設定資料集「上位存在機構研究員のメモ」
kikuragelove作品のネタバレを含みます。お気を付けを。
◯種族
「D.F.203年度種族分類判例(上位存在機構出版部)」に基づく。定義について質問がある場合は最初に分類した担当者に聞くこと。分類不能の場合は「その他」に丸をつけて記述欄に種族名を命名すること。種族を分類する際は存在強度の高い方が優先される。例外として眷属は最優先となっている。
・人間
「魂を持つもの。」
肉体で思考し、意思疎通ができる肉体を持つ存在全般を指す。
・幽霊
「抜けてしまった魂そのもの。」
人間の魂が抜けてしまったもの。基本的には他殺によって生まれる。物理的に干渉ができない。そのため、クロスオーバーBAR「黒猫と百合」にて注文した品はマスターの眷属であるラムネと白百合が処理している。
・概念
「希薄した魂そのもの、またはそれに準ずるもの。」
人間が自殺によって成り下がったり、一般的な概念が後天的に意思疎通が出来るように成り上がったもの。幽霊と相互認識が出来ない。マスターの「気遣い」がなければ。
・宇宙人
「歪んだ魂を持つもの。」
外部器官で思考し、人間のルールの外にある肉体を持つ存在を指す。意思疎通ができるかは問わない。
・呪い
「人間の間を媒介するもの。」
思考を媒体に人間に取り憑く様式、ミーム。およびそれに取り憑かれ、不可分になってしまった者を指す。神格が成り下がったりして生まれる。肉体の有無、思考ができるかは問わない。
・神格
「崇められるもの。」
思考を持つ存在たちに崇められ、それによって力を保持しているものを指す。肉体や思考の有無は問わない。
・抜け殻
「 。」
何らかの理由で、中身を失ったもの。
・理
「自分がルール。」
思考を持つ存在に崇められずとも力を保てるもの。自分が司る特定の状況、すなわち「物語」の中なら基本的に思うがままに改変ができる。契約により眷属を従えることができる。
・眷属
「付き従うもの。」
他の存在と契約し、己の自由と引き換えに魂の錨を得たもの。主に理によって使役される。ただし、何事にも例外はある。
・上位存在
「レイヤーを隔てたもの。」
下位の物語世界へ介入可能な存在を便宜上まとめてそう呼んでいる。そのため一口に上位存在といえどもさまざまな種族がいるだろう。
◯存在強度
存在への干渉のしにくさ、意味的防御力を示す指標。
「存在強度は決して戦闘力や危険性を示すものではない。私たちより危険な人間も、戦闘力の高い人間も当然いる。くれぐれも忘れないように。」(D.F.203年度種族分類判例前文より抜粋。)
存在強度の低い者から存在強度の高い者に対する存在の書き換えもコスモプリズムと強い願いがあれば可能。
上位存在>>理>>抜け殻>>神格>>呪い>宇宙人=幽霊>概念>人間
◯BARについて
クロスオー「バー」!なんちって!
終わりが何者かに『ひっくり返されて』生まれた存在。ENDがOPENに変わるように。
◯コスモプリズム
虹色に光る会話能力を持つ正四面体。オーロリア博士によって発見された。
どんな願いでも叶えられる改変能力を持つ。本体に意思はなく、誰が持つか、誰が使うかによって変わってしまうため上位存在によって保管、厳密に使用制限が設けられている…はずなのだがちょいちょい脱走するため上位存在機構の役人たちが後処理に苦労している。
プリズムコアという「人間の生きる願い」から生成された縮小版コスモプリズムもあるが、そちらは電脳闘技場での電脳甲冑着装や必殺技にしか使われないということや個人と強く紐づけられているということがあるため上位存在機構からは黙認されている。
◯上位存在機構
上位存在たちによる物語世界を管理するための役所。さまざまな下位組織がある。後述のさまざまなトラブルにやまない物語世界からのクレーム、物語世界そのものに入らねばならない激務もあり、勤める者たちはよく同情されている。勤めている者たちは数々の試験をこなしたエリートたちである。上位存在間で行われた「なりたくない仕事ランキング」アンケートで万年1位である。なお給料や待遇はとてつもなく良い。
◯マナ
世界はマナという大気中のエネルギーによって循環している。よく青い光で表される。過多になっても特に困ることはないが枯渇すると大変なことになると考察されている。とあるオカルト雑誌によると「最上位存在のペンを動かすエネルギー」とも言われているようだ。
上位存在が管理しており、よく枯渇しそうになるためこの次元や別の次元に対して規制をよくかけるようだ。
しかし管轄部門がバラバラであり、お役所仕事なためよく揉める。
マナが枯渇するとどうなるかは実際には不明。
◯テミス
