんだ。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
ようやく文房具を出せました。これからも一層おもしろくできるように頑張りたいと思います、応援して頂ければ幸いです。
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