表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/3

鉄と血こそ彼の物

さて、どうしようか。


王道のはずの近くの国、村、道でファーストコンタクトが無理だぞ。


すぐそこには激戦地。


そして自分には戦う為の力、ロボットがある。


つまり……戦えと?


ここで選択を間違えたら死亡フラグ立たない?自分もう働くのや〜よ(嫌だよ)


「……仕方ない。やるか」


早速ロボットに乗り込む。


ロボットは現在 全高:2m 重量:2t らしい。


ロボットとゆうよりかはバトルスーツみたいなもので、重厚な装甲。露出された動力パイプ。目の無いのっぺらぼうはまさにロボット。


こっから進化していくのだから楽しみだ!!


「起動は……これか」


背中にあるボタンらしき所を人差し指で押し込んでみた。


すると背中がプシューと中の空気が抜ける音と共にパックリと開き、シリコン製のスーツの中を見せてくれた。


ここで俺は感動のあまり一回気絶。


復活して中に入り、シリコンの柔らかさ。そして新品特有なのかは知らないが、特有のゴム臭さ。


それを嗅いだ俺は一瞬で気絶した。


またすぐに生き返ると流石に慣れてきた俺は全部の体を中へ入れると自動で起動し始めた。


《―HBM― ON LINE》


《パイロットデータを認証中……確認》


《ようこそ、十六夜雨継(いざよいあまつぎ)


「オゥフ……」


気絶しながら脳裏に焼き付けた起動シーンは一生物になった。ありがとう………禿げたじいさん。


『始めましてマスター。私はHBM総合統括司令回路であるロロと申します。以後お見知り置きを』


「………」


『……あの、どうかされまし「しゃ……」…しゃ?』


「シャベッタアアアァァ!!?」


『!!?!??』


気絶4回目。


そろそろアウトになるので普通になろう。


「俺は十六夜雨継。よろしくな」


『急に元に戻らないでください……怖いです』


怖がられた(泣)


『一体何回気絶を繰り返したら気が済むんですか?』


「そりゃ……気が済むまでさ」


『???』


あ、こりゃ駄目だ。頭破壊される。


ヤバい。超興奮する。ロボットで人工知能付きでほぼ人間とかもう好きになる以外ないじゃない!?


は〜好き……ダイチュキ……


『マスター。今はそんな事より早く戦闘に加わりましょう。今が一番良い所ですよ?』


「ハッ!そうだった。いや、でも敵味方の識別できてないじゃん」


『とりあえずどっちに着くか撃ってみます?』


「運試し?」


『ええ、見事ジャックポットを引き当ててくださいね』


「任せろ!!俺はこう見えても悪運だけは強いんだ!!……で、武器は?」


《R:ウェポン パージ》


『右側の格納庫にライフルがあります。それを単発(セミ)にして撃ちましょう』


右側の格納庫とゆうのは右腰のライフルらしく、短い単身のアサルトライフルみたいだ。


「……さて、この世界で最初に殺られる名誉ある奴はだ〜れだ!!」


《FIRE》


転生して初めての一発目。


初弾が当たったのは……誰だ?人混みが多すぎてわからん。


しかし、ロロはわかったらしい。


『……命中を確認』


《敵味方識別情報を展開。出力を戦闘(コンバット)モードに変更。PLP制限(ロック)解除》


画面に緑色と赤色の識別情報が展開され、HBMと言うらしいコイツのモーター音も激しくなってきた。


「お!キタキタ!!コイツ等を殺れば良いんだな?」


『ええ。行きましょうマスター』


「了解!」


始めましての挨拶をしに二人はその場から飛び去り、戦場へと向かっていった。


………もうわかっているだろうが、この主人公。ヤバい奴である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