マナが循環し、生成される物質の一つ。秩序を司るとされ、よく赤い光で表される。枯渇すると混沌に包まれた世界になってしまうようだ。オーロリア博士によって発見された。
上位存在が管理しており、大量に排出されるため上位存在機構は頭を悩ませている。
しかし相変わらず管轄部門がバラバラであり、いつも通りお役所仕事なためよく揉める。
テミスが過多になってしまうとどうなるかは不明。
◯アルター
マナが循環し、生成される物質の一つ。変化を司るとされ、よく黄色い光で表される。枯渇すると変化が保存されない世界になってしまうようだ。オーロリア博士によって発見された。
上位存在が管理しており、これも大量に排出されるため上位存在機構は頭を悩ませている。
しかし例にも漏れず管轄部門がバラバラであり、またまたお役所仕事なためよく揉める。
アルターが過多になってしまうとどうなるかは不明。
◯魔術
理の権能の一部を体系的に再現したもの。マナ、テミス、アルターを大量に消費する。上位存在機構の並行世界研究局理研究所により研究されており、その成果を公開、一般的に利用できる状態にすることが上位存在の間で義務付けられている。複数習得することもできるが、同時使用は人間の肉体では無事では済まない。現在は反転魔術、掌握魔術、融和魔術、探知魔術、操失魔術、武装魔術、色彩魔術などが確認されている。
◯必殺技
「プリズム・ロワイヤル」のヒーロー達には全員に必殺技が存在する。
必殺技は頭の中での緻密な定義=イメージと強い自信で編み出すことができ、高らかに宣誓することでシステムへと組み込まれる。
願いから生み出されたコスモプリズムの模造品である「プリズムコア」の限定的世界改変能力により電脳闘技場でのルールがちょっとだけ書き換わるのだ。プロヒーローたちは己の状態を完璧に理解し、発想に囚われないことも重要なのである。正式名称は「武装魔術」。元となる理は特定されていない。
例:「『一点集中・雷』」
サンダーナイトが「雷」→「避雷針」→「針で刺す」イメージとそれを世界に「納得させる」本人の脚力から編み出した蹴り。光の速さに近づきながら飛び蹴りを放つ。本編では渋木の動体視力と「理解する力」に敗北したが、並のヒーローなら翻弄される。
◯色彩魔術
「変幻・夢舞台」の「タワー」内でよく用いられている特殊な魔術体系。ホーカット男爵が主に精通している。
赤は正解、青は活力、黄色は変動、黒は蓄積、白は空白というルールが決まっており、緑は青+黄色=「活力に向かう変動」=吉凶、紫は赤+青=「正解に向かう活力」=勇気、灰色は黒+白=「蓄積が空白になったもの」=喪失、虹色=「色が定まっていない」=可能性のように、色を混ぜ合わせて新たな意味を生み出すこともできる。
色と意味の相関は太古の昔から色彩魔術師たちの間で決まっているが、ホーカット男爵によると「元々は色と意味に個々の由来はあったんでしょうが、由来は掠れてしまって分からないのです。」とのこと。
基本的には宝石を媒介にして行うが、色を身体に宿してしまったものや世界に宿してしまったものも存在する。
◯反転魔術
「オセロ」の理である「灰色の目の君=マスター」の権能を模倣し体系化した魔術。物事を白と黒、0と100、ポジとネガで捉え、適宜反転させる。
独特の印を用いる魔術であり、オセロの駒を指すように人差し指と中指をクロスさせ、そこから手のひらと手の甲を裏返して発動する。
色彩魔術は反転魔術を元に発展させた魔術であり、二つの色という対立を宝石を媒介に亜光速で反転させて成り立たせている。
色彩魔術と反転魔術は別々の発展を辿っているため、使い手同士の相性ひいては魔術同士の相性がとても悪い。
◯掌握魔術
「ソフトビニール」の理である「語り手(ソフトビニール)」の権能を模倣し体系化した魔術。特定の手順を踏むことにより、対象を物質に一定時間絶対的に閉じ込めることができる。未だに謎の多い魔術。
◯融和魔術
「プリズム・ロワイヤル」の理である「渋木双」の権能を模倣し体系化した魔術。相手の中身(通称「キャラクター・シート」)の5ペルク後ろを見て己の状態を合わせることができる。未だに謎の多い魔術。
◯探知魔術
「全知全能安楽椅子探偵 空野理花」の理である「空野理花」の権能を模倣し体系化した魔術。距離、時間、並行世界を含む半径400ペルクの情報を読み取ることができる。未だに謎の多い魔術。
◯操失魔術
「プリズム・ロワイヤル」の元・理、「コトワリ」の権能を模倣し体系化した魔術。前2ペルクの対象の心を掌握し、限定的な範囲で操ることができる。未だに謎の多い魔術。
◯魔術カード
クミが所持している三枚の使い切りのカード。本人曰く「最後の切り札」。行商人から買ったため買い直せないらしい。
『FLOAT(反重力)』『FLASH(高速化)』『FLAME(情熱)』の3種。
