第二十一話 武器の取り扱い
タイトル通り説明回です
「いいかナイフは小回りのきく武器だ。威力は低いかもしれないが、手数も多いため属性を付与させる付与魔法や毒などを塗って相手を状態異常にさせるという手がある。基本はサブ武器にする武器なのでこれを主武器にする奴は少ないな。主にサポートへ回るやつが使う武器だな」
なるほど・・・さすが教官なだけあるな。武器の説明がすごく分かりやすい。
「教官、質問です」
「何だ?」
「ナイフを主武器にしていてCランク以上の冒険者っているんですか?」
さっき共感も説明したがナイフは威力が低いしリーチも短い。元の世界のサバイバルナイフがいい例だ。俺のカッターも同じくらいか下手したらナイフよりさらに短いだろう。まあカッターを使っていてもリーチを伸ばす方法はいくらでもあるわけだが・・・
「私の知る限りではあまりいないな。サブ武器にしていてCランク以上ならよく見かけるぞ。ナイフは野宿にも使えるからな。しかし主武器としてか・・・パーティーでなら知っているな」
パーティーで、か。確かにソロでナイフはキツいな。おそらく近接ではナイフ、中距離、遠距離では魔法を使う魔法使いがCランクではないのだろうか。
「分かりました、ありがとうございます」
「うむ、では武器の説明を続けるぞ。次は大剣だが・・・」
お、アリスの武器の説明だな。
「大剣は大きな一撃を秘めた武器だ。大剣は切る剣というより叩きつける剣というのが基本だ。なので大剣を振るうときは切るというのを狙うのではなく、叩きつける扱い方をする方がいい。」
なるほど・・・確かにあそこまで重いと振るというより叩くに近いかもしれないな。しかしアリスは重さを気にせず振れるからな・・・アリスにかけた軽量化は武器の重さを軽くするので大剣の利点をなくしていると思われるかもしれないがそれなら切れる大剣にできる。
「あの、教官」
「何かな?」
「私は軽量化という技術をもっているので大剣は重さを感じず振るえるのですが・・・」
「軽量化か・・・」
「は、はい」
教官が何か考え込んでる。何かあったのだろうか?
「アリス」
「は、はい」
「お前は大剣の訓練をすべきではないな」
え?アリスが大剣の訓練をできない?どういうことだ!
「あ、あの・・・」
「どういうことですか?教官」
俺が少し凄みのある声で聞く。
「落ち着け、何も訓練を受けさせないと言っているのではない」
「そうなんですか?」
いまいち意図が分からない。何を言いたいのだろうか・・・
「アリス、お前本当は何か別の武器を使うのだろう?」
「ッ!!」
何!?見抜いた!?何故分かる!!
「そう驚くな。長年冒険者をやっていたから分かるがそれぞれ腕の太さや振い方を見ていれば一流の冒険者なら大体何の武器を使っているか見抜けるものだ」
マジかよ・・・
「え、えっと・・・」
「いや、いいよアリス。俺が許可する」
もうバレた以上本当の武器の訓練をした方がいいだろう。
「教官、騙していて申し訳ありませんでした」
「気にするな。何か見られたくない武器を扱うのだろう?今ここの訓練所は丁度皆出かけている。遠慮なく見せろ」
それは助かるな。もし人がいたら認識阻害の魔法を使うところだった。
「アリス具現化してくれ」
「は、はい。ジン様がそう言うのなら・・・」
そう言ってアリスは右手を大きく払う素振りをする。そして気づけば右手には見慣れた大鎌が・・・
「これが私の本当の武器です」
最後まで読んでくださってありがとうございます。
今回は説明回になってしまいました。戦闘を期待していた方には申し訳ない。
誤字脱字がありましたらお手数ですが報告よろしくお願いします
応援、感想お待ちしています




