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明希の純粋。

フローライト第三十七話。

明希のスマホが鳴った。何回目かの着信だったけれど明希は答えなかった。誰にも会いたくなかった。


夕方薄暗くなった頃、何度目かの着信が鳴った。スマホの表示はライン電話だった。


(あれ?)


「もしもし?」


「明希さん?どこにいるの?」


「どうしたの?一樹君」


「天城さんから連絡があって・・・明希さんから連絡なかったかって・・・」


「そう・・・」


「喧嘩でもしたの?」


「喧嘩か・・・」


利成と喧嘩なんかしたことはない。


「天城さん、心配してる感じだったよ」


(あーそんなはずない。きっとせいせいしてる)


「そんなことないよ」


「・・・明希さん、俺迎えにいくから場所言って」


「場所?」


「そう今いるところ」


「さあ・・・わかんない」


「・・・何か目じるしない?」


「目じるし?」


明希は周りを見た。


「○○スーパーだって。後は・・・○○スポーツジムがある」


「ちょっと待って」と一樹が言う。


「明希さん、そこにいて。今から行くから」


「うん・・・」


何だか一樹にだけは会ってもいい気がした。何故だろう。


 


どのくらい待ってたのかわからないけど、気がついたら明希の前に一樹が立っていた。


「明希さん、良かった」と一樹が笑顔を明希に向けた。


「どうして来たの?」と明希は不思議な面持ちで一樹を見つめた。


「心配でしょ?朝、家を出てったきりだなんて・・・」


「そう?でも一樹君は私のことはどうでもいいでしょ?」


「そんなことないよ・・・寒くない?」


明希はずっとスーパーの前のベンチに座っていた。当然寒くて手足がかじかんでいた。


「車だから乗って」と一樹が言う。


一樹に手を引かれて一樹の車に乗った。


「明希さんってこんなに可愛い人だったなんてね」と車に乗り込むなり一樹が言う。


「可愛いって?何のこと?」


「行動かな?」


「それはバカにしてるんだよね?」


そう言ったら一樹が笑って「違うよ」と言った。


 


走り出した一樹の運転する車が利成のいるマンションに向かっていることに気づいて「帰るなら降りる」と言った。


「え?でも帰らないと。天城さん待ってるし・・・」


「連絡したの?」


「したよ、もちろん」


「じゃあ、降りるから止めて」


「・・・降りてどこに行くの?」


「どこだって一樹君には関係ない」


「関係ないかもしれないけど、天城さんに連れて帰るって言っちゃってるから・・・明希さんを降ろすわけにいかないよ」


「降ろして」


「・・・・・・」


「早く」


「どうしたの?天城さんと何かあったの?」


「何もないから降ろして」


「わかった。俺のうち行こう」


「一樹君の家?」


「狭いけど」と一樹が笑った。


「一人暮らし?」


「一人だよ」


「そう」


 


一樹の家は普通の三階建てのアパートだった。大声を出すと大家さんがうるさいんだと一樹が苦笑した。


「でも大声なんて出さないでしょ?」と明希が聞くと「いや、つい曲考えてたりしたら歌っちゃってて」と一樹が笑った。


「そうなんだ」


階段を上がって三階の一樹の部屋に入る。2LDKの部屋は音楽機器がいっぱいだった。


「実は今引っ越し先探してるんだ」


「そうなの?何で?」


「ここだと音がね、うるさいからね、やっぱり」


「あーそうか・・・そうだよね」


「明希さん、散らかってるけど適当に座って」


「うん」


「温かいお茶でも入れるから」


「ありがと」と明希はコートを脱いで床に座った。


一樹が入れてくれたお茶がとても暖かで気持ちも少し暖かくなった。


「でも天城さんと喧嘩なんて、珍しいんでしょ?」


「・・・喧嘩なんてしたことないよ」


「そうなの?じゃあ、今回は何?」


「・・・・・・」


「言いたくないことなら無理には聞かないけど・・・」


何で出てきたんだろう・・・。もうよくわからなかった。


「私が悪いから・・・利成が私を許せないからって・・・でも、利成だって色んな人としたくせに、私はそんなことしてない、お茶飲んで話しただけだよ」


「ちょっと待って。順を追って聞いてもいい?」


「いいよ」


「明希さんのことを天城さんが許せないって言ったの?」


「うん、そう」


「明希さんの何に対して?」


「昔の元カレとお茶したの・・・それで」


「えー・・・お茶しただけで?」


「そう」


「でもどういうことなの?それだけで天城さん許せないなんて言うの?」


「もういいよ。話したくないから」と明希は黙った。


「・・・明希さん、天城さんほんとに心配してたと思うよ」


「・・・・・・」


明希が黙ると一樹も黙った。それから急に立ち上がって一樹がギターを手にした。


「俺が弾くから明希さん歌って」と一樹がギターを抱えた。


「え?」と明希が驚いて一樹を見ると「じゃあ、弾くね」と弾き始めた。それは昔好きだったバンドの曲だった。


曲の出だしが始まっても明希が歌わなかったので、一樹がもう一度前奏まで戻って弾く。曲の始まりを一樹が歌いだす。ワンフレーズを一樹が歌うと、次のフレーズから明希も歌った。


