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第二話 巻き込まれたのはやっぱり俺らしい

相変わらず見にくいかもしれませんが、温かい目で見てくださると幸いです・・・

あ、ありのまま起こったことをいまはな(ry まぁ現実逃避気味にポルから始まる名前の人になってもしょうがない。 

「ゆ・・・勇者様?」

蓮夜も驚いている。そりゃそうか、ほんの2時間前はただのイケメンで文武両道で性格良しの超モテモテで・・・ あれ?こいつただの学生じゃない・・・? まぁとにかく高校生だったんだいきなり勇者とか言われたら普通驚く。

「お迎えに参りました勇者様方、さぁどうぞこちらへ」

なんか爽やかな笑みと綺麗な金髪のイケメンな騎士様に馬車に乗らないかと誘われた。

「あ、あの人違いじゃありませんか?」

霞が声をかけた。

「いえ、貴方方は間違いなく勇者様です。」

「どうしてそう言い切れるんだ?」

と俺が問いかけると

「本来ならば貴方方は我が城、アルドカザル城にて召喚される予定でしたが何かの手違いで我が城より3km程離れた場所で召喚されたようだったので、案内のために参上した次第であります。」

召喚・・・ね、どうやら本当に異世界らしい。

「なぁ蓮夜、この人信用できると思うか?」

「今はどうしようもないしここから歩くとなると多分15分くらいかかるんじゃないか?それに本当に異世界なら魔物とかどうせ出てくるだろう。今の俺達じゃそんなの出てこられるとどうしようもない。たぶんスライムにも負けるぞ?ひとまず言う通りに馬車に乗ろう。見た感じ拘束はされないだろう。」

「スライムくらい勝てそうなもんなんだけどなぁ・・・」

しかし蓮夜の言った通りスライム程度なら勝てるかもしれないがゴブリンとかオークとかが出てこられると勝てないかもしれない。一応馬車に乗るか。警戒はさせてもらうけどな。

「どうするんですか?蓮夜君。」

「俺は皆が決めたことに従うぞ。」

「私は馬車に乗ったほうがいいと思うな。」

ふむ・・・やはり馬車に乗ったほうが危険は少ないか。

「よし、蓮夜乗ろう。」

「そうだね。 え~っと・・・ 騎士さん?」

「これは大変失礼致しました。自分アクレスタ国所属王族近衛騎士団隊長アロンと申します。以後お見知りおきください。」

「ではアロンさん」

「アロンでいいですよ。」

「じゃあ、アロン乗せて行ってくれ。」

「かしこまりました。しかしおかしいですね。」

「何がです?」

ん?何かおかしい点あったかな。

「いえ、本来我々が召喚した勇者様方は4人呼び出したつもりだったのですが、5人ですか。」

あ~、やっぱりこれ完璧に巻き込まれちゃったんじゃないのか・・・?なにせ今ここにいるのは超人、美人巫女、可愛さMAXな少女に体は大きいが顔はイケメンの部類で後輩とかの面倒見がよく実はモテてる人生勝ち組共だ。それに比べて俺は顔はイケメんには程遠いし告白された回数なんて勿論0だ。それでいて運動も人並み、成績は中の上下を行ったり来たり。その程度なのだ。

「とりあえず城につきましたら詳しい説明を行います。もうほんの1、2分もすればつきますのでもうしばらくお待ちください。」

あと1、2分か。外でも見てるか。せっかくの異世界だしな。普通は元の世界に帰りたいと思うはずなのに、何故俺はこんなに落ち着いているんだろう・・・ 心のどこかで期待してたのかな。そんなことを考えながら町の入口の検問などを通過して1分程たった時。


「あっ!お城が見えたよ!」

「本当だ。」

「綺麗ですね~」

「大きいな~」

確かに大きい。それに綺麗だな。元の世界でもここまでの城はお目にかかれないな。それにしてもさすが異世界だな。さっき検問を通った時にチラッとだが犬耳の女性がいたな。獣耳ありか。この様子だと魔族とかいるんだろうなぁ・・・なんて考えていると

