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第一話 いつもの5人はどうやら異世界へ迷い込んだようだ

作者初投稿なので拙いし見にくいかもしれませんがこれからよろしくお願いします。

それは突然だった。 朝起きて、母親の朝飯を食べて、制服に着替えて、カバンをもってそのまま学校に行った。1~6限のつまらない授業を受けて、友達と適当にくだらない話とかして、友達達と「また明日。」って声を掛け合って、別れようとした時にそれは起こった・・・


「うおっ!何だ!?」

こうしてこの俺、帯刀刃たてわきじんはこの世に生まれて16年。 初めて異世界へ行ったのだ。









「う~ん・・・」

地面がゴツゴツする・・・ ていうか俺倒れてる? なんでだろう、転んだ記憶なんてないのに。ていうかいい加減立たないと背中が痛い。いい加減立つか。

「よいしょっと・・・」

あれ?おかしい。今日本の季節は夏のはずだ。なんでこんなに涼しいんだ?体感温度的に今の気温は21、2度ってところか。ていうか何処だ?ここ・・・ふと辺りを見回してみても見たこともない草が沢山生えてる。そこでさらに見回していると

「あ、刃!」

「あ、本当だ。刃!」

「え?刃君?」

「お~い、刃~」

なんかもの凄く聞き覚えのある声が聞こえたので、そちらを向いてみると・・・ いたよ、いつも学校で固まってる俺の友達達が。

「よう、蓮夜、それに豪、渚、霞まで。」

そこにいたのは髪の毛がちょっと長めでとても爽やかなスマイルをこちらに向けているイケメン、文武両道、性格良しの人生勝ち組の3点セットをもった超人月城蓮夜つきしろれんや俺達のリーダー的ポジションだ。

背中半ばまで綺麗な黒髪を伸ばし、清楚そうな見た目とは裏腹に意外と活発で天真爛漫の笑顔を浮かべるこの美人さんは神凪渚かんなぎなぎさ。俺の幼馴染で俺の家の近所の神社の神主の娘であり巫女もしてる。

濡れ羽色の髪を肩で切りそろえていて目は少し細め、それでいて性格は大人しく清楚で常に敬語。渚とは対照的な性格をしているのは高坂霞こうさかかすみいつも学校では学年178人の中で常に一桁の番数を取るほどの優等生。趣味は読書らしい。

最後に体型は大きいが不思議と太っているという印象は抱かない。見た目で熱血系というのが分かるが優しいところも多々あるというアンバランス?な奴速水剛はやみごうだ。俺達の中でムードメーカーの役割でもある。


「なぁ蓮夜、ここ何処だと思う?」

「さぁ・・・刃も知らないのか?」

「知るわけないだろう・・・ 気がついたらここで倒れてたんだよ。」

「え?刃もそうなの?私達も気づいたらここに倒れてたの。それで・・・」

「周りを見てみると刃君がいた、という訳なんです。」

「それよりここ、あきらかに日本じゃねぇよな。」


剛の言う通り、日本にこんな木や草は生えていない。



「とりあえずここでじっとしててもしょうがないし行動しようか。」

「そうだな、蓮夜の言うとおりだ。」

「でも、どこに行けばいいんですか?」

「道なりに進めばなんとかなるだろ!」

「俺はお前のそのポジティブ思考が羨ましいね。」

「それが俺の取り柄みたいなものだしな!」

「言い切ったなぁ~」

「ほら、刃、蓮夜、剛もふざけてないでいくわよ!」

「へいへ~い」

「そうだね」

「おう!」

「こら刃!へいじゃないでしょ!」

「はいは~い」

「はいは一回!」

「うるさいな~、お前は俺の奥さんか」

「ふぇ!?お、奥さん!?」

「何慌ててるんだよ。さっさといくぞ」

「あ、うん。 ま、まぁ刃がどうしてもっていうなら奥さんになってあげてもいいかな~、とか思ってたり思ってなかったり・・・」

「ん?渚何か言った?」

「な、なんでもないわ!ただ子供は二人ね!」

「?いきなり何言ってるんだ?」

「ほら、二人の夫婦漫才はいいからいくよ」

「「別に夫婦じゃないが?/わ!!」」

「仲いいですよね~、二人共。 私もいつか蓮夜君と・・・」

「ん?霞何か言った?」

「な、なんでもないです・・・」

「お!あれ街じゃないか!?」

剛が言った方向を見ると、確かに街があった。

「本当に街があるわね。奥に見えるのってもしかしてお城かしら?」

確かに渚が指差したところを見ればうっすらと城のようなものが見える。 おいおい、これもしかして・・・

「もしかして俺達よくアニメやラノベで聞く異世界転移ってやつを体験してる?」

「奇遇だな蓮夜。俺もそう考えてたところだ。」

「え、じゃあ家に帰れないし日本にいる家族はどうしよう!」

「もしかすると日本では失踪扱いになっているのでは・・・?」

「俺の皆勤賞が・・・小学校の頃から欠かさず、風邪を引いても熱を出しても学校に出席し続けた俺の欠席0の黄金の記録が・・・」

「いや、まず家族とかの心配しようよ・・・」

さすが剛だ・・・そういえばこいつ小学校の頃インフルエンザにかかっても学校に来てた記憶がある。すぐに倒れて先生に保健室連れてかれて怒られてたけど・・・

「とにかく街に行ってみよう。もしかすると俺らの状況が分かるかもしれないぞ」

まぁ大体異世界転移ものの小説とかアニメだとこういうのって大体勇者とかに選ばれるのだが・・・ というか今ここにいるのは俺、蓮夜、渚、霞、剛の5人だ。大体ドラ○エとかF○とか王道のRPGゲームのパーティって大体3~4人って相場が決まっているわけだが、もしかすると・・・

「刃どうしたの?すごく難しい顔してるよ?」

顔に出てたか。渚がすごく心配そうに見てる

「いや、なんでもない。」

「そう?ならいいんだけど・・・」

それから道なりにあるいてるとこちらに馬が走ってきてるのが見えた。 邪魔になりそうだったので端に寄ろうとしていたらいきなり馬が目の前に止まり、騎士らしき人が降りてきてこう言った。

「お迎えに参りました。我らが勇者様方」

「「「「え?」」」」


やっぱりか・・・ 異世界というのはフラグが回収されるの早くないか?


最後まで読んでくださってありがとうございました。 面白くできるように頑張りたいと思います。 応援よろしくお願いします。

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