そうして最後まで歌い終わると一樹が「明希さんの声、俺好きだよ」と一樹が言った。


「・・・ありがと」と恥ずかしくなって明希はうつむいた。


高校の頃好きだったバンドだったので、高校時代を思い出した。トラウマだらけの学生時代だった。翔太に会ってそのあと利成に会った。


二度も死産して何だか女性として不良品な気がした。だからいつのまにか利成に遠慮するようになっていた。


もし子供がいたら今頃どんなだったんだろうと時々思った。でもそんなことはまったく意味のないことだ。


「天城さんって完璧主義だから、もしかして明希さんにそんなこと言ったのかな・・・」


一樹が独り言のように言った。


「完璧主義だから色んな人と寝るんだ」


明希が言うと、一樹が驚いた顔をした。


「・・・実は俺もその噂は知ってたよ」


「・・・・・・」


「でも、ほんとだったんだ」


「私がダメだからだよ」


「そんなわけないよ。明希さんは全然ダメじゃないよ」


「ダメだよ」


「ダメじゃないって」


「ダメなの!全部!」とうつむいて膝を抱えた。


「ダメじゃないから」とまた一樹が言う。


「ダメだって!!」って怒鳴ると一樹が抱きしめてきた。


「明希さん、ダメだなんて言わないでよ」


利成という居場所も。翔太との居場所も、親のところも何もかも失って今立つ場所すらないように感じた。


膝を抱えたまま動かずにいると一樹が「明希さんはダメじゃないよ」と明希の背中をさすって来る。


その時、一樹のスマホが鳴った。一樹が明希から離れてテーブルの上のスマホを手に取った。


「もしもし?・・・はい、大丈夫です。変わりますか?・・・明希さん」とスマホを渡される。少し躊躇したが、いつまでもこうしてても仕方がないと明希は利成からの電話に出た。


「もしもし?」


「明希、今迎えに行くから」


「いいよ、一人で帰れるから」


「・・・じゃあ、今すぐ帰っておいで」


「・・・・・・」


「大丈夫だから帰って来て」


「利成は私なんか邪魔でしょ?」


「邪魔じゃないよ」


「邪魔でしょ?いつまでも元カレと繋がってるバカな女なんて」


そう言ったら一樹がこっちをチラッと見た。


「明希の言いたいことはわかるよ。そこも含めて話そう?」


「話したら利成のいいようになっちゃうもの」


「いいように?」


「利成が全部正しいもの、私が何を言っても・・・」


「明希?いい?俺は自分が正しいなんて一回も言ったことはないよ?」


「正しいのよ、利成が」


「それは明希がそう決めてるからだよ」


「・・・もういい・・・」


そう言ったら少しの間利成が黙った。


「俺は良くないよ」


「・・・・・・」


「とにかく戻ってきて。今はどこにいるの?」


「一樹君の部屋だよ」


そう言ったらまた利成が少しの間黙った。きっと何か考えているのだろうと明希は思った。


「明希、一樹に替わって」


そう言われたので明希はスマホを一樹に返した。一樹が受け取って電話に出る。


「はい・・・はい・・・」と返事をしている。利成は何を言ってるのだろう。


「わかりました」と一樹が通話を切った。それから明希の方を見つめる。


「何?利成何か言ってた?」


そう聞くと、一樹が少し辛そうに目を伏せてから言った。


「・・・俺のこと外すって・・・バンドから」


「えっ?!何で?」


「俺が・・・明希さんのこと好きだから・・・」


そう言われて一樹はうつむいた。何でまた急にそんな話に?と明希はものすごく焦った。


「一樹君、それとバンドは関係ないじゃない?私だって一樹君が好きだもの」


「そうじゃなくて・・・」


「そうじゃなくて?」


一樹が拳を握りしめた。何かに耐えているようだった。


「一樹君、私、利成と別れるかもしれないし・・・だから一樹君がバンドから抜ける必要なんてないよ。そうでしょ?」


「天城さんは明希さんを手放さないよ」


「・・・そんなのわからないよ。一樹くんは利成のこと知らないでしょ?」


「知ってる。だから絶対手放さないってわかる」


「どうわかるの?」


「変な言い方するけど・・・悪い意味に取らないでね。天城さんはね、まず計算が先立つんだよ。好きだからとか感情ももちろんあるけど、それと同時に全体を見るっていうか・・・」