『FLOAT(反重力)』は一定時間空中浮遊ができ、『FLASH(高速化)』は一定時間反射神経が上がり高速移動ができるようになり、『FLAME(情熱)』は一定時間火事場の馬鹿力が出るようになる。
それぞれのカードに元となる理がいるようだが、それらは不明。
◯ペルク
上位存在機構によって定められた距離、時間、並行世界を横断しどの程度離れているかを表した単位。ペローク博士によって定められた。上位存在機構にはペルク原器も保管されている。
◯契約
眷属を生み、あるいは眷属とするための契約。
基本的に魂のある者を眷属とする際には「プリズマヴェラム」と呼ばれる特殊な紙に契約内容を書き、契約者と眷属が血判を押すことで生まれる。
基本的に破棄の場合は書かれたプリズマヴェラムを契約者が破り捨てなければならない。
ゼロから眷属を生み出す場合は、赤黒く染めた髪の毛や血液、臓器など、契約者の身体の一部やプリズマヴェラムそのものを混入させることで生成することが可能。こちらは契約者や眷属の意思で破棄することができない。
いずれの場合も、契約者が消失または契約履行不可能となった場合、自動的に破棄される。
◯プリズマヴェラム
理の権能によって無尽蔵に生み出される紙。
見た目は理ごとに異なり、マスターであればBARの領収書、語り手(ソフトビニール)であればポケットからいつの間にか出てくるしわくちゃの紙、渋木であればちぎったノートの端っこ、コトワリであればA4の契約書、理花であれば名刺サイズのカードなど様々である。プリズマヴェラムを生成する際は共通の赤黒いエフェクトが出てくる。
契約に用いたプリズマヴェラムは契約者本人以外による破壊は受け入れず、紛失した際も思い浮かべることでその場所にテレポートする。
物語の固定に用いたプリズマヴェラムは理以外によって破壊されることはない。
メモ帳や計算用紙、折り紙に鼻をかんだり細かくちぎって紙吹雪に使用したりと用途は無限大である。
◯大切なプリズマヴェラム
マスターが飾っているプリズマヴェラム。ラムネと白百合が頑張って描いたマスターの似顔絵が描いてある。額縁に入っている。
◯魂
「思考(自我)」と「願望」がアルターによって結びつき生成される「キャラクターの核」。「物語」にはその理が招き入れた魂と上位存在しか存在することができない。
この2つの材料のうち、「生きたい」という願望を少量使用し上位存在機構によって認定された職人の手によってプリズムコアが生成される。なお、プリズムコアが破壊された場合、生きたいという願望はアルターに還ってしまうようだ。
「思考」が薄まってしまった場合はソフビ人形などの物質、「願望」が薄まってしまった場合は概念として認定される場合が多く、双方が薄まってしまった場合は抜け殻として認定される場合が多い。
◯物語
理の司る領域。司る理と上位存在にしか介入できない絶対空間であり、テミスを染み込ませたプリズマヴェラムによる結界により固定される。理は自らの司る領域に存在を招き入れることができ、招き入れられた存在は司る理の定めたルールに従う。
◯信仰
空気中のテミスを神格へ注ぐ儀式。神格はこのエネルギーによって支えられている。テミスが一定値を下回ると神格は呪いとなる。神格に対する倫理的問題点や呪い(ミームタイプ)となった神格が上位存在に伝播する可能性を鑑みて新たな呪いを作る実験はすべて計画段階で中止となっている。
◯呪いの区分
呪いと分類される者たちにもパターンがあり、大きく3つに分けられる。
まず1つにミームタイプ。呪いの初期段階であり、神格がテミスを失って生まれたミームタイプの呪いが人間や物質に寄生することで2つ目の寄生体タイプに進化する。
次に2つ目として寄生体タイプが挙げられる。ミームタイプに寄生された人間や物質も便宜上呪いと呼ぶ。
最後に3つ目は寄生体タイプとは関係のない実体タイプ。ミームタイプが何らかの形で魂を持ったものである。
◯死
魂の状態が変質すること。消失とは異なる。
◯消失
理や上位存在によって、「物語」から存在を抹消されることを指す。対象が消失した際にその「物語」内で使用していた肉体はアルターに還る。死とは異なる。
◯「やさしくわかる!上位存在機構採用試験(1、2、3)級問題集」
上位存在機構就職予備校で代々受け継がれてきたお守り兼問題集。書き込み厳禁。
◯カリアミム
自らの存在をオープンソースと化している概念。合金にするとあまりの軽さとかなりの呪的硬度と物理的硬度を誇るため重宝される。
◯マスター
「謎が多い乙女の方が素敵だと思うの。研究員さんはそう思わない?」
[[メモはここで破られている]]
分かりづらい点あり次第随時更新します。




