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桔梗公園には言い伝えがある。

それは子供の脅し文句みたいな感じで使われてたんだ。

____18時に桔梗公園に行ってはいけない。隠し神様に連れて行かれてしまう。_____

そう。隠し神ってどんなものか想像できるか?

ある日、子供たちは好奇心に駆られて18時に桔梗公園に行ったんだ。

夕日に照らされる公園はすごく不気味な雰囲気で、怖くなった一人の子供が「帰ろう!」と言ったとき生暖かい風と共にそれは現れた。

長い髪で顔は見えず、手足は不自然な方向に曲がっているのにこちらへ歩いてくる。

誰も動けず隠し神から目を離せなかった。

『ワタシ…コドモ…ドコ…』

小さな声で子どもたちに話をかけてきたんだ。

一人の子が

「知らない!!」

って言うと隠し神はさっきとは比べ物にならないぐらいの速さでその子の目の前で止まった。

『ウソツキハ…ワルイコ……。』

長い髪の下にあったのは________。

お腹に縦に裂けた大きな口があったんだ。

声を出すよりも早く、隠し神の言葉に答えた子供は一瞬にして頭がなくなったらしい。

隠し神の気味悪い笑い声を合図に見ていた子供たちは返り血に染まりながら逃げて帰った。

そんな話。

俺も最初は噂か作り話だと思ってた。

けど、違うみたいなんだ。

その当事者の子供たちが隠し神に呼ばれてるっていうんだ。


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