「よくわからない。一樹君まで利成みたいに難しいこというのね」


そう言ったら一樹が「そう?」笑った。


「明希さんにただこだわるとか好きとかじゃなく、全部見て判断してるんだ」


「意味わからない。それは冷静に計算してってことでしょ?損得の問題?」


「んー・・・そういう単純な計算じゃなくて」


「どういう計算?」


そう言ったら一樹が急に明希を抱きしめてきた。明希がそのまま黙っているとそのまま口づけられた。それから唇を離して言った。


「こうなる前に俺を排除するんだよ」


「・・・・・・」


明希は一樹を見た。あれ?と思った。一樹もすごく寂しそうだったけど、明希も寂しかったのだ。一樹と離れるのが・・・。


でも・・・バンドのメンバーから外すってそれはひどいと思った。翔太の時とは違う。一樹は関係ないじゃないかと思った。


「もう少し明希さんと一緒にいたかったけど・・・仕方がないね」と一樹がひどく寂しそうに笑ったので、明希もすごく切なくなった。


「一樹君、抜けないで。私から利成に言うから」


「ありがと。でもいいんだよ」


「いくない。利成だって一樹君がいなくなったら困るんだよ。だから私から言うよ」


「明希さん、いいよ。ほんとに俺はいいんだ」


「私が良くない!」と明希が大きな声を出したら一樹が驚いた顔をした。


明希は一樹の両手を手に取って言った。


「絶対抜けないで。そんなことで抜けるのなんておかしいんだから。今回は絶対私抜けさせない」


「今回?」


「以前にもあったの。その時いたのは私の元カレだったの」と言ったら一樹がまた驚いた顔をした。


「以前って昔、天城さんが組んでたバンド?」


「そうだよ。その中に私の元カレもいたの。でも、ちょっと色々あって利成が外したの」


「そうなんだ。よくわからないんだけど・・・明希さんの元カレが天城さんのバンドにいた時は、明希さんは天城さんと付き合ってたの?」


「ん・・・その時は利成と付き合ってて・・・元カレだと知ってて利成がバンドに入れたの」


「知ってて?元カレは何やってたの?」


「何とは?」


「ポジションだよ。俺はキーボードだけど」


「翔太は・・・あ、翔太っていうんだけどギターだよ」


そう言ったら一樹が物凄く驚いた顔をした。


「翔太って・・・夏目翔太のこと?」


(ん?)と明希は思った。どういうこと?