「間もなくお城に到着します。」

おっと、どうやら城につきそうだ。さてはて、誰が勇者パーティーに入るのかなぁ・・・ ま、巻き込まれたのって大体予想ついてるんだけどね~・・・











そして城についていよいよ王様と謁見するみたいだ・・・

「勇者様方ご入来!!!」

「なんか緊張してきたな」

「私も・・・」

「わ、私もです!」

「甲子園みたいだな!」

「蓮夜も緊張するんだな。」

とか軽口叩きながら進んでいくと・・・ 玉座にすわっている一際派手な服を着ている人がいた。あれが王様なのだろう。しかし想像とちょっと違うな。てっきり丸い体型して偉そうな王かと思っていたのだが、見た感じ目はたかのように鋭く、それでいて引き締まった体つきをしているのが服越しにも分かる。この人は多分戦争とかの前線にたったことのある人なのだろう・・・ある程度進んだところでアロンが歩を止めた。俺達もアロンが足を止めた辺りで足を止める。ほんの数秒黙っていると・・・

「よくぞ参った・・・ 我らが希望を担う勇者達よ・・・」

なんか想像以上に重くないか?なんだよ希望を担うって・・・それとも大体の勇者はこんな扱いなのだろうか?

「まずは我らが勝手な事情により其方らをこちらの世界に召喚したこと、深く謝罪する」

一国の王に頭を下げられて少し焦る俺達・・・

「何故俺達を呼んだのですか?」

蓮夜が王にそう質問する。いや大体勇者を呼ぶ理由なんて一つでしょう。大体魔王とか魔神とか辺りを倒すためだって・・・

「実は我らの世界は危機に瀕していてな・・・この世界には8人の魔王が存在しておる」

ワオ、魔王がいるとは想像してたけど8人は想像してなかった。ていうか絶対これまずいだろう・・・8人て多すぎない?

「8人の魔王等はもう200年以上も前に勇者に封印されておったのだ・・・しかし1年前、何者かの手によって封印が解かれたらしくてな。今8人の内3人の魔王が開放されたらしい」

3人ね・・・予想としては3人がほかの魔王開放のために動いてるってところか?それで俺達には8人の魔王を倒してくれって感じか。

「1人の魔王でさえとてつもなく強いのだ。我らではもう太刀打ちもできない程だ・・・そこで勇者達の伝説の通り異世界から勇者の素質があるものを召喚すれば魔王達に太刀打ちできるのではないか、とそう考えたのだ・・・」

「ちょ、ちょっと待ってよ!私達ただの学生よ!戦う力なんて持ってもないし、戦ったことなんて一度もないわ!」

確かに渚の言うとおりかもな。俺らがいた日本は戦争なんて俺らが生まれた時代にはもうとっくに戦争なんて終わってた。戦争に参加しとこともなければ銃を撃ったこともない、剣も振ったこともないし人殺しなんて論外だ。そんな平和な所から召喚された俺達になにができるのだろうか。

「渚の言うとおりです。俺達のいた場所は戦争なんてしていなかった。当然人を殺したこともなければ殺す技術もありません。」

「その点はご安心を、我ら騎士団がサポートします。」

「頭の中でステータス、と念じてみてくれるか?」

そう言われ5人全員が念じてみると・・・




名前 帯刀刃タテワキジン

職業 ???

技術 ???、言語理解

加護 なし


POW 5

INT 5

VIT 5

SPD 5


いや~・・・これは・・・ま、まだだ! 他の皆も最初はこんなもので後から伸びるかもしれない!いや、そう願う!そう思い、蓮夜達のステータスがどんな感じか聞いてみると・・・(どうやらステータスは念じればカード化できるらしい)



名前 月城蓮夜ツキシロレンヤ

職業 勇者

技術 剣術Lv3、守人まもりびと

加護 武神の加護


POW 130

INT 100

VIT 100

SPD 100




名前 神凪渚カンナギナギサ

職業 巫女

技術 刀術Lv3、回復魔法Lv2、付与魔法(光)、言語理解

加護 女神の加護


POW 100

INT 120

VIT 90

SPD 130



名前 高坂霞コウサカカスミ

職業 魔法使い

技術 魔術師Lv3、付与魔法(火、水、氷、風、雷)、言語理解

加護 智神の加護


POW 50

INT 250

VIT 50

SPD 50



名前 速水剛ハヤミゴウ

職業 拳闘士

技術 拳術Lv3、震人しんと、言語理解

加護 闘神の加護


POW 130

INT 60

VIT 110

SPD 120






な、なんなんだ・・・ このチート集団は・・・ 

これは絶対俺が巻き込まれたパターンだ・・・



最後まで読んでくださってありがとうございました。 誤字、脱字があったら報告よろしくお願いいたします。 文房具は次回登場させます、やっとタイトル通りに・・・

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