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いざダンジョンへ!

PV数が増えてきて嬉しい限りです!直近では一日あたり200を超え出し、順調なスタートを切ることができていると思います!

いつも見てくださっている皆様には感謝しきれません!今後とも私とこの作品をよろしくお願いします!

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名称:未設定

種族:狼/氷族

LV:1

ステータス

HP:8/8 MP:13/13 

ATK:4 DEF:5

MAT:5 MDF:4


アビリティ:【闘争本能】

戦闘を行う相手が恐怖に陥りやすくなり、逃走しづらくなる。

自身が対象に攻撃を浴びせるたび、対象の恐怖心を増幅させる。また、恐怖が一定以上に達した対象はパニックに陥る。


アビリティ:【冰界の従属】

氷属性のスキルを使用する場合、消費するMPを軽減する。また対象を凍結させた場合の持続時間が増加する。


スキル:【氷弾】

MAT×120%のダメージを与える。また50%の確率で対象に状態異常『凍結』を付与する。

消費MP:3

属性:氷

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「LV1にしては十分なスキルだし、強力なアビリティも持ってる。ちゃんと育てばお前にとって最高のパートナーになれるんじゃないか?」

「そう言ってくれて嬉しいよ。…ちゃんと秘密にしてくれるよな?」

「当たり前だ。親友がいい意味で有名人になるのは良いが、なにかと悪い意味で有名人になりそうだからな。俺は秘密にするぞ。ただお前から言いふらすんだったら知らん。」

「その時は構わないさ。まぁ頼んだよ。」

「ちなみに知ってると思うが、アビリティはよっぽどのことがないと変化しないし、スキルだって成長する過程に習得できるが最大でも4個までだ。人間と変わらないから取得するスキルはしっかりと選ぶんだぞ。」

「わかってるって。」


ちなみに魔石をもらったのはこの子を強化するためでもある。魔石は多くのモンスターが持っており、ダンジョンから帰ってきた探索者が持っているものの中でダントツの数を誇る。


そのため多く研究されてきたのだ。その結果、モンスターはダンジョン内で殺し合いをしている可能性が高く、その原因の根幹は魔石だという話らしい。


なんでも強力なモンスターになればなるほど、魔石の大きさは大きくなり内包されている魔力も多いらしい。


これ自体は俺も働いている関係で知ってはいるのだが、初めて知った時の衝撃は今でも思い出せるくらいには強烈だった。


そして昨日…俺はそのことを思い出して、上司に頭を下げたというわけだ。


「てかお前この子の名前は決めないのか?よくファンタジー小説じゃ名前をつけてるだろ?」

「思いつかないんだよ‼名前が‼いい感じの名前が頭に出てこないの‼」

「わかった‼わかったから落ち着けって‼ふぅ…俺も一緒に名前を考えてもいいか?」

「構わないけど…つけるならいい名前にしてくれよ?」


ちなみに魔石をあげてみるとペロペロと美味しそうに舐めた後、口の中に放り込んでいた。魔石って甘いのか?それとも美味しいのか?俺にはわからなかったけど、好みにあったようで何よりだ。


「…良い感じのを思いついたぞ‼」

「おっどんなのだ?」

「ルゼル…なんてどうかな?特段名前の意味はないんだけどね…」

「ルゼル…うん。良いね。この子の名前はルゼルにするよ。」


ルゼル…それがこの子の名前だ。

この子がどんな方向に成長するのか、今から待ち遠しい。


「はぁ…何か疲れた。俺はこれから作業に戻るけど、お前はダンジョンに行くんだろ?ちゃんと装備はつけろよ?生身だと死ぬからな。」

「わかってるよ。というかダンジョンを生身で行く人なんてそういないでしょ。自殺志願者じゃないんだからさ。」

「ははっそれもそうか‼まぁいい。さっさといってくるんだな。」


彼はそう言い、彼自身の持ち場へと戻っていった。

俺は彼の事を見送った後、ダンジョンの入口へと歩を進めた。


ちなみにちゃんと装備は着ることにした。ここでは装備のレンタルも行っており、俺はそこで装備をレンタルした。


ちなみに装備の性能としては、非常に一般的なものとなっていてこのダンジョンの一層程度であれば攻略することが可能なくらいの性能になっているようだ。


とはいえレンタル料とここのダンジョンで稼ぐことのできる金額を考えると…正直利益を出すのは相当難しいだろう。


ちなみにここだけの話、レンタル料はどこも諭吉さんが5枚位飛ぶくらいの金額だ。…まぁ武器を持っていなくてもダンジョンに挑むことができるという点を考えればしょうがないだろう。


「さてと…まずはちゃんと装備の確認だな。具体的な性能は知らないけど、もし不良品だったりしたら大変だからな。んまぁそんな事ないとは思うけど。」


俺の心配は杞憂だったようで、何も問題はなかった。

強いて言うならレンタルの防具だからなのかはわからないけど、もう少し脱臭をしたほうが良いんじゃないか?


臭いって言うわけではないけど…人によってはすごく気にするようなものだと思う。


「さぁて…まずはこの環境に慣れてもらうところから始めないとね‼おいで。」


まだダンジョンの入口なのだが…どうにもルゼルは入りたくないようだ。

どうしてなのかはわからないけど、無理をさせたいわけじゃない。


「なにか嫌なのかな…もしかしてこの防具が嫌だったりするのかな?」


試しに防具を脱いでバッグの中にしまってみると…ルゼルは鼻をクンクンと動かした後、俺の元へとかけてきた。


この瞬間、防具をレンタルした意味がなくなった。


「そっか〜防具が嫌か〜しょうがないな。この子の成長のためと思えば、身の安全くらい犠牲にしてやろうじゃないか‼」


そうして俺は、ダンジョンの奥の方へと歩いていった。









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