「一樹君、翔太を知ってるの?」


「・・・音楽制作で少し関わったことあるよ。see-throughのギターだろ?」


「そうだよ。じゃあ、一樹君も翔太を知ってるんだ」


「知ってるよ。驚いたよ、だから」


「今回翔太と会った日に、誰かテレビ局の人に見られたみたいで・・・」


「そうなんだ。それで?」


「うん・・・」


「でも、夏目さんと明希さんがだなんて・・・いつ頃付き合ってたの?」


そう聞かれて明希は少しおかしくなって笑ってしまった。翔太とは高校の時からなのだから。一樹がきょとんとした顔で明希を見た。


「高校の時だよ」


「え?そんな昔?それで今も?」


「うん、バカでしょ?」と明希は笑った。


「バカって言うか・・・夏目さんも明希さんをまだ思ってるってこと?・・・あれ?でも夏目さんは最近結婚したでしょ?」


「うん、そうだね」


「それでも?」


「何だろ・・・腐れ縁みたくなってる」と明希はまた笑った。


「そうなんだ」


「利成が電球みたく、点いたり消えたりやってるって」


「ハハ・・・そうなんだ。でも、それじゃ天城さん、少し可哀そうだよ」


一樹が少し真面目な顔になった。


「・・・そうかな・・・」


「俺なら絶対やだよ。そんなに長く元カレと繋がってるなんて。例えお茶だけだとしてもね」


「どうして?ほんとにお茶だけなんだよ?」


「女性はそういう理論成り立っちゃうのかな・・・。男はね、そういう風に考えられないんだよ」


「そういう風とは?」


「お友達だからいいでしょ?みたいな感覚かな?」


「んー・・・よくわからないな・・・」


「んー・・・明希さんはお茶だけかもしれないけど・・・夏目さんはそうじゃないよ」


「・・・そうかもしれないけど、でもそうならなければ友達でしょ?」


「・・・まあ・・・」と一樹が苦笑してから言った。


「その理論でいくとね、俺も明希さんとそうならなければただのお友達になるんだろうけど、それは綱渡りみたいなものだよ。俺にとっては」


「綱渡り?」


「一ミリ足を滑らせたらそういう風になって泥沼に一直線だよ」と一樹が笑った。


「んー・・・ごめん、それもよくわからない・・・」


そう言ったら一樹が優しい笑顔を作った。


「明希さんって純粋なんだなぁ・・・」と感慨深げに言われる。


「また、それってバカにされてるとしか思えないんだよね」


「ハハ・・・ごめん。そんなつもりないよ」


「・・・でも、とにかくバンドは絶対抜けないで。私、利成に言うから」と明希は立ち上がった。


「帰るの?」と一樹が明希を座ったまま見上げた。


「帰るんじゃなくて、利成に直談判する」


「え?」と一樹が立ち上がった。


「一樹君を簡単に切るなんてひどすぎる」


「簡単じゃないと思うよ。天城さんも」


「簡単だよ。そうやってすぐ切るんだから」


「・・・・・・」


明希は何だか頭に来てしまって本気で談判しようと思った。コートを着て玄関に向かうと一樹が止めた。


「明希さん、いいんだって。天城さんが正しいんだから」


「正しくない!そんなのひどいよ」と靴を履こうとしたら腕をつかまれた。


「ほんとにいいんだよ。それよりもうこうやって話せなくなるんだから、もう少しここにいてよ」


一樹の言葉に明希は一樹の顔を見た。一樹の目は真剣な目だった。


「また話せるよ。もしバンドを外されても」


明希は言った。ほんとにそう思っていた。


「・・・それはどういう意味?」


「どういう意味もないよ。そのままの意味」


「明希さん、それは元カレと同じ理論だよね?今度お茶して話そうってことでしょ?」


「・・・それじゃダメなの?」


「ダメだよ」


「でも・・・」


「だからもう少しいてよ」


「・・・・・・」


明希にはわからなかった。何でもう話せなくなるのか・・・。何でそんな苦しそうに一樹が「まだここにいて」って言うのか。だって話くらいいつでもできる。


「一樹君、私のこととバンドのことは関係ないんだよ。一緒にしてる利成がおかしい」


「・・・・・・」


「ね、だから話せないなんてことないよ?」


「明希さん・・・」


一樹がひどく切なそうに明希の顔を見た。


「だから待ってて。利成に言ってくるから」


「・・・マンションまで送るよ」


一樹が上着を着て玄関に出てくる。


「ごめんね、お休みだったの?今日」と明希は聞いた。


「うん、そうだから気にしないで」


「一樹君」と明希は一樹の手を両手でつかんだ。


「絶対絶対ね、バンドから外れないで。私、一樹君が好きだから」


そう言ったら一樹が驚いた顔で明希を見た。それから「ん・・・ありがとう」と小さく言った。


 


一樹の車でマンションまで着いた。明希はもう一度一樹を見つめて言った。


「自分から絶対やめないでよ。やめたら私が引っ張り戻すから」


そう言ったら一樹が少し寂しそうな笑顔を作った。


「明希さん、無理しないでよ。俺はいいんだから」


「ダメ!絶対よくない」


「・・・・・・」


「じゃあ、また会おうね」


「明希さん、そんなにしてくれたら期待しちゃうんだよ?男は」


「期待して」


「あー・・・それじゃなくて」


「何?」


「いや、いいよ。大丈夫、自分からやめたりしないから。それにラインはするよ」


「うん、約束ね。また会うって」


「うん・・・」とまた切なそうな表情を一樹が作った。


車を降りて明希は一樹に手を振った。マンションの入り口に入りエレベーターに乗る。


(絶対、やめさせない)


何だろう・・・自分は初めて利成に向き合おうとしているような気がした。今まではずっとどこか遠慮してた。だから何でも利成の言う通りにしてきたし、それは嫌ではなかった。


(でも・・・女性のことは・・・)


利成の女性関係に関しては飲み込めてなかった。どうしても消化不良を起こし、何かあるごとに顔を出すのだ。


だから本当の意味で昇華しなければと思った。部屋について鍵を開けて入る。廊下を歩いてリビングのドアを開けたら、ダイニングテーブルで仕事用のパソコンを開いて何かを打ち込んでいたらしい利成が顔を上げた。


「おかえり」と普通に利成が言った。明希も普通に「ただいま」と言った。利成がまたすぐにパソコンに目を落とす。


明希は利成のその姿を見つめながら、自分は何と戦おうとしているのだろうと思った。利成の言う通り、全部自分の中にあるフィルターのせいなら。ここにいる利成は一体誰なんだろうと思った。


あのセロハンで見た世界のように、映しだすこの世界はいつでもすぐに変化してしまい、不安定で儚いものだと明希は思った。

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